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2017年2月 4日 (土)

稲田防衛相と「狂犬」マティス米国防長官

Yahooニュースに、こんな記事があった。
長い!いらない!」稲田防衛相の答弁打ち切り
 稲田朋美防衛相が2日の衆院予算委員会で、共産党の笠井亮議員の質問に、ほとんど関係ない答弁を続けたとして、浜田靖一委員長から答弁を「強制終了」されるひと幕があった。
 浜田氏は、稲田氏と同じ自民党議員であるだけでなく、防衛相経験者。要領を得ない後輩大臣の答弁内容に堪忍袋の緒が切れたのか、「(答弁が)長い!」と、いらだつシーンもあった。
 稲田氏への質問は、昨年末、沖縄県で起きた米軍のオスプレイ事故に関し、米軍の最終的な事故調査報告書はいつ出されるのかという内容だった。「いつ」を問われた稲田氏だったが、「飛行安全の確保は大前提」などと答え、「質問に答えていない」と、早々に笠井氏に指摘を受けた。
 その後、「通常は、数カ月を要する」「6カ月以内とされている」と答えたものの、原因究明の調査が終わらないうちに、日本側は飛行を認めたのではないかと指摘された稲田氏は、「防衛省でも独自に分析している」と主張。さらに追及されると、「防衛省における分析と評価を、8項目に分けて具体的に申し上げます」と発言。「第一に…」と、答弁書の棒読みを始めた。
 野党は「答弁妨害だ」「8つも話して、だめでしょう」と猛反発。当初は、答弁を認めていた浜田氏も業を煮やし、第2項目の段階ですでに、「大臣、簡潔に願います」と要請したが、稲田氏は答弁書の朗読を強行。浜田氏による「簡潔に」の要請は、3度にわたった。
 笠井氏や野党は「委員長、こんなことはだめだ」と、猛反発。浜田氏もさすがに、「第7」の項目の段階で「大臣、長い。あまり長いと止めますよ」と、最後通告した。
 それでも「最後に…」と8項目目を読み切ろうとする稲田氏に、浜田氏は「最後はいらない!」と、ついにぶち切れた。稲田氏が、すべてを読み終える少し前に、「はい、そこでやめましょう」と、答弁を打ち切らせた。
 浜田氏は、質問とは無関係の答弁を延々と続けた稲田氏に、「大臣、ひと言申し上げます。質問に答えてください。終わります」と異例の通告。「はい、あの、委員長…」と主張する稲田氏には取り合わず、笠井氏を指名した。
 笠井氏は「私は、真剣に議論をしている。かみ合った議論をしてほしい」と、苦言を呈した。」
(2017/02/02付「日刊スポーツ」ここより)

国会答弁での狼狽ぶりが有名な稲田防衛相だが、また・・・
タイムシフトレコーダーで、その場面を再生してみた。なるほど・・・。しかし、NHKの中継は、発言している人のマイクしかONになっていないため、笠井氏や、浜田委員長の発言はほとんど聞き取れない。ヤジも含めて会場全体の集音も必要である。

それにしても、あまりに素人大臣の言動は目に余る。
現在の「第3次安倍再改造内閣」には、高市総務大臣、丸川五輪相と合わせて3人の女性大臣がいるが、3人とも良く分からない。その中で、突出して悪い意味で目立っているのが、この稲田朋美防衛大臣だ。
上の記事ではないが、とにかく自分の言葉で語らない。答弁書の棒読みで時間稼ぎをして、それで答弁していることにしている。何か声を出していれば、逃げられると思っているらしい。
170204poster 前に自衛官募集ポスターで「少々頼りないですが」と“本音を書いて”問題になった事があったが、現場の自衛官が気の毒になってしまう。
「バカンス風のド派手な衣装で現れ、ヒールのある靴で護衛艦内を闊歩されてもねえ。そのくせ、国会で野党から追及されたら半ベソをかく。とても命を預けようという気にはなれません。・・・」(ここより)

話は変わるが、今日(2017/02/04)、昨日来日したマティス米国防長官が、稲田防衛相と会談したという。日本として恥ずかしいくらいのボロボロの女性大臣に対して、相手は狂犬170204inada と言われるバリバリの軍人。日本の恥の上塗りにならないかと心配したが、所詮セレモニー。
国防長官は、昨日ちゃんと総理大臣と会談して目的は終わっている。アベ君もそれは百も承知。国防長官はオトナなので、対応はちゃんとしてくれる。相手がトランプ大統領なら「お前はクビだ!」と言われてしまっただろう!?

そんな稲田氏が起用された背景は、「安倍晋三首相は8月3日に行う内閣改造・自民党役員人事で、稲田朋美政調会長を重要閣僚に起用し、石破茂地方創生担当相を閣内に残留させる意向を固めた。石破氏に地方創生担当相を続投させるか、他のポストに横滑りさせるかは今後検討する。
 首相が「将来の首相候補」と見据える稲田氏は、第2次安倍内閣で衆院当選3回(当時)ながら行政改革担当相に抜擢。その後、政調会長に起用された。」(
2016/07/31付「産経新聞」ここより)とか・・・

そう言えば、当時、将来の首相のために、今回は防衛を勉強するため・・・とか報道されていたっけ。
トップが後継者を育てることは、大きな役割だが、アベ君もここまで「はぐらかす」ことをマネされてもね・・・・。

そもそも大臣なんて、実務能力の無い人がなる事は日常茶飯事。でも、野党の女性議員の首相を相手に丁々発止する迫力に比べ、あまりにお粗末。
国民として、世界に対してみっともない大臣は、早々にお引き取り願いたいものだが・・・

170204daiza <付録>「ボケて(bokete)」より

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