「年賀状」もそろそろ卒業?
今年もそろそろ年賀状の季節。郵便ポストも年賀状専用のクチも出来た。
それで、今年から、年賀状を少し絞ろうかと思っている。これには幾つか伏線がある。
このことについて、前に2つ、記事を書いた。2012年1月の「親戚付き合いに思う~ある寒中見舞いから」(ここ)、及び2014年1月の「賀状卒業」宣言~叔父の寒中見舞い」(ここ)だ。
この叔父は、先日亡くなった(ここ)。
実は、昨年の年賀状で、1つ年上の元会社の人から、こんな賀状を頂いた。曰く・・・
「私も古希を迎え、先人方に習い誠に勝手ながら、年頭のご挨拶を本年をもちましてご遠慮させていただきたく存じます。よろしくお願い申し上げます。」
この文面には少なからずショックを受けたが(まだ若いので)、時間と共に、妙案だと気が付いた。それで、今年は自分もマネしてみようかと・・・・
そもそも年賀状は、「まだ生きているよ」コール。しかし、何と惰性で行っていることが多いことか・・・。学生時代からのやりとりもまだあるが、会社時代のやりとりをズルズルと続けている事が多い。そして、それがあまり意味のないことが多いのだ。
つまり「生きてるよ」コールさえも、あまり意味が無い・・・・
学生時代の数人は、卒業以来、50年近く一度も会っていない。でも印刷した文面でやりとりをしている。会社関係の数人も、単に立場で年賀状を出していたが、今後も会うことがない関係が分かっていながら、惰性で止まらない・・・
それで、「生きてるよ」コールさえも要らない数人に、「今年で止め」を追記しようかと思っている。
それで、Netでググってみると、その文例も載っている。
「私も高齢となり、先輩方(先人がた)に習い誠に勝手ながら、年頭のご挨拶を本年をもちましてご遠慮させていただきたく存じます。
よろしくお願い申し上げます。」
「毎年頂いておりました年始のご挨拶ですが、寄る年波を感じるに至り、誠に勝手ながら本年を持って年始(年頭)のご挨拶を控えさせていただきたく存じます。
どうか悪しからず御了承いただけますようお願い申し上げます。」
・・・・
何のことはない、1年前にもらった文面は、これと同じだった。
しかし、止める挨拶文はなかなか難しいらしい。
サイトによっては「相手に不快な思いをさせないで辞めるということは難しい」ので「年賀状にお断りの文面を入れることは避けましょう。」というのもある。
そもそも「年賀状を止めるのにわざわざお断りの挨拶を入れる必要はありません。」というのだが、止める時は、どのように止めるかだ。
年賀状を貰っても、こっちから出さなければ、2~3年で来なくなって止まる。この方法と、年賀状に「今年限り」と入れてしまうか?
結論として、今年は10人ほどに「今年限り」の挨拶文を入れようと思っている。貰っても出さない、というよりも、「来年から出さないので、そっちも出さないでね」の方が良い気がして・・・
メールで賀状をくれる人もいる。これも、メールで返せば良いのだろうが、今のところ年賀状を出している。これにも挨拶文を入れよう。
今日の新聞に、ハガキの郵便料金の値上げの話が載っていた。
「はがき52円→62円 3年ぶり値上げ、来年6月から
日本郵便は22日、2017年6月1日から、はがきの郵便料金を10円値上げして、62円にすると発表した。値上げは、14年に消費税が5%から8%に増税されたのを受け、50円を52円にして以来、3年ぶり。消費増税時を除くと、1994年に41円を50円にして以来23年ぶりの値上げだ。
定型の封書は据え置き、定形外郵便物は最大150円値上げ。年賀はがきは、12月15日~翌1月7日に投函(とうかん)されるものは52円で据え置く。19年10月に消費税率が10%に引き上げられれば、改めて全体的に値上げする方針。今回据え置かれた年賀はがきの料金などは今後上がる可能性がある。
値上げは人手不足による人件費の上昇が主な理由。15年度の郵便事業は全体では黒字だが、はがきは294億円の赤字。値上げで約300億円の増益を見込む。値上げしなければ、17年度に全体が赤字に陥る見通しだった。(上栗崇)
■郵便料金はこう変わる
はがき 52円→62円
往復はがき 104円→124円
定形外(1~2kg) 870円→1020円
ゆうメール(同) 460円→560円
定型郵便(25g以内) 82円で据え置き
(2017年6月から。年賀はがきは12月15日~翌年1月7日に差し出した分は52円で据え置き。19年10月の消費税増税に合わせてさらに料金値上げの方針。今回据え置き分も値上がりの可能性がある)」(2016/12/23付「朝日新聞」p34より)
年賀状の郵便料金も、我々年金生活者にとってみると、バカにならない。束になって配達されるのに、通常の郵便物と同じなのが解せない。
年賀状も、仕組みがハガキなので、区別を付けるのが難しいからなのだろう、と思っていた。しかし上の記事を読むと、来年の値上げでは、「12月15日~翌年1月7日に差し出した分」として年賀状を区別するそうだ。だったら、手間がかからない分だけ、むしろ安くするべきでは?
ともあれ、生活規模をダウングレードしていかないと、収入に追い付かない。
今日も、カミさんのリクエストで、2014年末時点での貯蓄と、2015年末時点での、貯蓄を計算した。「全財産÷年間減額分=今後の生活可能年」となるワケだが、今日の計算では、あと20数年は我が家も破産しないで済みそう・・・。
でも賀状も含めて、規模縮小を図らねば・・・・
何ともミミッちい年の瀬である。
あまり関係無いが、今日で我が家の愛犬メイ子も14歳になった。ハート型の犬用のケーキを買い、「Happy Birthday to you」を歌った。
人間なら72歳に相当・・・。
人の14歳といえば、中学生か・・・。心臓に爆弾を抱え、下痢をしながらも頑張っている。 「いつまで元気でいるんだ?」と聞いても答えない。獣医さんから貰う心臓や下痢止めも、保険が効かないのでバカにならない・・・。
皆、歳を取ってきた我が家なのである。
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コメント
メイ子ちゃん、14歳のお誕生日おめでとうございます!
卒年賀状 ~私は古希を前に昨年
正に卒年賀状の挨拶を寒中見舞いに合わせて出しました。同じことをなさる方がいるものと意を強く致しました。
亡夫現職中は、
もともと悪筆の私、世間の儀礼に囚われない、かつ無精者の夫の故に年賀状は一切出さない主義でした。それでも心ある人は?一方的に賀状をくれました。何かしら人に見せるべき技量を有する人たちでした。達筆、画才、日常の達成感など~。海外旅行をしたとか名山に登ったとか~。
何を血迷ったか 63歳のクラス会を期に賀状デビュー(筆ぐるめのお助けを得て)
しかし古希を前に一切が空しくなり「いち抜けた」の気分に襲われました。クラス会で過去談や現在の充実を語り合う仲間とも距離を置き隠遁生活さながらも悪くないものです。
【エムズの片割れより】
最近、けっこう流行っているようですが・・・
投稿: りんご | 2016年12月24日 (土) 07:28