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2016年11月15日 (火)

さだまさしの「防人の詩」

昨夜は、「スーパームーン」だったが、曇っていて見えなかった。
実はウチのカミさんが「スーパームーンだ!」と騒いでいる。幾ら68年ぶりのスゴイ「スーパー161115tuki ムーン」だと言われても、皆既日食ほどにはインパクトがない。
次回は2034年で18年後なので、「お互い生きていない!?」と言われて、メイ子と一緒に庭に出た。庭から雲間に見える月は、14%大きく、30%明るいと言うが、まあ言われてみれば、そうかな・・・
カミさんは「自分は月」だという。すると自分は太陽!?テレちゃうな・・・・
(上の写真は、さっきカミさんが、自宅の洗面所から撮ったもの。9時25分過ぎの時計も写っている。我が家は、洗面所から空が見える。しかし、ガラスが汚れているので、鮮明には見えない。)

それはそれとして、久しぶりに月をボヤッと見ていると、悠久の時を感じさせる。相変わらず、何にでもお願いをするカミさんは、家族の色々を月にまで頼んでいた。

こんな歌を思い出した。さだまさしの「防人の詩(さきもりのうた)」である。

<さだまさしの「防人の詩」>

「防人の詩(さきもりのうた)」
  作詞・作曲:さだまさし

おしえてください
この世に生きとし生けるものの
すべての生命に 限りがあるのならば
海は死にますか 山は死にますか
風はどうですか 空もそうですか
おしえてください

私は時折
苦しみについて考えます
誰もが等しく 抱いた悲しみについて
生きる苦しみと 老いてゆく悲しみと
病いの苦しみと 死にゆく悲しみと
現在の自分と

答えてください
この世のありとあらゆるものの
すべての生命に 約束があるのなら
春は死にますか 秋は死にますか
夏が去る様に 冬が来る様に
みんな逝くのですか

わずかな生命の
きらめきを信じていいですか
言葉で見えない 望みといったものを
去る人があれば 来る人もあって
欠けてゆく月も やがて満ちて来る
なりわいの中で

おしえてください
この世に生きとし生けるものの
すべての生命に 限りがあるのならば
海は死にますか 山は死にますか
春は死にますか 秋は死にますか
愛は死にますか 心は死にますか
私の大切な 故郷もみんな
逝ってしまいますか

海は死にますか 山は死にますか
春は死にますか 秋は死にますか
愛は死にますか 心は死にますか
私の大切な 故郷もみんな
逝ってしまいますか

wikiによると、この歌は、映画『二百三高地』の主題歌であり、1980年7月10日にシングルが発売されたという。もう36年も前の歌だが、心に残る・・・・
wikiによると、「なお一時期、4番の歌詩の一部を変更して歌っていた。」というので、Youtubeで聞いてみると、確かに4番の「去る人があれば 来る人もあって」という部分が「行く人があれば 来る人もあって」と歌っていた。
しかし、相変わらず哲学的な詩だ。wikiによると、
「歌詩は『万葉集』第16巻第3852番に基づいて作られている。
鯨魚取 海哉死為流 山哉死為流 死許曽 海者潮干而 山者枯為礼
鯨魚(いさな)取り 海や死にする 山や死にする 死ぬれこそ 海は潮干て 山は枯れすれ
大意:海は死にますか 山は死にますか。死にます。死ぬからこそ潮は引き、山は枯れるのです。」

だというが、浅学の自分には良く分からない。しかし、何故か沁みる・・・・

ぼやっと大きく輝く月と、流れる雲を見ながら、目の前を矢のように流れる“時間”というものを、つい考えてしまった。

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コメント

エムズの片割れ様
久しぶりに聴く防人の歌
思わず涙が込み上げてきました。
「私は時折
苦しみについて考えます
誰もが等しく 抱いた悲しみについて
生きる苦しみと 老いてゆく悲しみと
病いの苦しみと 死にゆく悲しみと
現在の自分と」
今の私そのものです。
36年も前に私よりお若い「さだまさし」が
何と哲学的な。
当時も心囚われた歌でしたが、ただ歌詞の表面をなぞるだけでした。
今は一語一語が心に染みます。

さて昨夜のスーパー十六夜はみちのくの我がベランダからも見えました。
ちょうどエムズ様の写真と同じような月でした。明るさに驚きました。
我が家の隣接地は竹藪です。普段は狸、雉、などが出入りしているが、昨夜はどこからともなく「かぐや姫」が忍んで来て「月よりの使者」を待っているのではと思えるほどの尋常でない明るさでした。無事に月に帰れることをそっと祈った「りんご」なのでした。

【エムズの片割れより】
さだまさしは、若い頃から哲学者。落研出身のあの風貌からは想像出来ませんが・・・

投稿: りんご | 2016年11月16日 (水) 08:43

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