さだまさしの「生生流転」
ひょんな事から、昔買ったさだまさしの楽譜を手にしている。
本棚に、その他の楽譜集と一緒に、ずっと鎮座していたもの。数十年ぶりに手にして、ページの順に聞いてみた。
この楽譜は、ドレミ楽譜出版社発行の「ギター弾き語り集 さだまさし べスト・ソング」という本。
昭和62年7月20日発行で、その直後に買っていた。
本の背表紙に「グレープ時代の作品から最新シングルまで、さだまさし珠玉のベスト61曲を収載」とある。
さだ作品で、自分の好きなのはほとんどが初期の作品なので、その大部分が載っていた。
改めて聞いたなかで、改めて感じた曲がこれ・・・
<さだまさしの「生生流転」>
「生生流転」
作詞・作曲:さだまさし
ああ あたりまえに生きたい ささやかでいいから
ああ 前のめりに生きたい ひたすら生きてゆきたい
鳥は空で生まれて 魚は海に生まれたのなら
時間と呼ばれる 長い長い河の中で
きっとわたしは生まれた
生きるという奇蹟を 思い切り信じて過ごしたい
喜びと悲しみと 憎しみと愛と死を
つまづき乍らでいいから いつくしむ人になりたい
ああ あたりまえに生きたい ささやかでいいから
ああ とても優しくなりたい 素直に生きてゆきたい
道に迷い苦しみ 時には人のそしりを受けて
それでも笑って 胸張って生きられる程
強く強くなりたい
こんな小さな生命 それでもわたしにたったひとつ
逃げたあと悔やむより 悔やまずに血を吐いて
ひたむきに歩ける程 勇気とちからが欲しい
ああ あたりまえに生きたい ささやかでいいから
ああ 前のめりに生きたい ひたすら生きてゆきたい
ああ あたりまえに生きたい ささやかでいいから
ああ とても優しくなりたい 素直に生きてゆきたい
ああ あたりまえに生きたい ささやかでいいから
ああ 前のめりに生きたい ひたすら生きてゆきたい
ああ あたりまえに生きたい ささやかでいいから
ああ とても優しくなりたい 素直に生きてゆきたい
wikiで見ると、この歌は1981年9月25日にリリースしたシングル曲で、映画「長江」主題歌だそうだ。
自分は、「昨日達」というCDを買って以来、良く知った曲だが、歌詞を改めて読むと、何とも哲学的で、「雨ニモマケズ」を思い出す。
そして楽譜で音符を追いながら聞いていると、改めて新鮮に聞こえる。そして自分には不得意な、詩の内容も良く分かる。
ついつい何度も聞いてしまった、さだまさしの名曲である。
| 0
コメント