「人もペットフード食べられる?」~最近のメイ子
先日、ペットフードについて、こんな記事があった。
「(ののちゃんのDO科学)人もペットフード食べられる?
■安全だけど、とっても薄味なの
ののちゃん 昨日おかあさんがおやつの用意を忘れて、晩ご飯までおなかぺこぺこだったよ。
藤原先生 あらあら、つらかったわね。
のの それでポチのところ見たらドッグフードがあって、クッキーみたいでおいしいかもって思ったの。今度、食べてみようかな。
先生 おもしろい発想ね。それでは真面目に考えてみましょう。犬や猫のペットフードにはどんなものがあるかしら。
のの さっき言ったクッキーみたいなのと、缶詰かな。 先生 そうね。主にドライとウェットという2タイプに分かれるわ。原材料を乾燥させて混ぜたのが水分10%以下のドライ、缶やアルミパウチに入れて殺菌したのが水分75%ぐらいのウェットね。水分が中間のものや間食用の製品もあるけど、総合栄養食という主食になるのはペットフードはドライかウェットが多い。飼い主は保存のしやすさやペットの好みを考えて選べるわ。
のの 人みたいにご飯とおかずじゃなくて1種類でいいの。
先生 総合栄養食の原材料は、トウモロコシなんかの穀物や肉、魚なの。三大栄養素の炭水化物、たんぱく質、脂肪がすべて含まれていて、ビタミンなんかも加えているから、基本的にはそれだけを食べて栄養がまかなえるの。安全についてもペットフード安全法で、添加物の基準値や有害物質の禁止、問題があった時にどこの原材料を使ったか、さかのぼれるように記録することが定められているのよ。
のの 栄養満点で安全って、すごい食べ物だね。じゃあ明日食べてみようっと。
先生 ちょっと待って。私たちと犬、猫が必要としている栄養の割合は違うの。もともと肉食だった犬や猫は、人よりもたんぱく質が多く必要なのよ。ペットフードは種類に合わせて配合が考えられているのよ。
のの 人にとって栄養バランスが良くなくても、食べる分にはいいんじゃないの。
先生 犬や猫は人と違って汗をほとんどかかないから、塩分をあまり必要としないの。1日に必要なのは人の3分の1ぐらいで、ペットフードは塩分も考えて作られているわ。もしペットフードを食べるなら、例えば味付けしていない肉や野菜を食べることを想像してみて。
のの うーん、あまりおいしくなさそう。食べるの止めようっと。
先生 そのぐらいの薄味が犬や猫にはちょうどいいの。反対に、人と同じハムやお菓子なんかをペットにあげるのは塩分や糖分のとりすぎになって、心臓や腎臓に悪いのよ。
のの 人とペットそれぞれ食べ物を分けてる方が、お互い気持ちよく健康になれるんだね。(取材協力=石山恒・ペットフード協会長、構成=野中良祐)」(2016/09/03付「朝日新聞」p5より)
ウチの愛犬・メイ子(本名メイリー:ヨークシャテリア)は、このところ、明確な「食べない日」がある。それが段々と頻繁に発生する。前は、「食べない日」になると、胃腸の薬を飲ませたり、色々と心配した。しかしこの頃は、こっちも慣れてきて、「今日は食べない日だって!」・・・・
前は、幾ら食べない日でも、朝か夕のどちらかは少し食べていた、しかし、昨日なども、水以外は一切食べない。でもウンチはする。それが極端。食べない日の次の日は、猛烈に食べる。今日もそうだ。我々の食卓に手をかけて、「キャン」という。「もっとくれ!」の合図だ。 いつもは、細く切ったキュウリをあげるのだが、今夜からその量を絞る事にした。結局、原因は食べ過ぎかなと・・・。
つまり「食べない日」の次の日は、猛烈に食べるため、結局食べ過ぎで、また調子を狂わせ、また「食べない日」に・・・。
エサも、まったくもったいない。カリカリだけなら、一日置いておいても良いが、カンヅメを開けたフードは、やはりあまり置いておけない。
このカリカリには一体何が入っているのだろうと、前から疑問に思っていたが、その解が上の記事らしい。人間が食べても、毒ではないが、味がないのでおいしくはない。
まあ当然だ。動物の食べ物は自然のもの。塩分などもってのほか、なのだろう。
思えば、昔は犬の食べものと言ったら、残り飯に味噌汁をぶっかけたものだった。今考えると、塩分の採りすぎで、良くない。
我が家でも、「くれくれ!」と言う時は、キャベツなどサラダをあげる。でも心臓が悪いので、塩分や糖分には気を付けなければ・・・。メイ子は心臓病と胃腸炎の持ち主なのである。
そのメイ子も、年末で14歳になる。「10年一昔」からすると、良く生きてきた。でも動作はすっかりスローになってきた。前は、散歩に行った時、広場でボールを投げては取ってきたものだが、それが出来なくなって久しい。前は1時間の「大回り」の散歩に良く行ったものだが、それも絶えて久しい。最近は、もっぱら近場の散歩。ねぐらは、出窓。最近は、いつも同じ場所にいて、我々を見下ろしている。元気がある時は、テレビに犬が映ると、ダッシュして吠えかかるが、元気の無い時は、黙って見ている。
夜は、前はカミさんの隣で寝ていた事もあるが、最近は、一緒に行っても直ぐに降りてくる。
夜中に1階と2階を行き来するので、危ないからと階段に常夜灯を付けたのは、昨年末だった。つまり、最近の衰えが早いということか?
前に旅行に行こうと、いつも行っている獣医さんに、預かってくれるか聞いた事があった。すると、病気(心臓と胃腸)を持っている犬は預からないという。飼い主不在の時に、何かあったらトラブルになるからだろう。
仕方がないのでメイ子に聞く。「メイ子~~。いつまで元気なんだ?~」。もちろんメイ子は答えない。つまりは、メイ子が元気なウチは、我々の旅行はお預け・・・・。
そろそろ、何かあった時にペットロスにならないように、我々も今から心構えが必要かも・・・
超然とした、我が家の老犬・メイ子ではある。
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