両面テープのふすま貼りは、雨の日に行うべし
先日、和室のふすま貼りをしたのだが、雨の日にシワシワが発生して失敗したので、今日、そのやり直しをした。結論は、「両面テープタイプのふすま貼りは、雨の日に行うべし」。
ホームセンターで売っているフスマふすま紙には、色々なタイプがあるが、枠を外さず、元 のふすま紙を剥がさなくて良いというので、「帳面テープタイプふすま紙」を買った。両面テープがセットになっている。用具として、「竹ベラ」と「ローラー」も一緒に買った。
やり方は簡単で、引き手を外してから、周囲に添付の両面テープを貼り、中央から外に向かって貼っていく。そして周囲を竹ベラで折り目を付け、後はカッターで余分な紙を切り落とすだけ。出来たら、1枚あたり40~50CCの水を霧吹き。それで乾くとピンと張る。
なるほど・・・・。それで、和室の入り口のふすま裏表と、押入の2枚の計4枚を貼った。
慣れてくると早い。しかし問題は霧吹き。左のように、大丈夫かな?と心配するくらい、ナヨナヨになる。でも乾くとピンと張るので宜しい。
ここからが本題。何と、雨の日にカミさんが「シワがよっている」と言う。ナヌ?と見ると、確かにシワ・・・。我が家の和室の入り口は、玄関の直ぐ隣で、光がちょうど横から差し込むため、シワシワが目立つ。他のは?と押入のふすまを外してきて並べてみると、どれもひどい・・・
やり方は、取扱説明書通りなのに・・・。“原理”を考えた。Netによると、「多くの紙は、濡らすと伸びますが乾くと、元の長さ以上に縮みます。」とある。子どもの頃、竹ひご飛行機を作った時、翼に貼った紙に霧吹きをするのと同じ。障子も同じだ。
結局、雨の日は湿度から、ピンと張った紙が緩むのだと判断。だとすれば、雨の日に、湿度で緩んだ状態で貼れば、天気の日にはよりピンと張るはず。
それで今日は雨なので、実行する事にした。まず、和室の窓を開け、その下にこれから貼るふすま紙を広げる。すると、直ぐに紙はしっとりとナヨナヨになる。湿度を測ると74%。よしよし、紙は伸びているな・・・ ついでに、余った両面テープがあったので、念のために、中央にも両面テープを貼る事にして、写真のように貼った。そして、ナヨナヨのふすま紙を乗せ、中央のテープから剥がしながら、外に向かって貼っていく。周囲のテ
ープを剥がす前に、枠との境界に、竹ベラで折り目を付ける。この竹ベラが非常に有用。ローラーなどは無くても良いが、竹ベラだけは必需品。
後は、定規をあてて、カッターで余分な紙を切り落とす。そして引き手を元に戻して終わり。本当は、最後に霧吹きをするのだが、原理を考えて止めた。雨の湿気の多い日でも、ピシッと貼れている。この上、危ない事はしない。原理的には、これ以上たるむ事はないので、天気が良くなれば、もっとピンとする事はあっても、たるむ事はない。
めでたしめでたし・・・・
たぶん、両面テープタイプのふすま紙は、雨の日は、どこでもたるんでシワになっているのだと思う。しかし、正面から見るとそれほど気にならない。しかし、我が家のように、光線が横から差し込む所では、雨の日は、シワが目立つ。
だったら、雨に日に伸びた状態で貼れば良い・・・という当たり前の話。そして「簡単な話ほど、落とし穴がある」という話である。
もう当分やらないが、今度ふすまを貼る時の為の備忘録ではある。
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コメント
いつものことながら、素晴らしい「手業」です!!!
同じようにかんがえて、
同じようにやったとしても、
私がしたら、絶対、雨の日でもくちゃくちゃになる・・・
自信があります。
【エムズの片割れより】
ご謙遜を・・・!
投稿: Tamakist | 2016年9月 9日 (金) 12:21