2016年「第15回シルバー川柳」入選20句
今年も、「シルバー川柳」の入選作が発表になったようだ。一緒に読んでいこう。
■老いるとはふえる薬と減る記憶(女性/愛知県/68歳/主婦)
⇒まあ、そうだね。コメント無し。
■マイナンバー ナンマイダーと聴き違え(男性/山梨県/67歳/自営業)
⇒マイナンバーは、本当に役に立つのだろうか?トラブル続きだし・・・
■徘徊もタスキかければパトロール(女性/大分県/59歳/会社員)
⇒そう。逆襲も必要!物は言い様だ。
■年賀状出さずにいたら死亡説(女性/島根県/47歳/自営業)
⇒やはり最後は「今後、年始のご挨拶はご辞退させて・・・」と書かねば!
■長生きをほめる世間に子は疲れ(女性/愛媛県/63歳/子ども英会話教室講師)
⇒これから我々は、いかに子どもに迷惑をかけないで死ぬかが、大きな課題。
■上向いて歩こう今では下見よう(男性/埼玉県/69歳/自営業)
⇒これから危ない!転倒が、骨折、寝たきり、認知症への近道。
■想い出が身辺整理の邪魔をする(女性/神奈川県/92歳/無職)
⇒思い切って棄ててみると、意外と後悔することが無いことに気付く。
■壁ドンでズボンの履き換えやっとでき(男性/福井県/69歳/無職)
⇒まだ69歳でしょ?ラジオ体操でもしましょうかね?
■老人会みんな名医に早変り(男性/千葉県/82歳/無職)
⇒自分の場合、同期会がその場面。病気自慢が一番盛り上がるのは確か。
■三度目は聞こえたふりの半笑い(男性/大阪府/69歳/無職)
⇒耳が遠くなると、まあこうですね。心当たり有り。
■人生に迷いはないが道迷う(男性/愛媛県/47歳/公務員)
⇒人生も迷いだらけでしょう!?
■お互いにボケかトボケか気がつかず(男性/神奈川県/74歳/自由業)
⇒なるほど。良く分かる。
■脳トレで信じたくない老いを知り(女性/愛媛県/67歳/無職)
⇒いやいや、脳の衰えはまだまだでしょう。
■ハイタッチ腕が上がらず老タッチ(男性/北海道/48歳/会社員)
⇒70近くなって大変だった「五十肩」を思い出しました。車で。ハザードランプのスイッチまで手が上がらない・・。
■浪花節何のだしかと嫁が聞き(男性/岐阜県/74歳/無職)
⇒もうそんな時代なのですね。自分も聞かないけど・・・
■もったいない気づけば我が家はゴミ屋敷(女性/東京都/63歳/無職)
⇒自分の遺族のためにも、身辺整理は早々にスタート!
■アルバムに遺影用との付箋あり(男性/埼玉県/65歳/自営業)
⇒ウチのお袋がそうでした。気に入った写真を子どもたちに配って、これを遺影に! しかし葬式の時に、誰も見付けられず・・・
■俺だって死ねば弔辞で褒められる(男性/千葉県/72歳/自営業)
⇒いやいや甘い!葬式そのものを省略されるかも?直葬なんて・・・
■老犬とこぼしたおかず奪い合い(女性/熊本県/68歳/主婦)
⇒老いたくないものですね。せめて認知症にはなりたくない。
■うす味を愛だと知った四十年(男性/千葉県/80歳/無職)
⇒これは真実。カミさんにはただ感謝!ですよね。まあ自分のため、もあるでしょうが・・。介護したくない・・・と。
(「全国有料老人ホーム協会」のHP(ここ)より。第1回~第14回の入選作は(ここ))
しかしこれらの句も、段々と身近になってきた。つまり、他人事とは思えなくなってきた。それは自分が老いてきた証拠。
でも、これからの「老病死」も、出来たら明るく笑い飛ばしたいところ・・・だが。
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コメント
エムズの片割れ様
身につまされながらも笑えました。
「長生きをほめる世間に子は疲れ」秀逸です。
次点「壁ドンでズボンの履き換えやっとでき」
69歳が気になります。
【エムズの片割れより】
我々もシルバーになると、出来なくなっても「笑い飛ばす」ことが肝要なのでしょうね。
投稿: りんご | 2016年9月13日 (火) 13:23