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2016年8月 2日 (火)

さだまさしと香西かおりの「線香花火」

今日は、なぜか「線香花火」。
この歌は、1976年11月25日に、さだまさしのソロ・デビュー曲としてリリースされた曲だそうだ。ちょうど40年前の歌。

<さだまさしの「線香花火」>


「線香花火」
  作詞・作曲:さだまさし

ひとつふたつみっつ流れ星が落ちる
そのたびきみは 胸の前で手を組む
よっついつつむっつ流れ星が消える
きみの願いは さっきからひとつ
きみは線香花火に 息をこらして
虫の音に消えそうな 小さな声で
いつ帰るのと きいた

あれがカシオペア こちらは白鳥座
ぽつりぽつりと 僕が指さす
きみはひととおり うなずくくせに
みつめているのは 僕の顔ばかり
きみは線香花火の 煙にむせたと
ことりと咳して 涙をぬぐって
送り火のあとは 静かねって

きみの浴衣の帯に ホタルが一匹とまる
露草模様を 信じたんだね
きみへの目かくしみたいに 両手でそっとつつむ
くすり指から するりと逃げる
きみの線香花火を 持つ手が震える

揺らしちゃ駄目だよいってるそばから
火玉がぽとりと落ちて ジュッ

実はこの歌もグレープ時代の歌だとばかり思っていた。実に雰囲気がグレープ。
最近よくグレープの歌を聞く。改めてWikiで確認すると、ディスコグラフィーは、シングルでは下記の6枚だけだという。
1)雪の朝/虹がかかったら(1973.10.25.)
2)精霊流し/哀しみの白い影 (1974.4.25)
3)追伸/ひとり占い (1974.10.)
4)ほおずき/残像 (1975.03.25)
5)朝刊/交響楽 (1975.08.25)
6)無縁坂/雲にらくがき (1975.11.25)

さだまさしにとっては7枚目となるこの「線香花火」だが、Wikiのディスコグラフィーで確認す160802senkouhanabi ると、20枚目の「生生流転」 (1981.9.25)までの曲が自分は好き、と言うか、それ以降の曲はほとんど聞かない。
当サイトに何度も書いているが、自分の好きな音楽家(作曲者)は、初期の作品“だけ”が好きなのだ。
喜多郎、小椋佳、中島みゆき、井上陽水、そしてこのさだまさし。そう言えば、1970年代の若手歌謡曲歌手の歌も、皆同じ傾向。初期の曲以外は聞かない。
皆さん、ベテランになるに従って、自分の感性とは離れていくようだ。

そんなワケで、昔の音源を何とか良い音で・・・と、CDを色々と探っている。
自分は、他の歌手がカバーした曲も良く聞くが、それは成功例と失敗例とがはっきり分かれる。失敗例は、聞いていて飽きる。しかし成功例は、名盤となって残る。チェウニの「池上線」(ここ)などがその好例。

この「線香花火」も唯一見付けたカバー曲が香西かおりの音源。このカバーは、成功例だろう。実にしみじみと、何度聞いても飽きない。

<香西かおりの「線香花火」>

華やかな花火大会の大きな花火とは違い、自分にはこのような小さな花火が合っているような気がする。

人生、既に余生の段階・・・。せっかくなので「ぽとりと落ちて ジュッ」とならないように、細く、長く・・・!?

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