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2016年8月10日 (水)

「がん5年生存率、3~5ポイントの向上」

だいぶん前の記事だが、がんの5年生存率が向上したそうだ。
がん5年生存率、3~5ポイントの向上 過去2回比、治療改善・早期発見
 国立がん研究センターなどの研究班は22日、がん患者を追跡した5年後の生存率(全国推計)を発表した。地域がん登録をしている都道府県のデータを集計するのは3回目。今回は2006~08年にがんと診断された21府県の約64万人を調査、全てのがんの5年生存率は62・1%で、過去2回より3~5ポイント高く、緩やかに向上している。
1608105nenngan  5年生存率は、がん患者で診断から5年後に生きている人の割合が、日本人全体の5年後に比べてどのぐらいかを示すもの。割合が高いほど治療で生命を救える効果があり、5年が治療や経過観察の目安の一つとされる。
 5年生存率が緩やかに向上した背景には、予後がよい乳がんや前立腺がんが増えている面もあるが、国立がん研究センターの若尾文彦・がん対策情報センター長は「治療法が改善され、検診で早期発見ができるようになった」と分析する。例えば、白血病で新しい薬が治療に導入され、肝臓がんでは局所療法に効果が出ているという。
 若尾さんは「大腸がんや肺がん、乳がんでその後に分子標的薬や新しい抗がん剤が登場しており、次の集計ではさらに生存率の向上が見込まれる」と話す。(熊井洋美、川村剛志)
 (対象者は00~02年が15万4022人、03~05年が19万404人、06~08年が64万4407人)」(
2016/07/22付「朝日新聞」p3より)

このリストを見ると、今更ながら、がんの部位によって生存率に大きな差があるのが分かる。
膵臓、肺、食道のがんは良くないことは知っていたが、肝臓も悪い。

前に「がん10年生存率~発生部位で大きな差 乳がん80% 膵臓は5%切る」(ここ)という160120gan0記事を書いた。その時に知ったのだが、5年生存率は、胃や大腸については「治った」と言えるが、乳がんや肝臓がんについては、5年では決して安心出来ないようだ)。

ともあれ、がんを初めとする病気は、どうも過度なストレスが原因のような気がしてならない。
自分のような、サラリーマン卒業組は、少なくとも昔のような仕事上のストレスは無い。心配なのは、ヒマになってのストレスがどうか・・・
いや、それよりも心配しなくてはいけないのが、カミさん。亭主が毎日家に居ることでのストレスたるや、大変なもの。いくら亭主が自室に籠もっていても、ただ居るだけで、気になるという。
常に居場所がない亭主も哀れなものだが、しかしこれも現実。
ここ数日、珍しくカミさんが風邪を引いたが、最近、カミさんの体調が悪くなると、「自分が居るせいか?」とギクッとするこの頃である。
ともあれ、“平穏な日常”も、なかなか実現が難しい。

160810uma <付録>「ボケて(bokete)」より

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コメント

膵臓だと、先代の九重親方(元横綱 千代の富士)もそうでしたね。
早期発見でしたが、膵臓は進行が早いそうで、結構手遅れになってしまうそうです。

定年退職してからのストレスですが、それよりも「認知症」のリスクが一気に高くなるそうです。
男性の場合だと、人づきあいといっても、ほとんど仕事上の場合が多く、
定年退職すると、それらの人物との関係が途切れてしまいます。
一方、女性(特に主婦)の場合だと、普段から近所づきあいがあるので、年齢に関係なく人と接していることになります。
ただし、男性の場合でも、以前から趣味などで、別の人間関係を持っていれば、
定年退職後も人づきあいがあります。
その上、(退職で)空いた時間でその趣味に打ち込むこともできます。
ですので、前々から趣味を持つこと大事だそうです。
何も趣味がない上に人づきあいがないと、一気にボケていくそうで。
要は何かに熱中できるものを持っていたほうがいいということです。
相手(妻など)も家でダラダラと過ごしているよりも、何かしているほうが楽に過ごせるそうで。

長くなりましたが、私なりのアドバイスを。

【エムズの片割れより】
その通りらしいですね。仕事上の付き合いは減るので、新しい趣味での人のつながりが大切。
分かっちゃいるけど・・・なんです。

投稿: マッノ | 2016年8月11日 (木) 22:58

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