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2016年7月28日 (木)

CDのリマスタリング音源に凝っている~ブルー・コメッツの「星占い」

この所、CDのリマスタリング音源に凝っている。
「マスタリング」とは、Wikiによると「録音による音楽作品制作において、ミキシングして作られた2トラック音源(トラックダウン音源、または2ミックス音源)を、イコライザーとコンプレッサー、その他のオーディオ・エフェクト機器を用いて加工し、CDやDVDやBD、インターネット上の投稿サイトといった最終的なメディアに書き出すために、音量や音質、音圧を調整すること。」だという。
同じく「リマスタリング」とは「1980年代末以降、有名アーティストの古い作品(多くは1960 - 80年代)がリマスタリングやデジタル・リマスター(デジタル・リマスタリング)などと称して再発されている。これらは、プリマスタリング及びマスタリングをやり直した作品である。この際、リマスタリングをデジタル機器で行うことをデジタルリマスターと呼ぶ。古い音源を最新の音響技術を用いてマスタリングし直すことで、より現代的な音像で楽しむことができる(レコーディングやミキシング自体は古いため、完全に現代的になるわけではない)。」だという。

聞き慣れた昔の音源を、最近の“高音質音源”で聞くと、ハッと思うことがある。ハイレゾ音源がその好例だが、昔の音源と明らかに違って聞こえる場合と、ほとんど変わらない印象を受ける場合とがある。明らかに違うのが、山口百恵のハイレゾ音源(ここ)。逆に、せっかくハイレゾ音源を買ったのに、ナーンダと感じる音源。これは布施明や、pink floydのハイレゾ音源など。それで自分は、この違いは、ハイレゾ(広帯域)というより、元の音源をマスタリングし直した結果ではないかと思うようになった。

最初に感心したのが、「前川清&内山田洋とクール・ファイブ ベスト・コレクション」という160728maekawa CD。もちろんレンタルで入手した音源だったが、この音が素晴らしい。Netで検索しても「リマスタリング音源」とは書いていない。しかし明らかに音に艶があって、違う。
先日再発売になった森田童子のアルバム(これ)も、リマスタリングでの改善が大きい。。全アルバムを聞いてみたが、レベルも上がっているが、明瞭度も改善されている。これから聞く音源は新たらしい方を聞こう・・・。

そして、最近気になっているのが「SHM-CD」。先日、レンタルCDサイトで、「ブルー・コメッツ オリジナル・ヒット第2集」というCDが見つかった。このLPレコードは、学生時代にすり切れるほど聞いたLPだったが、今までCD化されていなかった。それを、このCDのレンタルサイトで、リマスタリングでSHM-CD化されていたことを知り(ここ)早速借りてきた。
それでビックリ。あの「ブルー・シャトウ」がメリハリの効いた音に変わっていた。しかも、リマスタリングの影響か、SHM-CD化の影響かは分からないが、昔のCD音源が20KHzちょいしか帯域がないのに、あたらしいCDはナイキスト周波数ギリギリの22KHz近くまで伸びている。
そして、CD音源が無いため、LPからハイレゾで録音して聞いていた「星占い」も、まったく違う。(スミマセンね。ローカルな話で・・・。何せ自分は前川清やブルコメのファンだったので・・・)

話は変わるが、最近、LPレコードが見直されているという。
LPレコードの柔らかさが再評価されていて、LPからハイレゾ音源で録音することも流行っており、それに拍車をかけたのがSONYから発売された5万円の「PS-HX500」というレコードプレヤー。これだと、手軽にLPをハイレゾ音源化できるので、自分も、それまで使っていたUSBオーディオインターフェースから、このプレヤーに乗り換えた。
しかし、自分にはその音がどうもピンと来ない。確かに帯域は40KHzまで、素直に伸びてはいるのだが、CD音源の方が良い音に聞こえる。これはマスタリングの影響では?

そして「高音質CD」だが、世の中には「SHM-CD(Super High Material CD)」と「HQCD(Hi Quality CD)」が残っているらしい。どちらも「ピットの形成や反射膜の改良、透明度の高い素材などにより、CDのピットからの信号の読み取り精度を高め、エラーを少なくしています。」とのことなので、自分のように、SONYのHDDプレヤー「HAP-Z1ES」に、音楽データ(WAV)として取り込んで聞いている者にとっては、音の変化は無いはずなのだが、前に書いたように(ここ)、このHAPにCD音源を取り込む際、USB外付けDVD/BDドライブからの直接CDリッピングの音が素晴らしい、という思い込みがあるため、最近は、この「高音質CD」なるものの音源を手に入れることにしている。

自分的には、ハイレゾ音源>高音質CD音源>通常のCD音源>FM放送>LPレコード音源>MP3 といった順で、LPレコードの音源化は、CDでは手に入らない物に限って、“採用”することにしている。
つまり、FM放送で聞いて気に入った音源は、とにかくCD音源を手に入れること。そして、もし発売されていれば、新しい「リマスタリング」のSHM-CDを手に入れる!!

それで、最近は、レンタルで、せっせと自分のHAPの音源を「高音質CD」の音源に取り換えているのである。

ついでに、上のブルコメで、LPレコードからハイレゾで取り込んだ音源と、最新リマスタリングCDの音源を聞き比べてみよう。

<ブルー・コメッツの「星占い」LPより>

<ブルー・コメッツの「星占い」CDより>


「星占い」
  作詞:橋本淳
  作曲:小田啓義

ながれ星は 夜空をめぐる
ふしぎな恋の 恋のジプシー
めぐり逢えれば あなたはぼくの
心にきめた もえる初恋
たったひとりの あなたをさがす
たったひとつの 宝をさがす
甘い恋の星占い

たったひとりの あなたをさがす
たったひとつの 宝をさがす
甘い恋の星占い

ぼくの窓辺を 離れられずに
やさしく輝く 星のジプシー
恋のジプシー 星のジプシー

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コメント

CDを直接再生するより、一旦PCに取り込んで再生する方が音が良いという話を信じて、セッセとリッピングに励んできましたが、この頃如何でもよくなり、心地よく聴ければ、それでよし!と言うスタンスで音楽を聴いております。

【エムズの片割れより】
自分が愛用しているSONYのHDDプレヤーHAP-Z1ESは、音質もそうですが、手間が掛からないのが最大のメリット。
CD本体は棚で寝たまま。
リッピング済みのCDは、そろそろ処分しようかとも思っています。

投稿: 杉ちゃん | 2019年6月18日 (火) 15:13

>リッピング済みのCDはそろそろ処分しようか・・・
小生も同じ考えでリッピングに励みましたが、2000
枚という量に挫折。
今では面倒でも棚から取り出してCDPで聴いております。

そうそう、HPはゼンハイザーのトップ機種HD800を
購入しました。

【エムズの片割れより】
2000枚とは、弩級ですね。
もうリッピングは不可能・・・
保管も大変でしょうね。
ヘッドホンは、当方現在SR-009S一筋で、他と比較することもありません。
浮気しないので、お金もかかりませんが・・・

投稿: 耳鳴りオーディオマニア(杉ちゃん) | 2019年6月20日 (木) 09:52

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