NHKラジオ「アフリカは今」が衝撃的
今まで、通勤途上で聞いていたNHKラジオの番組。最近は、仕方なく夜中に目覚めて眠れなくなった時に聞いている。相変わらず、ウォークマンの2倍速で。(このDPC機能は、1時間番組を30分で聴けるので便利)
先日聞いたNHKラジオ第2「カルチャーラジオ 歴史再発見 アフリカは今~カオス(混沌)と希望と(講師:松本仁一)」「第1回 こども兵の登場~シェラレオーネ」(2016/04/05放送)の内容が衝撃的だった。
<「アフリカは今~カオスと希望と」~①子ども兵の登場~シエラレオネ>
この番組について、NHKのサイトには、こう解説がある。
「火曜 歴史再発見 2016年4月~6月放送予定
アフリカは今~カオスと希望と 講師:松本 仁一(ジャーナリスト)
アフリカ。人類発祥の地といわれる、3020万平方キロ、人口10億を擁する大陸は、島嶼部もふくめ56の国から成り立っています。地球上に生きる70億の人類はアフリカでうまれ、ここから地球各地に分布を広げたという意味で、母なる大地ともいえるでしょう。
日本からは遠いアフリカですが、1960年台に独立して発展を続ける若い国々と、開発が緒に就いてまもない地下資源とその開発の方向性の如何が、これからの世界の行方を左右する要因のひとつになっています。しかし、各国の思惑による資源の簒奪は一部に富を集中させ、国民全体は貧困や飢餓から脱出できないでいたり、エイズやエボラ出血熱のような感染症がつぎつぎと起きても対策が打てず、まともな市民生活がおくれない国が数多くあります。持てる国も持たざる国もそれぞれに問題をかかえているのがアフリカと言えるでしょう。グローバル化の著しい今日、アフリカの現状はどうなっていて、将来どうなるのかを知ることは、私たちの生活にも重要な意味をもっているばかりでなく、地球というシステムの行く末にも関わっています。
ジャーナリストの松本仁一さんは、朝日新聞記者として、30年間アフリカ各地に駐在し、アフリカの現実を見つめてきました。豊富な取材と経験をもとに、56の国の中から、地域と国を選んで、アフリカの現代をわかりやすく解説していただきます。」(NHKのここより)
「①「子ども兵の登場~シエラレオネ」アフリカでは1990年代、内戦により「子ども兵」といわ れる兵士が登場しました。子ども兵の年齢は小学生ぐらいの子どもたちです。彼らは誘拐され拉致され強制されて兵士となり人を殺すように命じられました。逃げたり逆らったりすれば暴力を振るわれるので従うしかありませんでした。子ども兵が生まれた背景にあるものは何だったのかシエラレオネの例をもとに紹介します。」(NHKのここより)
カオスとは「天地創造以前の世界の状態。混沌(こんとん)。混乱。」だそうだ。
それにしても、第1回の「こども兵」の話は、自分にとって衝撃的だった。直ぐにテキストを 買ってしまった。
自分がNHKラジオのテキストを買うなど、滅多に無い。自分にとって、この話はそれほど衝撃的だったという事。
つまり、知らなかった・・・・。シェラレオーネという国も、どこにあるか知らなかった。
考えてみると、アフリカの国はほとんど知らない。世界の国々は、小さな国を除けば、地図を見ればだいたい言える。しかしアフリカの国は、大きな国 を除いて、ほとんど言えない。それほど、今まで、あまり縁が無かった。
しかし、この番組は、無知の自分にアフリカの現状を教えてくれそうなので、テキストを読みながら、聞く事にした。
それにしても、南米やインド、東南アジアも含めて、かつての欧米列強は、平和に暮らしていた原住民の国を侵略し、ひどいことをしてきたものだと、改めて思う。
そして、米英の“善意”によって、奴隷をアフリカに戻したことによって、始まった内戦。同じく、フセイン大統領を殺して、あとは知らない、というアメリカ。どれも、後から考えると、思慮不足と言うしかない。
とにかく世界は広い。このようなアフリカの歴史について知ることで、今の日本についても、何かのヒントが得られるような気がしている。
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非常に貴重な放送なので、続きの②~⑤を下記に置いておく。何度も聞くために・・・(⑥~⑬はここ)
<②「かつて立派な王国があった」>
<③「植民地支配と奴隷貿易~東アフリカ」>
<④「植民地支配~南アフリカ共和国の場合」>
<⑤「アパルトヘイトの終焉」>
(関連記事)(放送の⑥~⑬は下記)
改めてNHKラジオ「アフリカは今」から聞く衝撃
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