プロスポーツ選手の懐事情
日経の「プロスポーツ選手の懐事情」(ここ)という記事が面白い。
順番に見て行こう。
<トッププレーヤーの「単価」はいくら?>
・野球
田中将大(大リーグ日本人最高年俸・ヤンキースの投手)
1試合 92万ドル(約1億580万円)
・テニス
ノバク・ジョコビッチ(男子テニス・世界ランキング1位)
1試合 21万6,400ドル(約2,489万円)
・ゴルフ
イ・ボミ(日本女子ゴルフ・15年賞金女王)
1試合 720万円
・相撲
白鵬(横綱)
本場所取り組み 1日 約260万円
・競馬
戸崎圭太(15年、中央競馬の最多勝ジョッキー)
1レース 18万7,000円以上
<プロが活躍できるのは何年?>
・競艇 約30年
・競馬 約17年
・野球 約 9年
・大相撲 約6年
・サッカー 約6年
<プロスポーツは「格差」が大きい>
・男子ゴルフの獲得賞金(15年 日本ゴルフツアー機構)
トップ 金庚泰 1億6,598万円
最下位 264位 11万円
・女子ゴルフの獲得賞金(15年 日本女子プロゴル協会)
トップ イ・ボミ 2億3,049万円
最下位 169位以下 0円
・プロ野球の推定年俸
広島 黒田博樹 6億円
育成選手 240万円
・大相撲力士の年収
十両以上 1,600万円以上
幕下以下 最大90万円
・騎手の獲得金額
1位 M・デローム 1億4,015万円
勝利数100位の騎手 566万円
<プロになるのは狭き門?>
・野球 倍率 約2,055倍
・サッカー 倍率 約917倍
・ボートレーサー 約40倍
・騎手 約14倍
<手取額は意外に少ない?>
・年俸1億円の野球選手
手取額 4,125万円(手取り率 41.3%)
・年収500万円のサラリーマン
手取額 476万1,500円(手取り率 95.2%)
今まで聞いていた話とそう変わらない。
しかし改めて、プロスポーツの世界は、寿命が短い。例えば、野球一筋で生きてきた人は、幾ら有名選手でも、引退後の生活をどうするかは課題。解説者などになれるのは、ごく一部。 高校野球の監督も、なかなか狭き門では?
昨日(2016/03/24)の新聞に「田中乱調、4回7失点~自責点自己ワースト」という記事があった。先の松坂もそうだが、幾ら高年俸の契約でも、資本の体は生もの。契約期間をベストコンディションで維持するのは難しい。
その点、日本のサラリーマンは、寿命が長く、安定している。
しかし、それは今までの日本・・・・。
これからは、何が起こるか分からない。シャープ、東芝のように、歴史ある大企業でも、明日何が起こるか分からない。
そんな状況で、安定して家族を養うことが出来るのは、役人しかないのかも・・・??
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