たばこ・大幅増税での禁煙運動を
先日の日経新聞にこんな記事があった。
「たばこ大幅値上げの好機 中川恵一
自民、公明両党は2017年4月の消費税率10%への引き上げ時に軽減税率制度を導入することを決めました。同制度導入に伴い、税収が約1兆円減るとされています。この減収分の穴埋め策として、たばこ増税が浮上しています。増税額は1本当たり3円ともいわれていますが、日本のたばこの値段は国際的には非常に安いレベルです。
韓国は喫煙率の低下などを目的に、2015年1月から1箱2500ウォン(約270円)から4500ウォン(約490円)に値上げしました。この結果、日本のたばこ価格は経済協力開発機構(OECD)加盟国の中では最も安くなりました。なお、4500ウォンのうち73.7%が税金で、たばこ値上げにより15年は5兆ウォン程度の税収増となる見込みです。
たばこの値上げは税収を増やしながら喫煙率を下げる「ウィンウィン」の政策です。日本でも、10年にたばこ税が1本当たり3.5円増えましたが、日本たばこ産業(JT)の価格上乗せによって1箱290~320円の紙巻きたばこが410~440円と過去最大の値上げ幅となりました。
一時的に販売量は減ったもののすぐに回復し、税収は800億円の増収となりました。その一方で、国の調査による10年の喫煙率(%)は、前年に比べて男性6.0ポイント、女性2.5ポイントの大幅減となりました。たばこ税の引き上げによる税収増と喫煙率の低下は日本だけでなく、世界各国で確かめられています。
喫煙はがんの原因トップでたばこがなくなれば男性のがん患者の3割が消滅します。喫煙によって年間約1兆8000億円の医療費が上乗せされています。労働力損失や火災などを含めた社会損失は4兆3000億円に上ります。
現在、男女合わせた喫煙率は約20%です。長期的には低下傾向ですが、近年は下げ止まりつつあります。さらに、がんを含めて年間7000人の死亡原因となっている受動喫煙はむしろ増加傾向にあり、大きな問題になっています。
オーストラリアでは2000円近くもするなど、欧米ではたばこ1箱が1000円以上する国が珍しくありません。この機会に、日本でもたばこの大幅値上げを考えてもよいと思います。(東京大学病院准教授)」(2015/12/24付「日経新聞」夕刊p11より)
まだまだガンコにタバコを吸っている人がいる。ウチの会社でも、10時と3時になると、外階段に愛煙家がたむろしている。
これほど体への害が指摘されているものも珍しい。しかし、なお、頑張る人・・・・
そんな人でも、一度、ホントウの病気になって、“タバコが原因”と指摘されると、多分直ぐに止めるのだろうが・・・
自分も若い頃、タバコを吸ったことがある。
会社の独身寮の部屋に遊びにくる同じ階にいる同期の連中が、部屋に来ると「おい、灰皿!」と言いやがる。
何で、自分は吸わないのに、灰皿を用意し、そしてその後始末をしなければいけないのだ!
それで、「オレにも吸わせろ!」と実験したのが運のつき。自分も吸うようになってしまった。
でも確か、子どもが出来てから止めたはずだ・・・
健康診断などで、「いつ吸い始めて、いつ止めましたか?」と問われても答えられなかった。それで、先日、昔の手帳を調べて見たら、こんなメモが見つかった。
自分用のメモとして、記しておく。
1971/8/24(23歳) タバコ止めるの止めた。
1974/7/23 タバコ止めた 歯の裏が黒くなるので、今日からタバコ止めた。←実施出来ず。
1977/7/23(28歳) 禁煙 タバコ3本、禁煙の始め。
1977/10/12 タバコ買ってしまう。
1982/1/9 弟が来て、久しぶりにタバコ。
1986/7/8 タバコの吸い過ぎ?珍しく1箱買って吸っているから。
この貴重なメモを見ると、会社に入った1970年のいつ頃かから吸い始め、1978年1月に生まれた長男が、お腹の中に入った頃に、止めたようだ。
ま、自然だな・・・
たぶん23歳~29歳まで、7年ほど吸っていたことになる。
これがどの位自分の体に影響を残しているから知らない。
でも、今になっては仕方がない。
今は、根っからの嫌煙家。
あんなものを吸って喜んでいる連中が信じられない。
昔、中学時代の友人が41歳で肺がんのため亡くなった。聞くと、職場がタバコの煙で大変だったらしい。その影響だと聞いた。
周囲の人の迷惑のため、そして家庭での金銭の為にも、増税による禁煙運動推進には賛成だな・・・
それにしても、JTの業績が良いらしい。主に海外戦略だという。
まあJTが潰れることも無かろうから、タバコの増税に賛成~!!
| 0
コメント