香西かおりの「早稲田通り」
自分が歌謡曲を聞くとき、イントロを聞いただけで、録っておく曲かどうか、直ぐに決まる。そんな中で、昔録っておいた歌の一つがこれ・・・
<香西かおりの「早稲田通り」>
「早稲田通り
作詞:星村龍一
作曲:聖川湧この町に 忘れられない人がいる
訪ね来るたび 帰らぬ日々が
今もこの胸 泣かせます
ここであなたに 愛されました
ここで生きてく はかなさ知った
早稲田通りは 遠い想い出しみる町あの頃は 夢をかたちに出来なくて
いつも肩寄せ この町角で
何度飲んだろ 夜更けまで
あなた今でも 一人でしょうか
あなた深酒 やめたでしょうか
早稲田通りは 今も心の泣かせ町想い出は消えるものさと 言うけれど
つらい時代のきれいな夢は
遠くなるほど沁みるのよ
ここであなたをあきらめました
ここで女の悲しさ知った
早稲田通りは 恋の想い出しぐれ町
この歌は、“自分的には”非常に惜しい! 歌の題から、爽やかな歌謡曲を連想するが、どうもド演歌なのである。
つまり、歌詞の「何度飲んだろ 夜更けまで」「あなた深酒 やめたでしょうか」が、惜しい・・・
「早稲田通り」という学生街を連想するような曲名からも、マンドリンを駆使した編曲からも、西島三重子の「池上線」(ここ)のような素朴な歌を想像する。しかし残念・・・!!
この歌は、「流恋草」(はぐれそう)のB面で、1991年3月25日に発売された、香西かおりの3枚目のシングルだという。
香西かおりは、色々と聞いてきたが、当サイトには「あゝ人恋し」(ここ)しか挙げていない。
前に記事にも書いたが、自分は特に香西かおりの初期の作品に、惚れた歌が多い。
この歌もそうだが、世ではあまり有名でないが、自分が気になっている曲が色々あり、今まで紹介してきた。
森田由美恵の「潮風の吹く町」(ここ)、小柳ルミ子の「ゆうぐれの里」(ここ)、都はるみ「ふるさとよ」(ここ)、石川さゆり「吾亦紅」(ここ)などなど・・・
最近の歌はあまり興味がない。どんどん作られ、どんどん忘れられていくようで、まさに歌の消費!!
どうも最近の歌には、“残る”歌が少ないような気がする。
この「早稲田通り」という歌も、世に残る歌かどうかは分からない。でも、一部の歌詞を除くと、自分としては残す歌に入るかも・・・。
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