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2015年5月24日 (日)

「リンパって何なの?」

自分の好きな朝日新聞の「ののちゃんのDO科学」。先日はリンパの話・・・
「(ののちゃんのDO科学)リンパって何なの?
 ■血管から漏れ出た「白い血」
 ののちゃん お母さんが「小顔になりたい」って顔や首をマッサージしてたよ。リンパを流してむくみを取るんだとか。リンパって何?
 藤原先生 成分は血液と似てるけど赤血球がないからほぼ透明で、水にちなむギリシャ語から名がついたの。体のリンパ管の中を流れていて昔は「白い血」とも呼ばれたよ。
 のの リンパ管ってどんなもの?
 先生 体のすみずみまで栄養や酸素を届け、用ずみの成分を回収する「循環系」には、「血管系」のほかに「リンパ管系」があるの。
 のの 二つ目があったんだ。
 先生 まず、血管系は昆虫にも貝にも、多くの動物にあるけど、心臓を出た血液が心臓に戻るまで血管が連続していないことが多いわ。血液は血管から出て細胞の間を巡り、また150524rinpa_2心臓に吸収されるの。でも脊椎動物の血管はつながっているよ。
 のの ということは、血液は血管から外に出ないんだね。
 先生 ただし、赤血球は大きくて毛細血管の壁の隙間を抜けられないけど、他のほとんどの成分は漏れて出るよ。だからこそ血管の外の細胞まで栄養などを届けられるわけ。
 のの その後はどうなるの?
 先生 また毛細血管に吸収されるんだけど、全部は戻り切れないの。それを回収するために脊椎動物の体の中に張り巡らされた排水管が、リンパ管なのよ。毛細リンパ管はしだいに合流し、最後は心臓に近い左右の首の付け根で静脈に流れ込むよ。
 のの 血液は心臓が送り出すけど、リンパはどうやって流れるの?
 先生 リンパ管の腸のような動きで送られたり、体の動きで押されたりして流れるよ。リンパ管には静脈のように、逆流を防ぐ弁がたくさんあるの。
 のの それにしても、排水管って地味な役目だよね。
 先生 ところが、リンパ管は「街道」でもあって、その所々にリンパ節という関所があるの。街道はたくさんの人や物が通るから効果的に見張れるでしょ。有害な物や細菌、がん細胞などが流れて来たらやっつけようと警備してるのよ。
 のの 警備のお侍役は?
 先生 リンパ球という免疫細胞よ。関所破りしようとする菌などと激しい闘いが起きるとリンパ節が腫れ、さわるとグリグリするよ。
 のの あー、あごの下とかね。
 先生 もし警備が破られると、逆にリンパ節ががん細胞の巣になったり、体内に広がるルートとしてリンパ管が利用されたりしちゃうの。
 のの 大変だ!
 先生 だから、がんを取る手術では近くのリンパ管系も取り除くことがよくあるの。でも、大きく取ると排水が滞って重いむくみなどを起こしかねず、注意が必要なのよ。
 (取材協力=宮木孝昌・愛知医大客員教授、犬塚則久・古脊椎動物研究所代表、構成=武居克明)」(2015/05/16付「朝日新聞」e6より)

大きな声では言えないが、実は自分にとって「リンパ」はナゾだった。今まで、幾ら文字で「リンパ」を読んでも分からなかった。
しかし、この図を見て、やっと「リンパ」が理解できた。

そもそも、血液の循環は心臓がポンプなので分かり易いが、リンパには心臓がない。血管とは別のリンパ管系があると言われても、なぜ流れるのかが理解出来なかった。まさに、文字の解説は自分の頭を素通り・・・・
でもこの解説を読んで、やっと分かった気になった。

先日、昔の同僚と会食した際、「胃がんに罹ったけど、胃カメラで治った」とケロッと言っていた。ドックのバリウムで、要検査と言われて、胃カメラを飲んで、変異部を取って検査したら、りっぱな胃がん。それで8日間入院して、その周辺を焼いたとか。
何で8日間も入院するのかと聞くと、8日目あたりに必ず出血するので、その期間が終わるまでは入院なんだとか・・・
聞くと、ピロリ菌も胃カメラで薬を噴射し、別の薬で胃の粘膜をコーティングすると1年位は持つのだとか・・・
なぜ薬でピロリ菌を殺さないのかと聞くと、やはり胃がんの手術と関係しているような話だった。

自分は、2006年4月に薬でピロリ菌を退治した(ここ)。
しかしその後、案の定、逆流性食道炎を発症。良い時期もあったが、このところずっと制酸剤が欠かせない。
医者は「もう胃がんの心配は要らない」とハッキリ言うが、ガンは男性の2/3が罹るという。自分もそのうち「リンパも取りましょう」と言われる日が来るのかも・・・
ま、元気に頑張って欲しい自分のリンパ!!

150524jyousi<付録>「ボケて(bokete)」より

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