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2015年5月 5日 (火)

「社会的孤立」を避けるには「周囲との交流」を!

今日はこどもの日。でも、自分にはあまり関係無いので、またまた老人の話・・・
先日の新聞に、こんな話題があった。「分かっちゃいるけど・・・!」という話。
70代後半「孤立」36万人 配偶者依存・仕事優先でリスク
民間調査、団塊世代は33万人
 家庭や地域で話したり連絡を取ったりする相手が極端に少ない社会的孤立の疑いの強い人が、70代後半人口の5%に当たる36万人、団塊世代の5.5%に当たる33万人に上るとみられることが、ニッセイ基礎研究所の調査で分かった。
 同研究所は、夫や妻への依存が強い人が配偶者の死後に孤立する傾向があるほか、家庭より仕事を優先する考えが強いとリスクが高まると分析。高齢者は孤立死につながる恐れがあるため「日ごろから連絡を取る人を増やし、人間関係を広げることが防止対策になる」としている。
 調査は昨年1月、75~79歳、団塊世代(65~67歳)、団塊ジュニア世代(39~42歳)、若者世代(23~25歳)の約6500人の男女を対象に、インターネットで実施。配偶者や近隣住民ら人間関係の多さと個人的な相談ができる人数などを尋ねてコミュニケーションの量を算出。量の多さを5段階に分け、最も少ない層は社会的孤立の疑いが強いと推計した。
 若年の2世代についても推計し、団塊ジュニア世代の14.4%に当たる105万人、若者世代は16%の66万人が社会的孤立のリスクが高いとみている。」(2015/04/22付「日経新聞」p14より)

我々団塊世代では、「社会的孤立」が5.5%か・・・。意外と少ないな・・・
それにしても、若い世代でも1割以上が高リスクとは・・・

高齢者、交流少ないと健康リスク 日本福祉大など調査
 同居者以外の人との交流が週に1回未満のお年寄りは、要介護や認知症のリスクが高くなり、月に1回未満だと死亡リスクも高くなるという研究成果を、日本福祉大や千葉大の研究チームがまとめた。社会的な孤立と健康状態との関連はこれまでも指摘されてきたが、この研究で交流の頻度が具体的に示された。
 研究チームは2003年に愛知県に住む65歳以上の健康な男女約1万2千人を対象に、同居者以外の人と会ったり、手紙やメールを出したり、電話をしたりする頻度を調べた。
 約10年間、追跡調査したところ、2272人が自力での立ち上がりや歩行が困難な「要介護2」以上となり、1986人が認知症を発症、2920人が死亡した。
 交流頻度と健康リスクとの関連を性別や年齢、世帯構成、病気の有無などの影響を取り除いて分析した結果、同居者以外との交流が月1回~週1回未満の人は、毎日頻繁に交流している人に比べて、要介護2以上となるリスクが1.40倍、認知症の発症リスクが1.39倍だった。月1回未満では死亡リスクが1.34倍。週1回以上のお年寄りは、統計的に明確な差がなかった。
 斉藤雅茂・日本福祉大准教授(社会福祉学)は「調査では、他人との交流が週1回未満のお年寄りが2割弱もいた。積極的にいろんな人と付き合うことが健康にとっても大切だと知ってほしい」と話している。(桜井林太郎)」(2015/04/22付「朝日新聞」p5より)

この記事によると、週1回以上、同居者以外の人との交流があると、健康維持に有用らしい。
しかし・・・、だ。

先日、テレビで、福島からの家族を亡くした男性避難者が、テレビだけが置いてある仮設住宅で「何もする事がない」と昼間から酒を飲み、夜は「薬を飲んでも眠れない」と言っていた。
特に男性は、交流が苦手。
そう言えば、無くなったお袋が、前に老人ホームに入ったとき、女性は交流があるのでは?と思っていたが、意外と、部屋に閉じこもっていたことを思い出した。女性も、健康なうちは交流の意欲も出るが、認知症気味になると、それも難しいらしい。

「社会的孤立」を避けるには「周囲との交流」を!・・・か。
ま、この話、「分かっちゃいるけど」だな・・・・。自分は100%自信が無い。ま、上の5%に入る事は確実・・・。もうあきらめた・・・
とにかく、何事も(病気も死ぬのも!)“夫婦そろって”・・・。それっきゃ無い!!

150505tedasi<付録>「ボケて(bokete)」より

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