2015年の「サラリーマン川柳」ベスト20
毎年楽しみにしている、第一生命の「サラリーマン川柳」。2015年の人気投票結果が発表になった(ここ)。日経にはこんな記事。
「1位は「皮下脂肪 資源にできれば ノーベル賞」 サラリーマン川柳 人気投票
「皮下脂肪 資源にできれば ノーベル賞」――。第一生命保険が25日発表した「第28回サラリーマン川柳コンクール」の人気投票結果で、健康をテーマに日本人が昨年受賞したノーベル賞を絡めて自虐的に表現した句が、最多の5501票を獲得し1位に輝いた。
第一生命によると、この句に投票した人からは「中年の夢です」などと共感の声が多く寄せられたという。
2位は「湧きました 妻よりやさしい 風呂の声」、3位が「妖怪か ヨー出るヨー出る 妻の愚痴」で続いた。4位も「壁ドンを 妻にやったら 平手打ち」と、生活の中で妻を観察しユーモアを込めて詠んだ句が上位で目立った。
「増えていく 暗証番号 減る記憶」が6位。10位に「充電器 あったらいいな 人間用」が入り、思わず感じてしまう年齢による衰えや、日常の疲れを吐露する句も人気だった。
第一生命は2月に発表した優秀作品100句を対象に、インターネットなどで投票を実施。集まった11万2504票を基にベスト10を選んだ。」(2015/05/26付「日経新聞」P42より)
<2015年「私が選ぶサラ川ベスト20」>
① 皮下脂肪 資源にできれば ノーベル賞(イソノ家)(5501票)
② 湧きました 妻よりやさしい 風呂の声(湘南おじん)(4198票)
③ 妖怪か ヨー出るヨー出る 妻の愚痴(こまさん)(3264票)
④ 壁ドンを 妻にやったら 平手打ち(若ジイジ)(2948票)
⑤ 記念日に 「今日は何の日?」 「燃えるゴミ!!」(FUTA)(2925票)
⑥ 増えていく 暗証番号 減る記憶(なにが正しい)(2587票)
⑦ あゝ定年 これから妻が 我が上司(呼人(よびと))(2449票)
⑧ オレオレと アレアレ増える 高齢化(エビカニ)(2291票)
⑨ ひどい妻 寝ている俺に ファブリーズ(冷てえ!)(2287票)
⑩ 充電器 あったらいいな 人間用(電池切れ)(2222票)
⑪ アナとユキ わたしゃ胃にアナ 医者にユキ(猫介)
⑫ 本当の 子にも孫にも 振り込めず(日本エレキテナイ連合)
⑬ どうやって 禁煙するかで 一服し(本日のハイライト)
⑭ 子は妖怪 嫁も妖怪 俺 限界(彩乃パパ)
⑮ 「ついて来い!」 昔ニッコリ♡ 今「なんで?」(夢想人)
⑯ マヨネーズ カロリーハーフ 倍使う(栗橋Tパック)
⑰ うちの妻 マツコよりも デラックス(掲点肥え)
⑱ 部屋がない ローン組むのは 俺なのに(下部父)
⑲ スッピンは ダメヨダメダメ ママじゃない(ぬりかべ)
⑳ 来世でね めぐり逢ったら ほっといて(よみ人知らず)
さて、例のごとく、自分の選んだ10句(ここ)と、投票者の選んだ句とのズレを確認してみる。
<自分の選んだ10句の成績!?>
② 湧きました 妻よりやさしい 風呂の声(湘南おじん)
⑦ あゝ定年 これから妻が 我が上司( 呼人(よびと))
⑫ 本当の 子にも孫にも 振り込めず(日本エレキテナイ連合)
⑱ 部屋がない ローン組むのは 俺なのに(下部父)
(22) 年老いて モトがとれない 飲み放題(ひとり爺(ジ)ッち。)
(29) 里帰り 孫が来るたび 諭吉去り(赤いチャンチャンコ)
(33) 8%(ハチパー)で 暗算できぬ 料金に(年金生活)
(48)「あなた来てー」 唯一の出番 虫退治(レリゴーッ)
(62) リタイヤで 妻の偉大さ 今 わかる(読み人知らず)
(82) パパお願い♪ ゴーストライター 子の宿題(ダラリーマン)
なるほど・・・、ベスト10には2つ、ベスト20で4つ、上位1/3に7つ・・・。まあそれほど世間の感覚と、ずれていないのでは??
でも1位の「皮下脂肪・・・」は、自分にはピンと来ない。3位の「妖怪か・・・」も分からん。4位は「壁ドン」という言葉自体がキライだな・・・
5位の「記念日に・・・」や6位の「増えていく・・・」は分かる。
総じて、新しい流行語には、自分がまったく付いて行っていないことが分かる。特にカタカナに弱い・・・
例えば「ファブリーズ」って何だ??
Netで検索すると「P&Gが世界各国で発売している消臭剤のブランド名」だって!!
そんなの知らねえや! それをウィットとして笑えるのだから、世の中的には有名なブランドなのだろう・・・
11位の「アナとユキ」?? ん? あ!そうか「アナと雪の女王」か・・・。先日テレビでちょと見たが、おじいさんにはとても付いて行けない映画だった・・・
17位の「マツコ」って??・・・・ wikiによると「マツコ・デラックスは、日本の男性コラムニスト、エッセイスト、女装タレント、司会者。体重140kgの巨体に女装するというスタイルでの文筆・芸能活動を開始し、「マツコ・デラックス」の芸名でコラムニストとして幾つかの雑誌でコラムや人生相談の連載を持つ。」とある。
ここに至って、“ダメだこりゃ!”
サラ川の世界も、我々リタイア組からはどんどん遠ざかっていくようで、一抹の寂しさを感じる発表であった。
(関連記事)
2015年の「サラリーマン川柳」入選作
| 0
コメント