「母親に優しい国」日本179カ国中32位
自分にはあまり関係無いけど、「母の日」が近い・・・。
今朝の日経に、こんな記事があった。
「「母親に優しい国」日本32位 母子保健や教育 NGOが179カ国比較
【ニューヨーク=AFP時事】国際NGOのセーブ・ザ・チルドレンは4日、「母親に優しい国」ランキングを発表した。トップのノルウェーをはじめ上位5位を北欧諸国が独占し、日本は32位。最下位はソマリアだった。
ランキングは、世界179カ国を対象に、母子保健や教育、所得水準、女性の社会的な地位などの項目を調査して比較した。米国は先進諸国の中で妊産婦の死亡率が最も高く、日本より1ランク低い33位だった。下位には、紛争に見舞われている国々が並んだ。
セーブ・ザ・チルドレン幹部は、経済的豊かさだけが母親の幸福度を左右するものではないとしつつ、ノルウェーについて「経済的に豊かで、その資産を母子支援に投資している」と評価した。」(2015/05/06付「日経新聞」p30より)
いつも「ベスト10」のような記事を見付けると、つい取っておきたくなる。そして他の国の順位も知りたくなる。
Netで検索すると、「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」のサイトに詳細な記事があった(ここ)。
「お母さんにやさしい国ランキング2014」発表、1位はフィンランド、最下位はソマリア~日本のお母さんは32位~(2014.05.06)
子ども支援専門の国際組織であるセーブ・ザ・チルドレンは、母親を通して子どもについて考えるきっかけを作るため、毎年母の日にあわせて「母親指標~お母さんにやさしい国ランキング~ (Mother's Index)」*1を含む「母の日レポート(State of the World's Mothers)」を発表しています。15回目となる今年は、178カ国を対象に母親と子どもの状況を分析すると共に、紛争や自然災害などによる人道危機下で生存が脅かされる母子の保護に関する詳細な調査報告を行いました。
*1 1)妊産婦死亡の生涯リスク、2)5歳未満児の死亡率、3)公教育の在籍年数、4)国民1人あたりの所得、5)女性議員の割合、 の5つの指標を基に、保健・栄養、教育、経済、政治への女性参加を総合的に勘案して算出
一昨年に続き、今年も順位を1つ下げて32位となった日本は、先進7カ国(G7)の中でも最下位です。 保健・栄養、教育、経済の分野ではトップの国々と同じ水準であるにも関わらず、女性の政治への参加の指標となる女性議員の割合が昨年の11.3%よりも更に少ない10.8%となり、ランキングトップのフィンランドの42.5%から大きな開きがあるだけでなく、最下位ソマリアの13.8%よりも低い数字となっています。」(ここより)
全ランキングは(ここ)にあるが、主要な国の順位を拾ってみると・・・
<お母さんにやさしい国ランキング2014>
①フィンランド
②ノルウェー
③スウェーデン
④アイスランド
⑤オランダ
⑥デンマーク
⑦スペイン
⑧ドイツ
⑨オーストラリア
⑨ベルギー
⑪イタリア
⑫オーストリア
⑬スイス
(18)カナダ
(20)フランス
(26)イギリス
(30)韓国
(31)米国
(32)日本
(61)中国
(62)ロシア
(137)インド
話は飛ぶが、1年半前に亡くなったお袋が、よく言っていた。「親孝行するなら、今、してちょうだい。死んでから親孝行されてもしょうがない。どこにでも連れて行って!!・・・」
今日も、行き付けのモールに行ってきたが、どの店も赤いカーネーションの「母の日」だらけ・・・。まあ、商売的には恰好のイベントなのだろう。
しかし、自分には何かしっくり来ない。「母の日」“だから”何かを贈る・・・?
いやいやウチのお袋のように、日常の母親との交流、それこそが“毎日の母の日”では??
日本では「母の日」が盛んな割に、先進国では“お母さんに優しくない国”らしい。
近くの道路にツツジが咲き誇っている。このツツジの花を見るたびに、春先に両親が我が家に遊びに来たときのことを思い出す。メモを開いたら、1993-06-19とあった。親父が亡くなる3年前。当時小学生だった次男が、塾の帰りに「父の日」にと、親父にウィスキーを買ってきた。まあ、お爺ちゃんに・・・だが。
ウィスキーはまったく飲まない親父だったが、小学生が貯めた小遣いを奮発したであろうウィスキーを手に、嬉しそうな顔で写真を撮ったもの・・・
「感謝は物では無い・・・」と思いつつ、なぜかそんなことを思い出した。
でも「母の日」(「父の日」も)の大騒ぎが、自分にはどうもフィットしない・・・
日本は先進7カ国(G7)の中で最下位・・・か。ま、そんなものかも・・・ね。
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