TVドラマ「デート〜恋とはどんなものかしら〜」が終わっちゃう!?
フジテレビ系で現在放送されているTVドラマ「デート〜恋とはどんなものかしら〜」(ここ)が、いよいよ終盤に差し掛かってしまった。実に残念!
しかし、自分にとってこれほど放送を心待ちにしたドラマは、久しぶり。最近では断トツだな・・・
とにかくストーリー展開が今までに無くユニーク。意表を突く展開が次から次に・・・。作者は、視聴者を翻弄(!)して、さぞ愉快だろう。
実に他愛のないラブコメディーなのだが、なかなか目が離せない。念のため、ストーリーをwikiから引くと・・・
「内閣府の研究所で働く藪下依子は、30歳を目前にして父親から見合いを勧められる。しかし、恋愛経験が無く、結婚は相手との「契約」と捉える依子は、ことごとく見合いに失敗 し、結婚相談所に登録。一方、自身を高等遊民と自称する谷口巧は、女性と新しく出会うことで働く意欲を持って欲しいと願う幼馴染の島田宗太郎によって、勝手に結婚相談所に登録させられる。依子は巧のプロフィールに記載してある身長や生年月日などの数字が全て素数で構成していることに興味を持ち、デートをすることになる。
デートを重ねるうち、不器用ながら互いに気になる間柄となって行く二人だったが、その矢先、依子に想いを寄せる鷲尾豊、宗太郎の妹・島田佳織が割り込み、四角関係の事態となってしまう。」
代表的リケジョの、杏が演じる主人公・藪下依子は、まさにコンピューター人間で、感情というものがない欠陥性格。しかしそれを取り巻く人々は、皆人間性が豊か・・・。その対比が何とも面白い・・・
優秀な物理学者だった母親を演じる和久井映見や、特に父親を演じる松重豊が、実に普通のお父さんで、好感を持て、自分は好き。リケジョの娘との対比が実に愉快。
そして杏の相手役の谷口巧を演じる長谷川博己も、有り得ない高等遊民の役を飄々としてこなす。
その取り巻きが、優秀な役者揃い。風吹ジュンが演じる母親も、フットワーク軽く楽しいし、松尾諭と国仲涼子が演じる島田宗太郎、島田佳織という兄弟の幼なじみも個性的。
何よりも、あの沖縄の“ちゅらさん”の国仲涼子が、見事に美しい女優に脱皮していたのにはビックリ。
そして、主人公の二人と、国仲涼子の子ども時代を演じる子役たちが、どこから見付けてきたのか、オトナになったそれぞれの役者と雰囲気が似ている。まさにそれぞれの子ども時代を彷彿とさせる子役たちなのだ。憎い・・・
しかし場面展開は忙しい。番組が始まると、突然「現在」が突飛なく始まり、事情が分からずアレッと思うと、場面は2週間前に戻って、その背景が流れる・・・といった具合で、何とも風変わりな進行。しかも逆転に次ぐ逆転で、テンポの速いこと・・・
自分は、TVドラマはナマで見たことがない。全て録画を見ている。しかしこの「デート」だけは例外。(月)の夜が待ち遠しく、ついナマで見てしまう。こんな経験は今までに無い。
見ても、中味は言えない。カミさんが(火)のお昼ご飯を食べながら見るので、バラす訳には行かぬ・・・
このドラマ、カミさんに教えられて見始めたものだが、誰かが新聞に書いていた。「見ないと損!」。まったくその通り。
あと2回で終わってしまう。まあ、ストーリー的には、杏演じる藪下依子が人間性を取り戻し、相手役の高等遊民を名乗る谷口巧が、仕事を始めて終わるのだろう。
今まで見たことがない類のドラマに、年がいもなく楽しめたドラマであった。
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