「ことば遊びのススメ」~小野恭靖氏の話
先日、NHKラジオ深夜便で「明日へのことば「ことば遊びのススメ」大阪教育大学教授…小野恭靖」(2014/12/7放送)を聞いた。
この中で、色々と面白い話を聞いた。
まず苗字。 「小鳥遊」さんを何と読む? 解答は「たかなし」さんだって・・・。
「小鳥が遊ぶ」⇒「天敵がいない」⇒「鷹がいない」⇒「タカナシ」・・・なんだそうだ。
Net(ここ)で見たら小鳥遊さんは全国で40人ほど居られるとのこと。しかも古くからの由緒あるお名前らしい。
続いて「十」さんは何と読む? 解答は「つなし」さんだって。ひとつ、ふたつ・・・、ここのつ、「とお」⇒“つ”がない ⇒ 「つなし」だって・・・。
実にウィットがあって楽しい。
Netで検索してみたら、(ここ)に同じような「なるほど・・・」と思わせる苗字が載っていた。
月見里(やまなし/月を遮る山がないという意味から)
四月一日(わたぬき/春になると綿の入った衣の綿を抜くことから)
一(にのまえ/「一」は「ニ」の前の数字であることから)
九(いちじく/一字で「九」と読むから)
そう言えば、散歩で良く前を通る家に「神」さんという家がある。「かみさま」では困るよな・・・といつもカミさんと話す。
回文(上から読んでも、下から読んでも同じ)も、こんなのを紹介していた。
「ながきよの とをのねぶりの みなめさめ なみのりふねの をとのよきかな」
「長き夜の とをの眠(ねぶ)りの 皆目覚め 浪(なみ)乗り船の 音のよき哉」
(意味:「永い間、眠ってしまっていた。船に乗っていたら波の音があまりにも心地よくて、思わず眠りが覚めてしまった。波の音は何と素晴らしいことだろうか」等々)
何とも、楽しむには少々「学」が必要だが、なかなか面白い。
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コメント
こんにちは!
小野先生のお名前を見つけてびっくりしました。
というのも…4年ほど前になるでしょうか、先生の講義を聞いた姉に誘われて、それ程興味のなかった古典文学講座に通い始め、現在はシニア自然大学主催の公開講座、「御伽草子の世界」を受けています。先生の講演があると聞けば、遠方でもでき得る限り参加するという、いわば追っかけ?
先生の講義は応募者多数で抽選になるほどです。それ程講義の内容、話術、お人柄とも抜群です。次タームは「伊勢物語」。楽しみです。
私もぼけ防止にと、自分の名前(7文字)でアナグラム遊びをしました。13,4できました。
ところで小野先生の下のお名前、なんというかお分りでしょうか。あ、ラジオならご紹介がありましたよね。「みつやす」と読むのだそうです(念のため)。姉と私は密かに「やすやす」と呼んでいます。チャーミングな先生にぴったり!と思っています。
【エムズの片割れより】
そうなんですか~!奇遇ですね。
この番組はアップしませんでしたが、なかなか面白かったですよ。
投稿: アンディーのママ | 2014年12月24日 (水) 16:13