日本の富裕層数は世界2位
先日の日経新聞にこんな記事があった。
「日本の富裕層、1.7倍に 今後5年で クレディ・スイス予想 米に次ぐ世界2位維持
スイスの金融大手、クレディ・スイスは100万米ドル(約1億1500万円)以上の純資産を持つ日本の富裕層が今後5年で1.7倍に増えるとの予想をまとめた。富裕層の数で米国に次ぐ世界2位の座を維持する。人口が減る日本で富裕層向けサービスは金融の数少ない成長分野。銀行や証券会社などの競争がますます激しくなりそうだ。
家計の純資産は金融資産と不動産などの合計から負債を差し引く。100万ドル以上の富裕層は273万人だったが、19年には474万人に増える見通し。「日本は富裕層の予備軍が多く、経済成長に伴い富が増える」(クレディ・スイス証券の松本聡一郎氏)という。
世界でみると、富裕層の数は1417万人いる米国が圧倒的な1位。日本、フランス、英国などが続く。中国は118万人で7位だが、今後5年で94%伸び、229万人になる。5000万ドル以上の純資産を持つ超富裕層は世界で約12万8千人おり、その半分が米国にいる。日本は2887人おり、世界7位という。」(2014/11/11付「日経新聞」p7より)
<100万米ドル以上を持つ富裕層>
2014年 2019年
①米国 1417万人 1971万人(139%)
②日本 273万人 474万人(174%)
③フランス 244万人 416万人(170%)
④英国 204万人 338万人(166%)
⑤ドイツ 196万人 324万人(165%)
⑥オーストラリア 125万人 171万人(137%)
⑦中国 118万人 229万人(194%)
日本は、ひと声1億円を持っている富裕層の数が世界2位、50億円の大富豪が世界7位だという。
自分にはまったく関係無い話だが、へぇー・・・
せっかくなので、もう少し詳しく見ると、「クレディ・スイス、2014年度「グローバル・ウェルス・ レポート」(ここ)というオリジナルのレポートが見つかった。
それによると、「成人1人あたりの富の中央値」ではオーストラリアが1位だという。日本は6位。これは平均的な人が持つ富なので、国の平均レベル が分かる。
そして50億円の超富裕層は、中国が2位だという。これも分かるな。世界で中国人の超富裕層が増えているという最近の話題に合う。
そして1億円の富裕層の伸び率では、中国の94%を別格 にすると、日本の74%が健闘している。それに対して、米国の39%、ロシアの28%は意外な低水準。理由は良く分からない。
日本の高い伸び率の理由も良く分からない。
何度も言うが、“まったく関係無い話”だが、「ヘェー」と思いながら、ただ眺めておくこととしよう。
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