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2014年10月 8日 (水)

「16歳の教科書」講談社~Uさんの読書ノート

大きな声では言えないが、実はUさんが送ってくれる「本の紹介」は、とにかく難しい。経済も政治も哲学も・・・。自分で分からないものをここで紹介わけにはいかないが、8月末に送って貰った「16歳の教科書」は、何とか自分でも分かった。

Uさん曰く・・・
「朝夕、大分過ごしやすくなって来ましたが、季節の変わり目です、ご自愛ください。さて、今回の本の紹介は「16歳の教科書」 講談社です。16才前後の子供向けの本だが、大人が読んでも面白い!
夏休みの8月、各位もお孫さんのお世話を何等かしたと思うが、「何故、勉強するのか。何を学ぶのか?」について子供たちと一緒に考えて見るのも一興ではないか!
読後の最初の感想は、こんな先生に習ってみたかった。と言うものであった。専門を究め、社会に出て色々な矛盾を体験した講師達の講義が素晴らしい。紹介はしなかったが、杉並区の公立中学校長を民間人ではじめて経験した藤原和博氏の「社会」の授業、正解が一つではない現代社会の諸問題に対する取り組み方、情報編集力の付け方など、実社会に即リンクしている。全文を読んでみたい方は、多分区立の図書館に置いてあると思うので借りて見ては如何!」

★「16歳の教科書」講談社~Uさんの読書ノートのPDFはここ

上のpdfで紹介されている中で、印象に残ったのは、3時限目の数学(図形問題)での「つまり数学は、「考える事そのもの」を扱う教科なのです。だから数学が嫌いな人がよく口にする「数学なんて出来なくても社会に出て困らない」というのはとんでもない間違いなのです。数学によって鍛えられる「考える力」は、若い皆さんの年齢でしか伸ばす事が出来ないものなのです。」という指摘。
高校の時の幾何(図形)は自分も好きだった。「・・・を証明せよ」。つまりは三段論法などのプロセスである。このときの訓練は、社会人になって、「考える」ことにどれだけ役だったか知れない。この指摘はその通りである。

そして自分の大キライな英語。「英語を使うネイティブの気持ちに「同期」しなくてはダメで、規則の集積を感覚に置き換えることが必要である。」「まず英語でどうしても不可欠な感覚は「並べて行く」感覚である。表現を配置して文を作る感覚です。これが日本語と一番大きく違う部分です。」と指摘している。
なるほど・・・と思う。

Uさんが「本書を手に取ったのは、今年高校に進学した孫にプレゼントするためだったが、内容を一応知って置くために、読みだした所、大変面白く、大人にも為になる内容だったので各位にも紹介する事にした。」と言っているように、自分も読んで孫にプレゼントしたいが、まだウチの孫はやっと「立っち」が出来るか出来ないか・・・なので、15~6年塩漬けにしておいて、孫が育った頃にまたこの本を開くとしよう。

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コメント

私は数学は苦手でした。嫌いではないとおもうのですが、根本的な事がわかっていないのです。+、-、×、÷が分かっていないと思います。つまり-×-がなぜ+になるのか、+×-が-になるのか、分数の割り算の答えが増えて、掛け算が減るのか。2分の1÷2分の1の答えは1です。2分の1×2分の1は4分の1ですね。ここでつまずいたままでいます。高校で何とか単位は取りましたが、基本がわかっていないのです。数学的脳が足りていないのでしょうか。わかるまではあの世に行きたくないのですが、何歳まで生きられるでしょうか。

【エムズの片割れより】
何の何の・・・。数学や物理が好きだった自分には信じられませんが、ウチのカミさんは、理数系は全くNG。数学の時間が始まるとお腹が痛くなって、トイレに行っていたようです。
未だにおそばの汁を作る時に、「ツユ1に対して、水5で割る」ということが理解出来ず、自分にお鉢が回ってきます。もちろん足し算と引き算以外は「外国語」だそうです。
それでもうまい料理を作れるので、ま、全ては“女のカン”ですね。

投稿: 白萩 | 2014年10月 8日 (水) 21:28

「感」と言われていますが、数式が組み立てられなくても答えがちゃんと出ることがあります。何となくわかるのですね。数学(私のころは解析1,2でした)のテストに答えだけ書きたかったですね。どうしてなのか自分でもわかりません。何となくわかる答えで何とか落第しないですみました。エムズさんの奥様の頭の中も多分数式でない何かが働いているのではないかと思います。夫の悪事も何となくわかってしまう能力が備わっているのです。すごい能力があるのかも知れませんよ。タテマツッてあげて下さい。カミさんは神さんかも。

【エムズの片割れより】
数学でプロセス無しで答が分かるなんて、およそ男の頭では理解出来ません。
カンで数学の答が分かるなんて、そんなバカな・・・
所で、白萩さんのコメントを読んで、ウチのカミさんは「私は神さんよ!白萩さんに礼状でも出そうかしら・・」と言っています。
ちなみに、ウチの神さんは、足し算は好きだが、引き算はキライ。かけ算は好きだが割り算はキライ・・・だそうです。

投稿: 白萩 | 2014年10月10日 (金) 22:44

何となくわかったのは解析1までで、解析2は記号すら読めませんでした。公式を丸暗記して当てはめればいいわけで、その公式がどうして成り立っているのか考えるともう完全にアウトでした。我が夫は簡単な方程式すらわかっていませんが、確率の簡単なものはパッと答えます。確率の公式があるのも知らないのですが、何故わかるのか聞いたら、サイコロばくちをする人なら誰だってわかると答えました。実地で覚えたわけです。世の中には学校で習わなくても実地で覚える方法もあります。指し金を使う職人が算数が分からなくてもちゃんと角度の計算が出来るのと一緒ですね。ですから損得の頭があれば世の中を生きる算数はできるのです。
神さんにはかしわ手はいりません。時々お賽銭をきばって上げないとご利益がありませんのでご承知置きくださいませ。

【エムズの片割れより】
なるほど・・・。必要なのはお賽銭ですね。分かりました。でもウチの神さんは、チャリーンと音のする“銭”ではなくてカミ(紙)の「お札」を好むので、困っています。

投稿: 白萩 | 2014年10月12日 (日) 23:55

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