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2014年9月29日 (月)

倍賞千恵子の「秋の砂山」

秋である。秋のこんな歌はいかが?先日“発見した”倍賞千恵子の「秋の砂山」という歌である。

<倍賞千恵子の「秋の砂山」>


「秋の砂山」
  作詞:横井 弘
  作曲:小川寛興 

白くかわいた 風が吹くだけで
誰も見えない 秋の砂山
軽い心の ふれあいも
すごく大事に 思えた日
いまは遠くなる 秋の砂山

波の向こうに 虹が燃えていた
それは短い 夏のまぼろし
指をかさねる それだけで
愛のはじめと 信じてた
それもひとときの夏のまぼろし 

砂に残した 人の足あとを
消して静かな 秋のさざなみ
胸の渚に きざまれた
深いいたみの 消えるまで
独りみつめよう秋のさざなみ

実に素直な旋律で、倍賞千恵子らしい歌である。前に何度も聞いたことがあるようでいて、実は音源ももっていなかった、まさに今回初めて聞いた歌なのである。
CDは・・・と、Amazonで検索しても、一つのアルバムしかヒットしない。あまりメジャーな歌ではないのかも・・・

Netで検索すると、こんな記事を見付けた。
「秋の砂山 長田暁ニ
 日本フォーク界の先達・小室等がまだ武蔵野美術大学在学中に、山岩爽子、小林雄二と組んでPPMのそっくりさん、“PPMフォロワーズ”を結成し、カレッジ・フォークの中心になって140929akino 1960年代の前半に活躍した。この学生バンドは自らの作品を歌っていたが、『秋の砂山』は、作詞の横井弘、作曲の小川寛興というプロのヒットメーカーの作品とマッチングして作ったアルバム「君はある日」の中の一曲だった。どんな形になるか心配されたが、結果はグループのいい面が引き出され、清々しいフレッシュなサウンドになった。
 毎年一回、以前に発売されて余りヒットしなかったり、ストックになっていた作品で、いい曲だと思うものをもう一度発売する《歌供養》という行事があった。昭和44年の歌供養のとき、倍賞千恵子が歌って好評だったので、早速レコード化したところヒットした。」(『日本抒情歌全集(3)』(ドレミ楽譜出版社:1997年初版)(
ここより)

他に菅原洋一が歌っているようだが、まだ聞いたことはない。

秋というと、このような静かでもの悲しい曲が似合う。そろそろ本格的な秋である。

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コメント

今、外では雪が降っています。
世の中の汚れた様々な出来事を覆い隠して、雪が降っています。
倍賞千恵子の透き通った歌声が胸にひびきます。

【エムズの片割れより】
雪は情緒的には良いのですが、現実は雪かきという重労働を伴うため、あまり印象は良くありません。
そういえば、かつての大雪を思い出します。
2014年2月の大雪では、何と田舎(龍ヶ崎)のお袋の四十九日納骨の法事に欠席。
バスが雪のために基地から出られず、全面運行停止で、駅まで行けませんでした。
やはり雪はイヤですね。

投稿: 賀曽利 清 | 2024年2月 6日 (火) 07:03

賠償千恵子といえば、日本経済新聞の2023年12月の「私の履歴書」は倍賞千恵子ですので、ファンの方ならぜひこの連載をごらんください。私は「男はつらいよ」シリーズはたぶん全部見ているので、寅さんの妹役のさくらというイメージです。この「履歴書」でも寅さんの渥美清との交流はいくつかの回で触れられています。
私が若いころ見た、倍賞千恵子も出演した1962年の松竹映画「山の賛歌燃ゆる若者たち」という映画をもう一度見たいと思っているのですが、どなたかこの映画をご覧になったことのある方はおられるでしょうか?倍賞千恵子のほか岩下志麻等が出演し、監督は篠田正博。この映画へのリンクは
https://www.shochiku.co.jp/cinema/database/03481/

投稿: KeiichiKoda | 2024年2月 7日 (水) 09:19

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