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2014年9月10日 (水)

「マック・売上高25%減」と最近流行の珈琲店

今朝の朝日新聞に、こんな記事があった。
マック、売上高25%減 期限切れ肉影響 8月前年比
 日本マクドナルドホールディングスは9日、8月の売上高(既存店ベース)が前年同月より25.1%減ったと発表した。単月では、2001年の上場以来、最大の落ち込みだ。ヒット商品がなく売り上げが落ち込んでいたところに、中国で起きた期限切れ鶏肉問題が追い打ちをかけた。
 日曜日の昼下がり、東京・自由が丘のマクドナルド。人気の「妖怪ウォッチ」のキャンペーン中とあって、小雨にもかかわらず路上にあふれるほどの客が並んでいた。
 ■親の不安根強く
 ただ、客の反応は芳しくない。月に数回来るという目黒区の主婦(34)は、2歳と8歳の息子を連れ、チーズバーガーセットなどを買った。子どもは「チキンマックナゲット」が大好きだが、買わなかった。7月下旬にナゲットの仕入れ先の一つ「上海福喜食品」で、期限切れの鶏肉が使われていることが発覚した。「自分で食べるのは構わないけど、小さい体の方が影響が出やすいと思って」と話す。ナゲットはタイ産に切り替わっているが、それでも「何となくためらう」。3歳の息子を連れた世田谷区の会社員男性(41)は「こういう問題があれば、来る回数は減る」。
 ■「もう1品」苦戦
 マクドナルドによると、8月は特にファミリー層が顧客の郊外店が苦戦したという。目立つのはナゲットなど、鶏肉商品の落ち込みだ。ハンバーガー類に加えて買う「もう1品」が売れなくなっている。
140910mc  6月まで14カ月連続で伸びていた客単価は7月に前年同月比でマイナスに転じ、8月は同9.8%減となった。そして来店する客数も同16.9%減った。1人あたりの売り上げも、来客も減るダブルパンチだ。
 そもそもマクドナルドの売上高は低迷している。「100円マック」など低価格で成長を続けたが、その後、価格を値上げ。その強気の戦略が裏目に出て若者離れを招いた。そこで2013年8月、6カ国のマクドナルドの経営で実績があるサラ・カサノバ氏が社長に就任し、経営の立て直しを進めている最中だ。
 しかし、打つ手が当たっているとは言いがたい状況が続く。今年2月以降、売上高は前年を下回ったままだ。100円のコーヒーが人気を集めていたが、コンビニエンスストア各社が相次いでドリップコーヒーに参入したことや、サッカーW杯キャンペーンが振るわなかったことで不振が続く。
 広報担当者は「7月下旬に比べると、底は打った感はある」としているが、「回復とまでは言えない」という。 (吉田拓史)」(2014/09/10付「朝日新聞」p11より)

最近、我が家では「今日もマックに人が入っていなかった」という話題が多かった。自分は、通勤の帰りに、バスの中からマックの店内を覗き、「今日も客がほとんどいなかった」と言い、カミさんも「犬の散歩の時にマックを覗いたが、お客が少なかった」と・・・
我が家は決してマックのファンでもないし、株主でもない。ただ心配なのは、家の近くのマックが撤退しないことだけ。あれが無くなると、やはり寂しいので・・・。

マックの業績不振について、こんな記事もあった。
業績低迷のマクドナルドから放課後の高校生とスマイル0円が消えていく理由とは?
ビッグマックを“ごちそう”だと思わなくなったのは、いつからだろう?
・・・
2011年から2期連続で純利益減となると、昨年8月にはサラ・カサノバ氏が社長就任。期間限定メニューなど新商品を次々と打ち出したが、いずれも不発。今年上半期純利益は前年同期比59%減の18億円。さらに一連の不祥事を受け、今年下半期の決算予想を取り消し「未定」と発表する異例の事態に……。
・・・
ちなみに、ほかのバーガーチェーンの状況はどうか。
「ここ数年の業績を見ると、モスバーガーは好調。ロッテリアやフレッシュネスバーガーは横ばいか微減という程度。マクドナルドのひとり負けという印象が強いですね」(重盛氏)
・・・
そんな苦しい状況を打開する人材として、昨年8月に社長に就任したのがサラ・カサノバ氏。だが、評判は芳(かんば)しくない。
「これまで米マクドナルドは日本には独自経営で任せてきましたが、テコ入れとして、過去に日本で『チキンタツタ』をヒットさせたカサノバ氏を送り込んだのです。しかし、彼女は残念ながら日本のマーケットをわかっていない。
例えば先月、『ビッグマック』や『えびフィレオ』といった定番メニューのセット価格を期間限定で値下げしたんですが、これは元の価格に戻ったときに割高感が出てしまう最悪なキャンペーン。さらに期限切れ鶏肉問題が発覚してから約1週間後に会見するという対応の遅さや、謝罪をしないまま『ウチの商品は安全だ』と宣言するスタンスなどに批判の声が上がっています」(新井氏)
カサノバ氏は就任した1年前からファミリー路線回帰をうたっているが、これまでのところ、うまくはいっていない。マックの復活にはまだまだ時間がかかりそうだ。(取材/昌谷大介、武松佑季)」(
2014年9月8日(月)6時0分配信 週プレNEWS(ここ)より)

我が家では、上にある中国の鶏肉問題でのマックの社長の記者会見のスタンスが、今でも大不評。ファミマが早々に社長が記者会見し、「信頼関係を裏切られた。国内ではお客さまの信頼を裏切った。 大変申し訳ない」と謝罪したのと違い、カサノバ社長は「マクドナルドは、だまされたと考えている。ですので、責任として、品質の高い、安全な食品を提供したいと考えている」と話した。
日本人は、だれもマックが被害者なので、可愛そうだなどとは思っていない。食材の管理責任を含めて、最終顧客であるお客に、そんな食品を提供したマックには重大な責任があると思っている。
それが「自分も被害者だ」と開き直られたら、「製造物責任」など飛んで行ってしまう。

そしてこんな記事もあった。
マックの全席禁煙「cafe戦略のブレで来店動機薄れる」と識者
 中国製鶏肉の品質問題に続き、商品代金の取り過ぎまで発覚して消費者の信頼を大きく失墜させてしまった日本マクドナルド。来店客数が直近14か月連続で前年比マイナスを続けていることは当サイトでも報じた通りだが、このまま加速する“客離れ”を食い止められなければ同社の業績回復は望めない。
 しかし、客数減にさらなる追い打ちをかけてしまいそうな懸念材料もある。8月1日から国内すべての店舗(3135店)で実施している「全席禁煙化」だ。
 これまで店内喫煙に関するマックのスタンスは、分煙化の推進だった。
<それぞれの店舗では、店舗をご利用されるお客様のニーズを踏まえて、禁煙や時間帯あるいは曜日によっての分煙を実施いたしております>(以前の同社HPより)
 喫煙スペースはタバコの煙が漏れないよう、天井から床まで四方を仕切った席を設ける店舗が多く、愛煙家のビジネスマンやシニア層の“憩いの場”となっていた側面もある。事実、こんな声が聞かれた。
「毎朝、散歩がてらにスポーツ新聞を買い、マックで一服しながらコーヒーを飲むのが定年後の日課になっていました。コーヒーの味も数年前のリニューアルで深みが増して気に入っていたのに……。7月に突如タバコが吸えなくなってからは、駅前のコーヒーチェーンに行っています」(千葉県在住・60代男性)
 同社は全席禁煙を決めた理由について、<お子様連れを含むすべてのお客様に、よりきれいな空気と健康に配慮した環境のなかでお食事をお楽しみいただけるよう配慮してまいります>とコメントしている。
 確かに今期の業績テコ入れ策として、キッズ・ファミリー客をターゲットに店舗改装や子供向けセットメニューの拡充を図ってきた同社にとって、全席禁煙はイメージ戦略上も必須だったのかもしれない。
 だが、急激な方針転換に疑問を投げかける向きもある。過去にハンバーガーチェーンの立ち上げにも関わった経験を持つフードコンサルタントの白根智彦氏はこんな見方をする。
「マックは4年前から禁煙化を進めてきたと説明していますが、この4年間はスターバックスをはじめとするコーヒーチェーンやコンビニコーヒーなどの台頭で『カフェブーム』が盛り上がっています。
 マックもご多分に漏れず“プレミアムコーヒー”や“マックカフェ”などデザートメニューを増やして客数アップのけん引役にしてきました。分煙対策を進めたのも、カフェ化の強化でリピーターを増やそうとしていたからです。
 それが、今になって急に全席禁煙を打ち出したのは、中国問題を受けて品質・環境問題をアピールする必要に迫られたのはミエミエ。あまりにもマーケティング戦略がブレ過ぎていると言わざるを得ません」(白根氏)
 マックはこれまで低価格商品を武器にあらゆる客層を呼び込んで高成長を続けてきた。苦境に喘ぐいま、禁煙化で自ら客層を絞ってしまえば、ますます他社との競争力も失いかねない。白根氏が続ける。
「バーガーチェーンではモスバーガーだって分煙スペースを残していますし、ファミレスのロイヤルホストも席は禁煙ですが店の入り口付近に喫煙部屋を設けている店舗があります。駅の構内ではタバコを吸う権利を得るためにコーヒー代を払って店に入る人も多いのが現状です。
 飲食店の分煙化は時代の流れです。喫煙・非喫煙者どちらも同じ顧客でしょう。売り上げ確保のためには、両者へ配慮するのは当然のことです。そんな中、マックはただでさえ客離れに歯止めがかからないうえに、少数派とはいえ喫煙客を排除してしまったら、それこそ来店動機は薄れる一方です」
 信頼回復を目指しているマクドナルドだが、サービススローガンでは“すべてをお客様のために”とうたっている。ならば、喫煙・非喫煙者の双方に配慮する手立てはなかったのだろうか。今回の全店での全席禁煙化はそのスローガンと矛盾してはいないだろうか。(
NEWS ポストセブン 9月5日(金)7時6分配信)」(ここより)

なるほどね・・・。
たま~に行くモスバーガー。ここはとにかく高い。でも「たぶん国産で安心だろうから」と思って我慢していたが、先日の騒動で、やはり中国の食材を多く使っていることを知った。ナーンダ・・・
でも、量はあるが薄くてお湯のようなマックのコーヒー。そして、100円だがやはりそれなりのシェイク。まあそんなに行きたい場所では無くなった。

話は変わるが、今日、カミさんのリクエストで、「さかい珈琲(町田多摩境店)」というところに行ってきた。帰って調べてみると、ここは関東第一号店 で、8月25日オープンとか・・・。まだ開店2週間しか経っていない。どうりでメニューのあちこちに「10月8日から」とか書いてあり、まだそれほどメニューが多くない。まだ見習い中だ。ここは岐阜が本拠地だという。店内は広々していて、余裕があり、「トレンディ」をゆっくりと読んできた。
最近、ウチのカミさんはこのような新規喫茶店がお気に入り。先日、ひょんな事で「コメダ珈琲店」(ここ)に寄ったが、このような喫茶店があいついで開店しているらしく、カミさんがハシゴをしている。近くの「高倉町珈琲」や「星乃珈琲(八王子堀之内店)」など。

どの店も、店に入れずに長蛇の列。どこも大人気らしい。しかし、今日は昼食時だったが、店内の9割以上は女性のグループ。夫婦連れは他に一組見ただけ。でもオジサン一人という席もあった。
店の入り口には雑誌類が置いてあり、店内が明るいとは言え、まあ喫茶店。もちろん分煙も徹底。
これからは、マックやファミレスからこんな喫茶店に、流行が移っていくような気がする。
スタバなどと違って、女性Grの長居にも好評と聞く。なんせ3~4時間は普通だと言うから女性はスゴイ。

ま、そんな世の中だが、今後も、犬の散歩の時にたまに寄りたいので、近くにあるマックは、何とか頑張って欲しいもの・・・。

140910kyou <付録>「ボケて(bokete)」より

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