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2014年7月 2日 (水)

集団的自衛権に対する半藤一利氏のコメント

昨日、閣議決定された「集団的自衛権」による解釈改憲。
自分が信頼している半藤一利氏はその事態をどう見ているのか?
昨夜(2014/07/01)のTBSテレビ「NEWS23」で、半藤一利氏へのインタビューが放送されていた。その話をここに留めておきたい。

<「集団的自衛権」への半藤一利氏のコメント>
~2014/07/01 TBSテレビ「NEWS23」より

「30年後、50年後になったらものすごい転換点だったね、あのときがと、後の人が言うのではというくらい重大な日ではないかと思っている」
「国防は戦力は必要最小限でとどめて、しかし万一のときは断固として自衛はするけれども。こちらから「自衛戦争」という名前のもとに向こうに行って戦争することはしないおいうことを世界に明言してギリギリまで守ってきた。あれ(解釈改憲を閣議決定)ができるならば、憲法なんていらなくなる」
「(安倍政権は)アメリカと本当に軍事同盟を結びたいのじゃないか」
「ポイント・オブ・ノーリターン(=後戻りできない地点)まで来てしまった」
「自衛戦争というのは、自衛のためだといっていくらでも拡大できる」
「太平洋戦争直前、松岡洋右をいう外務大臣が三国同盟(1940年:日独伊)を結んだ」
「抑止力になるということは、逆を言えばものすごくリスクを増すこと。仮想敵国をアメリカにするということは、ドイツと合意するが、いつか真性敵国になる可能性、危険生の方が(大きい)。アメリカの方は三国同盟を見たとき、明らかに我々に対する敵対国であることの表明であるととる。今度の場合も安倍さんの中にはそういう考え方があるのではないかと思う。日米同盟をきちっと結ぶことによって集団的自衛権をつくって、仮想敵国はたぶん中国なんでしょう」
「さらに軍事同盟をいう形をとるが戦前もそっくり同じにやってきた。そういう意味でよく似ていると思う」
「国民が戦前の国民よりはかなり悲惨な戦争の体験をしたことがあるだけに目覚めていると思う。もっと分かっていることがあると思う。だから戦前と似ているなと思いながらも、まだまだ日本の国はそれほど国民は愚かになっていないよと、きちっと見ているよと・・・」

(2014/07/01 TBSテレビ「NEWS23」より)

同じく「毎日新聞」にも半藤さんの話が載っていた。
集団的自衛権:閣議決定 作家・半藤一利さんの話
 ◇抑止力、戦争の出発点
 7月1日は、自衛隊発足からちょうど60年だ。政府はこの節目に従来の専守防衛を転換し、自衛隊を海外で武力行使できる軍隊に変えようとしている。
 なぜ、こんなに急ぐのか。反対の声に安倍晋三首相は耳を貸さない。「現状を知らぬ者が反対している」と思っているようだ。察するに、中国の圧力に耐えきれず、胸の内で「すごい抑止力を手にしたい」と考えてきたのではないか。「集団的自衛権を通さないと抑止力にならない」と。だが、それは妄想だ。
 戦前、そっくりの状況があった。1940年の日独伊三国軍事同盟だ。当時の仮想敵国は米国で、日本の指導者は、同盟が米国との戦争を防ぐ抑止力になると考えた。結果が示す通り、それは妄想でしかなく、戦争の出発点となった。抑止力を強めれば、同時にリスクも高まる。これは本当に危険なのだ。
 昨年12月に成立した特定秘密保護法に続き、今回の憲法9条の解釈変更。ともに唐突な印象だが、実は政府は前から周到に準備していたのではないか。
 昨年7月、麻生太郎副総理の失言が問題視された。ドイツのワイマール憲法を事実上空洞化させたナチス政権を引き合いに出して、「あの手口、学んだらどうかね」と発言した。
 麻生氏は、首相周辺の識者が当時論じていたことを、ついもらしただけではないのか。ヒトラーのように、日本でも憲法の解釈変更で何でもできると考え、今回、9条を骨抜きにした。人間は同じことを繰り返す。私たちは気づくのが遅すぎた。
 出版社時代に司馬遼太郎さんを担当した。亡くなる1年ほど前に飲んだ時、司馬さんは「せっかく作り上げた戦後日本がこのままでは駄目になる」と繰り返し言っていた。あれから20年。憲法9条を巡る状況は大きく変わってしまった。生きていたら何と言うか。生前の「憲法は命がけで守る」という言葉通り、激しく闘ったのではないか。
 自衛隊が海外の戦地へ赴いたことはない。他国から「お前は何もしない」と批判されても、何ら恥じる必要はない。日本人が平和のために尽力することで築いた信頼感は大きな国益だ。集団的自衛権とは、他人のけんかを買って出る権利である。けんかを買って平和国家を投げ捨て、国益を踏みにじる必要はない。【聞き手・川上晃弘】(
2014/07/02付「毎日新聞」(ここ)より)

少し前だが、2014年6月14日付の時事通信にこんな記事があった。
目前に「引き返せぬ地点」=集団自衛権に警鐘鳴らす-作家・半藤一利氏に聞く
 国民の懸念が広がる中、集団的自衛権行使のための解釈改憲に突き進む安倍晋三首相。作家の半藤一利さん(84)の目には、今の日本と太平洋戦争へと至った戦前の様子が重なって見える。「昭和史の語り部」に、歴史からくみ取れる教訓を聞いた。
 ◇言論統制「昭和のまね」
 -特定秘密保護法、集団的自衛権をめぐる解釈改憲など、安倍政権下で日本の進路に関わる政策が次々と打ち出されている。
0140702hando  「安倍さんは『国家のかたち』を変えるための三本の矢を用意したんだと思う。第一の矢は、(改憲発議の要件を緩める)96条を改めての憲法改正。しかし、これは国民の総スカンを食ってできなかった。そこで第二の矢が特定秘密保護法。これで安倍さんは言論の自由に対する縛りを握った。第三の矢が解釈改憲で、これが実現すると、憲法9条が完全に空洞化されることになる」
 「軍国主義へとひた走った昭和の時代でも、軍機保護法という法律で、権力者はまずメディアを抑え、国民が自由に発言できなくなる方向に持っていった。ああ、昭和のまね、昭和に学んでいるなと思いましたね」
 -秘密保護法でメディアが沈黙すると?
 「(安倍政権は)なにもメディアを弾圧しようなどとは思っていない。秘密保護法を厳しく適用するという脅しをかける。あるいは、たった1人の記者を不当な取材という法律違反で引っ掛ける。それだけで昭和でもそうだったように、メディアは自制し萎縮してしまう。それが権力者が望んでいること。戦前と同じ構図です」
 -歴史には、状況が引き返せなくなる「ノー・リターン・ポイント」がある、と著書で指摘しているが。
 「公明党が自民党に屈して解釈改憲となったら、次に安倍さんは、自衛隊を軍隊にするための法律を出してくるでしょう。自衛隊法改め国防軍法。そこまでいけば、ノー・リターン・ポイント。それで戦争ができる『普通の国』になる」
 -なにゆえ首相は解釈改憲に前のめりなのか。
 「なぜそんなに急いでいるのか、私も不思議でしょうがない。憲法を変えたい人たちに、何か強い妄想があるのか…。ただ、憲法改正という本丸を見せずに最初はデフレ脱却に取り組み、国民の警戒心を解き、そして一の矢、二の矢、三の矢と段階を踏んで急速に進めてきた。安倍さんの周りにいる知恵者が、相当研究しているのは間違いない。私たちは、油断しすぎたのかもしれない」
 ◇消えぬ攘夷の思想
 -戦前は国民の間にも戦争を望む気持ちがあったと書いているが、今の日本はどうか。
 「まだないんじゃないか。ただ、近代日本の国家建設の原動力は尊皇攘夷(天皇を尊び、外敵を撃ち払うこと)なんですよ。ところが薩英戦争などで敗北し、『いずれ攘夷をするから開国せざるを得ない』と方針を変えた。じゃあ攘夷の思想が日本人から消えたかというと、消えてはいない。外圧が加えられると、攘夷の思想が芽を出す。いち早く自分の心の中で芽を出した人々が安倍さんを応援しているんでしょう」。
 -日本社会で政権の意向を過剰に忖度(そんたく)する風潮が出てきたという指摘もある。
 「いつの時代もそうです。『国家のやることは間違いない。それに反するのは非国民だ』と言う人たちは必ずいる。昭和も、憲兵がどうの、警察がどうのというよりもむしろ、国民同士でやっていた。隣組の中で『あいつは非国民だから配給は教えない』と。ボヤボヤしていると、また『一億一心』になってしまう。私が勤務していた文芸春秋でも昭和15年ぐらいから神がかりになって、批判的な人は満州の文春に飛ばされた。社内ではみそぎをやり祝詞を唱える人間もいたらしい」
 「戦前と違うのはまだテロが始まっていないこと。ただ、ネット右翼とかヘイトスピーチは言論へのテロ。そう考えると、テロは始まっているのかもしれない」
 -日本の国防をどう考えるか。
 「日本は真ん中を山脈が貫く細長い国で、日本人はみんな海側に張り付いている。海岸線はアメリカより長く、この国を守ろうとしたら、ものすごい数の兵隊が要る。しかも海岸線には原発が五十何基もあり、ミサイル1発撃ち込まれたら誰も住めなくなる。地政学的に見て最も守りづらい国。だからこそ戦争を起こさないように真剣に考えないといけない」
 ◇日本への信頼「最大の国益」
 -日本の指導者に言いたいことは。
 「戦争っていうのは、いかに残酷で悲惨であるか。私のように体験した人には分かるんだけど、それを言葉で正確に伝えられないのがね…」
 「昭和の初めから10年代の日本の指導者は、政治家でも軍人でも官僚でも、日露戦争の悲惨さを知らず、(戦勝の)栄光だけを背負っていた人ばかり。今の日本のトップも、太平洋戦争の悲惨を知らず、日本は優秀だったという栄光を取り戻そうとしている。そうなった時に、国家というのは大国主義でぐんぐん動くんですよ」
 「だからといって、絶望しちゃいかんのであってね。70年間も平和国家であったのは日本人のすごい努力。それに対する国際的信頼というのは、日本の最大の国益ですよ。どこの国に行っても、日本人は殴られもしなければ、標的としてテロに巻き込まれることもない。それなのに、人のけんかを買って出る権利(集団的自衛権)を持って、アメリカの手先になって、その国益を捨てることはない。そう私は思いますね」(聞き手=時事通信編集委員・芳賀隆夫)。 
◇半藤一利氏略歴
 半藤 一利氏(はんどう・かずとし) 東京生まれ。84歳。東京大文卒。文芸春秋に入社し、月刊文芸春秋編集長、専務取締役を経て著述に専念。日本近現代史を研究し、「昭和史の語り部」として旺盛な執筆活動を続ける。著書に「日本のいちばん長い日」「昭和史」「あの戦争と日本人」など。(
2014/06/14 時事通信(ここ)より)

一方、同じく昨日の朝のテレビ番組で、こんなことを言っている人がいた。
「自分の国は自分で守る。その気持ちがなければなめられるんです。だから私は賛成です」(2014/07/01「TV朝日」「モーニングバード」(am8:35)より)

昭和史の研究家・半藤氏の懸念と、なめられないために戦争する国へ・・・という一国民の言葉。
国民の反対に対しては、決めた後になって、「丁寧な説明によって国民の理解を・・・」という詭弁。これはなかなか便利な言葉だ・・・。100年説明して、それでも国民が反対でも、相変わらず「丁寧な説明で理解を頂く・・・」とまた100年同じ言葉を繰り返す・・・
それにしても、昨夜の首相の記者会見が、何ともお粗末。プロンプターを使って、全て原稿を棒読み。記者の質問も「お手盛り」らしく、質問に対する回答も全て原稿の棒読み。せめて、質問の回答くらい、自分の言葉らしく言えば良いのに・・・
それとも、念願かなっての会見でも、自分の言葉で話せないほど、内容が乏しいのか・・・?後ろめたいのか・・・?

このあっけないほどの解釈改憲に、野党はもちろん、国民は為す術が本当に無いのであろうか・・・。それではあまりに次世代に対して無責任・・・。
日本は三権分立の国。これから裁判で、この暴挙が違憲だと判断して貰うしかないか・・・。まさか司法まで「高度の政治的事項なので判断せず」なんて逃げることも無いと思うが・・・

(2014/07/11追)
「(集団的自衛権を問う)引き返す機会、まだある 半藤一利さん
 「日本が戦争に巻き込まれる恐れは一層なくなっていく」。安倍晋三首相の言葉です。集団的自衛権の行使を認めることは、敵国から日本を守る「抑止力」につながるという。だが、14歳の時に東京大空襲に遭った私には、政治家の甘言としか思えない。
 110年ほど前、日本はロシアを仮想敵国とし、抑止力を名目に英国と手を組んだが、日露戦争が勃発。次に米国を敵国と見立ててドイツ、イタリアと三国同盟を結んだものの、太平洋戦争が起きた。いずれも抑止力とならず、相手に「敵視政策」をとらせました。
 いま、日本にとっての仮想敵国は中国とみられている。未来は見通せないが、中国の首脳と会談もできない状態で「国民の命と平和な暮らしを守る」と胸を張るのは、国民をだまそうとしているように見える。安倍政権の対応に賛同する人が唱える「愛国心」からは、自国が最高と考えて他国を見下す偏狭なナショナリズムを感じます。来年で戦後70年。悲惨な戦争を体験した人たちが次々と亡くなっていることも、この流れを後押ししている。
 戦争をせず、信頼感を得る。そのために外交で頑張り、民間交流を進める。海岸線が長くて守りづらい日本にとって、これが最大の国益につながるはずです。
 再び戦争への道を歩まないためにどうするか。政治家の言葉を真に受けず、自ら考える。来春には統一地方選もあります。引き返す意思を示せる機会は、まだ残っている。(聞き手・佐藤達弥)」(
2014/07/11付「朝日新聞」p38より)

(参考記事)
今だからこそ読んで欲しい寓話~フランク・パブロフの「茶色の朝」 

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コメント

私は今『きけわだつみのこえ』を開いています。昨夜、テレビでイラク戦争の時派遣された自衛隊員が帰国後28人も自殺をしたと聞き、驚きました。いったい何のために戦争をするのでしょうか。後方支援とは言え、人間が人間を殺す現場にいるわけですから、どれ程の恐怖の場に置かれていたか想像がつきます。誰も我が子を戦場に送りたくはありません。大国の欲と欲のぶつかり合いになぜ若者を殺させるのでしょうか。「わだつみのこえ」の中に罪なき中国人を兵士に岩石で殴打させて平然と見ている上官の話が載っています。学徒兵が「俺の子供は軍人にはしない。軍人にだけは・・・平和だ、平和が一番だ」と書いています。母親なら誰も子供を戦場に送りたくありません。平然と見ている冷たい目を持っている人の顔を覚えておきましょう。

【エムズの片割れより】
「イラク戦争の時派遣された自衛隊員が帰国後28人も自殺をした」という話は、非常にショックです。今でも殺し合いをしている国がありますが、我が国もその仲間に入れようとしている政治家がいて、現にそれが動いています。
半藤さんも言っていますが、我々は油断をしていたのでしょうか・・・

投稿: 白萩 | 2014年7月 3日 (木) 14:32

 国政選挙での自民党の圧倒的勝利が、今日の事態を招いたのではないか。未熟であろうとも健全な野党を育てようとすることができない、今日の我が国国民の政治的未熟さが悲しい。圧倒的な自民党政権には、マスメデアも批判できなくなり、戦前の状況に近づくことを恐れます。集団的自衛権の行使容認の閣議決定を報じた2日の新聞と、半藤さんの意見をコピーして手元に置いておきましょう。

【エムズの片割れより】
今頃「55年体制」を懐かしむ自分が哀しいです・・・。」

投稿: カウカウ | 2014年7月 3日 (木) 21:34

 戦争末期の旧満州で 兄と私の2人を産み敗戦後の混乱の中を帰ってきた 私の母ですが、当時の体験や苦労は一切話しませんでした。
 しかし亡くなる2,3年ほど前に「きけわだつみの声」を読みたいと言い出し手渡したことを思い出しました。
 佐世保港でチフスへの感染が見つかり1か月以上留め置かれて田舎へ帰ってきたことなどは祖母や叔母さんたちから繰り返し聞かされましたが ははのくちからは聞いた記憶がありません。今考えると「言葉にできないこと」がどんなにあったか?それでも聞いておくべきであったと悔やまれます。
 白萩さんのコメントを読んで思い出すことが沢山あります。

投稿: todo | 2014年7月 4日 (金) 15:58

思いはここにコメントを残されてる皆さんと同じです。
自衛隊員の自殺はショックでした。知りませんでした。

何とかして安倍政権への支持率を下げねばならない。地元選出の国会議員にメールする方法があると教えられました。公明党議員にメールする手があったのだと、いまごろ知りました。

今日は、地域の細々としたデモがあります。
でも、ここでもデモが行われるのです。
そのくらい国民は怒っているのです。

投稿: Tamakist | 2014年7月 6日 (日) 11:35

todo様 抗議行動に参加して下さって有難うございました。思いはあってもなかなか出来ないことです。私は一昨日病院の待合室で隣に座った近所の創価学会信者に「公明党も情けない。自民の下駄の雪だねぇ」といったら「そんなことはない、自民の歯止めに絶対なる」と言い張りました。「歯止めになるなら始めから賛成はしないでしょ」と言ったけれど聞く耳はないようです。上からの命令には絶対に従うという組織は怖いですね。今日彼女とすれ違ったらいやな顔をされました。戦地に往く怖さと無差別に爆弾を落とされる怖さを皆が自分の事として考えられるといいのですが、無関心の人が多過ぎます。

投稿: 白萩 | 2014年7月 6日 (日) 18:04

テレビのニュースを見たら、(アメリカが支援する)イスラエルのガザ攻撃の悲惨な映像が映っています。

私の今の最大の夢、それは・・・・・・・・

「今年秋のノーベル平和賞に、憲法第9条を守ってきた日本国民が受賞することが決定すること。 そのニュースが世界の注目を集め、それに呼応するかのように、日本国民が政治に目覚め、選挙で安倍政権を倒し、安倍政権が強行した一連の暴挙に対する修正の動きが出てくることです。」

「日本国憲法前文および第9条が、世界文化遺産に登録されること。これも夢ですが、こちらは今の日本政府が反対するので、実現はノーベル平和賞よりも無理でしょうね。」 皆さん、いかがお考えですか。

【エムズの片割れより】
最近の世論調査では、安倍政権の支持率が下がっているとは言え、やっと5割を切ったところです。国民の意識はそんなもの・・・
両方とも、実現を祈りたいところですが、「夢のまた夢」のような気がします。

投稿: カウカウ | 2014年7月29日 (火) 23:08

ユーチューブに日曜娯楽版があったので懐かしくなって聴いてみました。
「日本が負けたんだって、そんなはずはないのになあ、こんなに竹槍が残っているのに」
小さい時竹槍訓練を見た事があるせいか、笑ってしまいました。
防火訓練、竹槍訓練、なぜこんな時代遅れな訓練をさせていたのでしょうか。もっとも日曜娯楽版も政治批判が過激だという理由で辞めされられてしまいましたが、終戦直後の自由な雰囲気が伝わってきます。今、どこかの局で同じような番組があったら、国民も政治に関心を持つようになるでしょう。いつの間にか日本も「死の商人」になってしまいましたね。「戦争で亡くなった人たちお盆です。出てきて恨みを晴らしてくださいませんか。お願いします」♪冗談音楽!!

【エムズの片割れより】
やっと聞きましたよ。「日曜娯楽版」・・・。
戦後6年でこんなに自由になっていたのですね。その時、自分は4歳か・・。
こんな番組があることは知りませんでしたが、よくこんな録音が残っていましたよね・・・。
ありがとうございました。

投稿: 白萩 | 2014年7月31日 (木) 14:57

TV放送『週刊BS-TBS報道部』「検証・メディアの戦争責任」(2014年8月17日)を見ました。作家・半藤一利氏(84歳)とノンフィクション作家・保坂正康氏(74歳)をスタジオに出演させ、かつての戦争を検討・吟味する内容でした。

日露戦争以降、昭和20年までの新聞の戦争報道の歴史がよく分かりました。満州事変以降の、新聞の戦争推進に果たした役割は、私の想像以上のものでした。国家・軍部に協力させられたというより、共犯関係にあったと言えます。
これから2人の対談集を読んでみます。

【エムズの片割れより】
ご紹介ありがとうございました。Netで探したらこの番組がありましたので、自分も半藤さんは好きなので、全部見ました。
http://blog.livedoor.jp/hanatora53bann-tanosiiburogu/archives/51937431.html
マスコミ(新聞)が戦争を煽ったと言われていますが、権力に酔った、という指摘も考えると、怖ろしいことです。改めて、新聞に踊らされる怖さを感じました。

投稿: かうかう | 2014年8月19日 (火) 01:00

昨今、“丁寧”という言葉が“説明”の枕詞のように使われていますね。
“丁寧”な仕事でで、日本の物づくりを下支えしてきた職人さんたちは、これほど軽くなった“丁寧”という言葉をどう感じているのだろうか?

   丁寧に
   説明するぞ
   下々に
   同じ言葉を
   同じ口調で

何とも・・・虚しい

【エムズの片割れより】
いつも政治家の「丁寧に説明します」という言葉を苦々しく聞いています。自分には、政治家の「自分が正しいので、自分の説明に従うべし」という傲慢さが臭います。相手が納得しなくても「丁寧な説明が足りないだけだ」と自己納得してオワリ。実に傲慢です。
本音で「聞く耳は持たないので、何を言ってもムダですよ」と言えば良いのに・・・ね。

投稿: みのる | 2014年9月 7日 (日) 22:12

かうかうさんの教えて下さった対談みました。戦後学校教育を受けたものは昭和史をしっかり学習しておりません。何故でしょうか。
日曜娯楽版式に言ってみますね。
「今の若者なんてちょろいもんだぜ。面白くもないお笑い聞いてあはは、あははと笑ってるだけ、頭をからっぽにする教育しとけば、こっちのやりたいように国を動かし、あいつらを兵隊にして戦争ごっこをして遊ぶんだ。国が滅びても蟻んこみたいな国民が汗水たらして働いて俺たちに高給払ってまたぺこぺこしてくれる。政治家ほど楽しい職業はない。あはっは!」

【エムズの片割れより】
何よりも「学生運動」という言葉が死語になってしまいました。昔は学生の政治への意識は高かったのだが・・・。どうしたんでしょう?

投稿: 白萩 | 2014年9月 9日 (火) 22:41

本日14日(日)21:00~23:00に、TV放送『週刊BS-TBS報道部』作家・半藤一利氏とノンフィクション作家・保坂正康氏と読む「昭和天皇実録」が放送されます。太平洋戦争に関する話が中心になろうと思います。ご覧になりませんか。

【エムズの片割れより】
ありがとうございます。早速予約しました。

投稿: かうかう | 2014年9月14日 (日) 14:46

今年秋のノーベル平和賞に憲法第9条を
守ってきた日本国民が受賞しないかぁ・・・・

10月10日の発表にまだ望みをつないでいます。夢のまた夢ですが、受賞するなら、今年が最良のタイミングだと思っています。

 興味のある方は、最近のヤフーニュースを見て下さい。

 http://news.search.yahoo.co.jp/search?p=%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%99%E3%83%AB%E5%B9%B3%E5%92%8C%E8%B3%9E&ei=utf-8&fr=news_sw

【エムズの片割れより】
物理学賞を貰ったので、2つは無理かな??

投稿: かうかう | 2014年10月 6日 (月) 23:19

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