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2014年5月18日 (日)

井上陽水の「小さな手」

NHKラジオ深夜便を、PCで録音しておいて、通勤途上で聞いているが、先日、また“発見”してしまった。自分にフィットした歌を・・・
「ミッドナイトトーク~私の新人時代(4)版画家 山本容子」(2014/05/09放送)で、井上陽水の「小さな手」という歌を初めて聞いた。

<井上陽水の「小さな手」>


「小さな手」
  作詞・作曲:井上陽水

小さな手を見て思わず笑う私
小さなこの手で生きてた事を笑う
不幸はこの手でかかえられないし
幸せはこの手ではこぼれてしまう
小さな手

幼い手を見て私はいつも笑う
幼いこの手で恋した事を笑う
あなたが私にさよならつげて
私のこの手は涙もふけない
幼い手

私のこの手は笑いをいつもさそう
笑いはいつでも悲しい事と同じ
この手がすべてをなくしたように
私もすべてをなくしてゆくのね
小さな手

この歌について山本さんはこう言う。 「小さな手は自分。自分はこんな小さな手をしているのに、どうやって生きてきたかというと、もし不幸があったらこの手で抱えられないし、もし幸せというものがあったら、この手ではこぼれてしまうだろう。つまりこの小さな手は自分なんだ・・・。自分はこんなのね。笑っちゃうじゃないか・・・という詩」

改めてこの「小さな手」を検索してみると、アルバム「断絶」に納められていた曲だという。そ140518danzetsu して「断絶」は1972年5月25日に発売された陽水のファーストアルバム。
このアルバムに続いて2nd「陽水II センチメンタル」(1972年12月10日発売)、3rd「氷の世界」(1973年12月1日発売)、4th「二色の独楽」(1974年10月1日発売)と続いていく。 
井上陽水といえば、この5月21日に「氷の世界 40th Anniversary Special Edition」というデジタルリマスター盤が発売になるというので予約してしまった。
最近、改めて、陽水の初期の作品、「断絶」「陽水Ⅱセンチメンタル」などを聞いている。
何度も同じ事を書くが、陽水も小椋佳も喜多郎も、初期の作品の方が自分は好き・・・。

手を歌った歌は多い。このサイトでも、森山良子の「ふたつの手の想い出」(ここ)、や高橋真梨子の「掌」(ここ)などを取り上げたことがある。どれも心に沁みる・・・

先日、ちょうど6ヶ月になる孫が初めて遊びに来た。赤ん坊の泣き声は、こんなにデカかったかとビックリした・・・。外に出ると泣き止むというので、赤ん坊を抱いて庭に出た。周囲の景色が珍しいのか、キョロキョロしている。そして、車の窓ガラスに映った自分の姿を見て手を伸ばす・・・。ちぃっちゃな手・・・
カミさんは自分の手を見て、キレイなので苦労をしていない証拠、と言うが、この赤ん坊の手だけは、ずっとキレイなままでいるように祈ったもの・・・

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