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2014年5月27日 (火)

大辞泉「あなたの言葉を辞書に載せよう。2014」だって・・・

今日は、昨日(ここ)の続きのような話・・・。
今朝、テレビを見ていたら(2014/05/27 am7時前、TV朝日系)、小学館の辞書「大辞泉」で、「あなたの言葉を辞書に載せよう。2014」という、言葉の解釈を募集するキャンペーンを実施中だと言っていた(募集期間:2014年5月14日~6月15日ここ)。
今年のお題は「結婚」「青春」「社長」「お金」「涙」「家族」「言葉」「戦争」「前」「イケメン」の10個。その解釈をNetなどで応募して(ここ)、もし採用されると、ホントウに辞書に載るという。

面白い企画だと思って、昨年(2013年)の結果を覗いてみた。

「大辞泉」編集部が選んだ語釈のうち、自分が気に入ったものを少し挙げてみると・・・(ここより)
「愛」
・不自由になることが自然と我慢できる状態。
・未だ科学では解明されていないエネルギーの一種。行動力、思考力、及び幸福感に変換可能。

「自由」
・自分以外の家族全員が1泊2日の旅行に出かけていて、好きなテレビやゲームし放題の状態。だがそれが2泊3日になると寂しさも加味され始め不自由になる。
・その行為、結果すべてにおいて自らが責任を負うことを前提として、何かについて自らが好きに選べる態様を言う。無責任に受け取れる身勝手、好き勝手とは一線を画する。

「失敗」
・本質を見抜き、うまく向き合えたら、強い味方に変わるもの。
・成功するために避けては通れない経験。人を賢く、優しく、強く、そして前進させる。

「大人(おとな)」
・自分に非がなくても謝らなければいけない人のこと。
・経験の積み重ねでワクワクを失った者。また、未経験のドキドキを恐れて挑戦しない者。

「友だち」
・一般的には、大事なものだが、好きな女性には言われたくない一言。「あなたとはこれからも―でいましょうね」
・「親が知らない自分」を知っている人。

「カワイイ」
・特筆すべき長所の無い人、物、動物、仕草に対して肯定的である旨を伝える際に使用する言葉。
・①語彙に乏しい者が様々な愛らしさを表現する言葉。②もっとも平凡で無難なお世辞。

先日、たまたま辞書を作る2つの番組を見た。一つは映画「舟を編む」、もう一つは、NHKのETV特集「辞書を編む人たち」(2014年4月26日放送ここ)。
どちらも、辞書編纂の苦労を描いていた。ここで良く分かったのが、“言葉は生きている”ということ。同じ言葉も、若い人は全く別の使い方をしている場合があり、もしそれが継続的な位置を占めるとすると、辞書に載せる候補に挙がってくる。それらを集め、語釈を加える作業が営々と続く・・・。それは執念がなければとても出来ない作業・・・

さて今年のお題で、タモリさんはこう語釈したという(ここより)。
「結婚」~愛で始まり、やがて憎悪に変わり、感謝で終わるもの。
「お金」~世界に蔓延する命なきいきもの。

これらの語釈は、その人の人生観、経験、価値観等が反映される。なかなか奥が深い・・・
今年の言葉の語釈で、何が選ばれるか分からないが、決まったらまた話題として採り上げてみよう。
何? 自分は応募しないのかって?? もちろんしないさ。元々センスが無いし、“本性”がバレるのが怖いので・・・。ホホホ・・・。

140527dazai <付録>「ボケて(bokete)」より

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