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2014年3月 3日 (月)

昭和49年の出来事(27歳)~りりィ「私は泣いています」

自分が生まれてから順に、その年の出来事を辿るシリーズの28回目。
実はこのシリーズ(?)は2年半ぶりなのである。年齢と共に1年が短く感じられるが(ここ)、自分も27歳ともなると年毎の出来事があまり記憶に残っていない。書ける事件もそう無く、つい時間が空いてしまった。
かすかに、当時の事件を聞いて、そんな事もあったっけ・・・と思い出すくらい・・・
でも気を取り直して(?)再開してみようか・・・

自分が26歳から27歳、つまりサラリーマン6年目になった昭和49年(1974年)の出来事を、いつものようにNetで調べてみる。

この年は、3月10日に元日本兵・小野田寛郎(当時52)さんがフィリピンのルパング島で30S49 年ぶりに救出された。その小野田さんも、この1月(2014年)に91歳で亡くなった。
政治的には、田中内閣から三木内閣(12月9日)の時代。事件としては、1月31日に外務省機密漏洩事件(1972年)で、東京地裁の判決があった。アメリカではニクソン大統領がウォーターゲート事件で辞任し、8月9日フォード副大統領が大統領に就任した。
そして5月12日には、コンビニ1号店の「セブンイレブン豊洲店」が開店した。
そして北海道の「愛国-幸福」間の切符が流行った。自分も確か手に入れたもの・・・
文房具では、蛍光ラインマーカーが売り出されたという(トンボ鉛筆70円)。
新宿西口には超高層ビルの新宿住友ビル・KDDビル・三井ビルが完成。
そして長島茂雄が「巨人軍は永久に不滅です」と言って引退。一方、松井秀喜はこの年に誕生している。
もう話題にならなくなった佐藤栄作のノーベル賞の平和賞の受賞もこの年。そして、堀江謙一が5月4日にヨットによる単身無帰港世界一周に成功。
ベストセラーでは山崎豊子の「華麗なる一族」。これは自分も読んだ。映画やTVドラマも出来た。
NHKの大河ドラマは「勝海舟」。勝海舟役の松方弘樹のべらんめえ口調がキライで自分は見なかった。
映画では松本清張の「砂の器」(ここ)がヒット。これは音楽も良く、画面も美しく、今に残る名画だった。洋画では「タワーリング・インフェルノ」や「エマニエル夫人」が話題になった。上野の東京国立博物館でモナ・リザ展が開催され(4月20日~6月10日)入場者は151万人。
歌の世界では、「うそ(中条きよし)」「赤ちょうちん(南こうせつとかぐや姫)」「襟裳岬(森進一)」「二人でお酒を(梓みちよ)」「私は泣いています(りりィ)」「精霊流し(グレープ)」
「ひと夏の経験(山口百恵)」「結婚するって本当ですか(ダ・カーポ)」「昭和枯れすすき(さくらと一郎)」「黒の舟歌(加藤登紀子)」「傷だらけのローラ(西城英樹)」「よろしく哀愁(郷ひろみ)」等々。

そんな中で、当時自分がカラオケでよく歌ったりりィの「私は泣いています」を聞いてみよう。

<りりィの「私は泣いています」>


「私は泣いています」
    作詞・作曲:りりィ
私は泣いていますベッドの上で
私は泣いていますベッドの上で
あなたに会えて幸せだった
昼も夜も帰らない
あなたがいたからどんなことでも
なりふりかまわずあるいてきたの

私は泣いていますベッドの上で
私は泣いていますベッドの上で
あなたにとって愛のくらしは
とてもいやなことばかり
あなたに言われて気づいたことも
そんなところはなおしてみます

私は泣いていますベッドの上で
私は泣いていますベッドの上で
あなたは言うのもう終りだと
まさかそれはうそでしょう
あなたの言葉が私のまわりで
嵐のようにうずまいているの

私は泣いていますベッドの上で
私は泣いていますベッドの上で
あなたの幸せ願っているわ
私だけはいつまでも
あなたの幸せ願っているわ
私だけはいつまでも

(音源は、こちらがオリジナルかも・・・?)

「りりィ」はひらがなで「りり」カタカナで「ィ」の組み合わせが正式らしい。シンガーソングライターだったが、女優として活躍している。

この頃の自分は、会社の独身寮に住んで、正月は寮の同期生たちとスキー三昧。遊びといえば、当時ボウリングも流行っていたのでは・・・?
仕事では、結構全国に出張していたっけ。特に山口や北九州には良く行った。山陽新幹線は、1972年(昭和47年)に新大阪駅-岡山駅間が開業、1975年(昭和50年)に岡山駅-博多駅間が開業した、というので、この頃は、新幹線で岡山まで行って、そこから在来線の特急に乗り換え、または新幹線で名古屋まで行って、そこから寝台特急で九州や山口・徳山に行ったのを良く覚えている。今は飛行機の移動が当たり前だが、当時は仕事が終わってから出発して、寝台列車で朝に着いて、それからまた仕事・・・が普通だった。
この当時は結構仕事を楽しんでいたっけ・・・。

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コメント

こうやって並べていただくと、ほとんど記憶にあるものばかり。
ただ、思い出さないだけの出来事がやたらに多いことに気づかされますね。
ちょっと気になったのがりりィの録音。
当時はこのバージョンじゃなかったはずですが?と思って手持ちの音源を調べてみました。
間違いなく別バージョンが存在しますが、果たしてどっちが古いのか分かりません。

【エムズの片割れより】
お詳しいようで・・・。音源を追加しました。
上の音源は、最近のCDにあるもの。下に追加した音源が、たぶんオリジナルでしょう。しかし下の音源のCDは見つかりません。
でも良く分かりましたね。自分もどちを挙げようか迷ったのですが・・・。降参降参・・・

投稿: 通行人 | 2014年3月 4日 (火) 11:59

私の手持ちと同じ音源ですね。
やっぱりこちらがオリジナルですか。
当時の記憶に遡るのは難しいのですが、何とはなしに何回も聴いたような記憶なんです。

【エムズの片割れより】
自分も後の方が耳に慣れています。

投稿: 通行人 | 2014年3月 5日 (水) 00:13

「砂の器」に言及されているので一言。「砂の器」は松本清張の推理小説の中でも、傑作中の傑作で、私も大好きな作品の一つです。松本清張の小説でお気に入りの作品を一つあげろといわれれば、躊躇なくこの小説をあげるでしょう。そういうわけで、この映画が封切られたとき、早速観にいきましたが、映画としても評価が高い作品であることは承知していますが、正直がっかりしました。この作品を映画ではじめて知った人にとっては、たぶん素晴らしい映画だったのでしょうが、私にとっては、原作を読んでこの作品のトリックをすでに知っているのでわくわくしない、映画バージョンでは原作で登場する2人の別の人物が1人の人物に統合されていてこの脚色に疑問がある、丹波哲郎演じる刑事が私が原作を読んで抱いていたイメージと合わないなどということがあって、楽しめませんでした。私が得た教訓は、どんな素晴らしい作品であっても、すでに原作を読んでしまった作品については映画化されたものを観てはいけない、ということです。しかし、逆は真ならずで、映画を観て感激し、原作を読むということは決して悪いことではない、ということも事実で、私もしばしば経験しているところです。

【エムズの片割れより】
良く分かります。自分は映画しか見ていないのでこの映画の評価が高いですが・・・。
小説を読んでから映画で幻滅したことは幾らでもあります。小説の後の映画はダメですね・・・。
松本清張といえば、昔亡くなった勤労屋の叔父を思い出します。採用のための学校廻りの出張で、必ず1冊松本清張を読むと言っていました。それに引き替え、自分は小説を読まないですね~・・・。

投稿: KeiichiKoda | 2014年7月16日 (水) 10:21

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