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2014年2月 2日 (日)

「ジャネーの法則」~年をとるほど1年が早い

先日の日経新聞でこんな記事を見つけた。
「(コトバ百貨店)ジャネーの法則 年をとるほど1年が早い
「長い」といわれた今年のお正月休みも、休んでみればあっという間。で、しぶしぶ始まった1月は、気がつけば残すところあと1週間。年末に「1年早かったよね」と言った舌の根も乾かぬうちに「また1年、早いよね」なんてセリフが、挨拶代わりに飛び交っていたりする。
 実はこれ、年のせいもあるらしい。そういえば小学校で「もう3学期。1年早いよね」なんて会話はなかったし。そんな「年寄りの1年は早い」という人々の実感を、心理学で説き明かしたのが今週のお品物「ジャネーの法則」だ。「1年早いんジャネー?」とか、今にもオヤジギャグのえじきになりそうな言葉だが、実はジャネーとは19世紀のフランス人学者の名前。理屈はこうなる。たとえば50歳にとっての1年は、人生の50分の1。かたや5歳にとっては、人生の5分の1を占める。そう考えると50歳の1年は、5歳の10年に匹敵。だから人生が長くなればなるほど、心理的に1年が早く感じるのだという。
 仕事のせいで今は1年が早いのかと思いきや、この先ますますスピードアップするってこと。引退したら、人生かみしめようと思っている人。そんな余裕はなさそうなので、念のため。(ライター福光恵)」(
2014/01/25付「日経新聞」b3より)

これと同じような記事を前に書いたな・・・と思って検索してみると、(ここ)にあった。
そこには、年をとるほど時間が早く感じられる原因として、「ジャネーの法則」とともに、「生物学的には「代謝」にあるという。子供は代謝が早いから時間を遅く感じ、年を取るに従って代謝が遅くなるので時間を早く感じるのだという。」と記している。

自分は勝手な解釈として、子どもの時は全てが初体験、つまり全ては事件の連続なので時間が長く感じられ、トシを取るとほとんどの事が経験済みなので、記憶に残る事件が少ない。だから時間が早く感じるのでは・・・?と思っていた。どうもそのような原理では無いらしい・・・

それにしても人間の記憶の引き出しは、素晴らしい。仕事で、40年前の入社当時のことを思い出す必要がたまにあるのだが、結構引き出しには入っているもの・・・。ひとつ思い出すと、それに釣られて、芋づる式に記憶が出てくる。これは自分でもビックリ。
老年になると、または最近流行の認知症になると、若いときの記憶は思い出しても、近くの記憶は失われるという。これも「ジャネーの法則」の応用編なのかも知れない。
ともあれ、イヤになっちゃうほど、時間が早い・・・。
でも思う。記憶に残る事件が無くて時間が早く過ぎ去って行くことは、良いことではないのか・・・と。平穏無事。何も事件がないこと。その素晴らしさを最近特に感じる・・・。

140202omuraisu <付録>「ボケて(bokete)」より

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