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2013年12月16日 (月)

安田祥子の「比叡おろし」

今日は、安田祥子の「比叡おろし」の紹介である。実は同じ記事を前に書いている(ここ)。よって2度目の紹介なのだが、録音が違う。今回のは、伴奏がピアノだけなのである。

<安田祥子の「比叡おろし」>


「比叡おろし」
  作詞・作曲:松岡正剛

風は山から降りてくる
レタスのかごをかかえて
唇はくびれていちご
遠い夜の街を越えて来たそうな
うちは比叡おろしですねん
あんさんの胸を
雪にしてしまいますえ

風は琵琶湖に落ちてくる
北山杉を下に見て
夕焼けはよそゆきマント
光る銀の靴をはいていたそうな
うちは比叡おろしですねん
あんさんの胸を
雪にしてしまいますえ

風は今夜も吹いている
死んではだめよと言いながら
さよならは小さなみぞれ
そっと京都の町に捨ててきたそうな
うちは比叡おろしですねん
あんさんの胸を
雪にしてしまいますえ
うちは比叡おろしですねん
あんさんの胸を
雪にしてしまいますえ

前の録音と違い、この録音は非常にピュアで、しみじみと、実に味わい深い・・・。自分はこっちの録音の方が好きだな・・・
この歌は、安田祥子の十八番(おはこ)であると思う。これ以上の歌唱は無いであろう。

この歌のエピソードについては、前の記事に書いたので繰り返さない。
それにしても、安田祥子はプロ中のプロ。こんな演奏は、カラオケでは到底実現できない。伴奏者との呼吸は、クラシックの演奏家ならでは・・・。

そんな素晴らしい歌手の安田祥子だが、CDは由紀さおりとのコラボがほとんどで、安田祥子ひとりでのCDはほとんど無い。これは残念!
もっともっと安田祥子の世界が評価されても良いのではないか?

今年も、本格的な冬が到来した。
歌詞は非常に難しいものの、今年の冬も、こんな歌でも聞きながら、寒さを楽しもう(?)ではないか・・・。

(関連記事)
安田祥子と小林啓子の「比叡おろし」 

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