平岡養一・田中園子の「お江戸日本橋」と「ドナウ河の漣」
昔、子供の頃にラジオから流れていた平岡養一の木琴による「お江戸日本橋」の思い出である。
前に「平岡養一の木琴~「お江戸日本橋」と「山寺の和尚さん」」(ここ)という記事と、「平岡養一の木琴による通崎睦美の「お江戸日本橋」と「チャルダッシュ」」(ここ)という記事を書いた。
しかし、今まで手に入れた音源は、いわゆる自分の言う“オリジナル”ではなかった。
それが先日、やっと“田中園子のピアノ伴奏によるオリジナル”の演奏のLPを手に入れた。しかし、いかにも盤質が悪く、聞くに堪えない音だ。でもこれがオリジナルである。
<平岡養一・田中園子の「お江戸日本橋」>
キチンと木琴の音を聴くには、やはり伴奏はシンプルなピアノがよい。演奏がシンプルであるだけに、LPの解説によると平岡養一のレパートリーは1万曲にも達していたという。
今回手に入れた、平岡養一・田中園子の2枚のLPで、「ドナウ河の漣」も木琴の音が冴え、好きになった。
<平岡養一・田中園子の「ドナウ河の漣」>
今まで、神谷百子や高橋美智子のマリンバ(ここ)(ここ)、そして、通崎睦美の木琴を聞いてきた(ここ)。
テクニック的には、若い女性陣の方がスゴイと思う。でもさすがに平岡養一の演奏は、落ち着いていて風格がある。まさに「お江戸日本橋」がよく似合う。
当サイトでも、「禁じられた遊び」のように、子供の頃に聞いた音源に色々とこだわってきた。でも今回の平岡養一探しも、オリジナルの音源に行き当たったので、今回でオシマイ。
そのうちまた、子供の頃に聞いた音を思い出したら、その音源探しを続けることにしよう・・・。
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