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2013年10月27日 (日)

田中修著「植物はすごい」中央公論新社

「人の褌(ふんどし)で相撲をとる」という諺があるが、実は今日、「Uさんの読書ノート」というカテゴリを追加した。このカテゴリは、まさに自分の読書ではなく、Uさんが送ってくれる「読書ノート(?)」の感想と紹介のコーナーである。

今朝の新聞も、読書コーナーがにぎやか。いずれ自分もこれを参考に本を読むぞ!と夢見たもの・・・。でも、自分はつくづく読書家ではないと思う。いつも「今は時間が無いから読書出来ないが、いずれ時間が取れたら思う存分に読書をするぞ!」と言うのだが、昨年来、今までよりずっと時間が取れたにもかかわらず、読書はさっぱりで、TVばかり見ている。つまり自分は読書家ではないのだ・・・。
それが、前にも書いたが(ここ)、現役時代の大先輩のUさんから、読んだ本の感想(?)の定期便が届くようになり、居ながらにして“読んだ気分”を満喫している。まあ自分のような、サボり屋には、有り難い定期便。
もちろんどんな本を読むかは、人の好み。つまり人に本を薦めると言うことは、自分の思想を相手に押し付けることになりかねないので注意が必要だが、自分のように無思想、いや本の世界が狭い人間に取ってみると、自分の知らない世界を教えてくれる良いキッカケとなるので有り難い。まあ、自分にフィットしない分野は、読み飛ばせば良い。(失礼!)

そんなワケで、幸いなことにUさんの許可も頂いたので、Uさんから送って頂いた「読書ノート」(自分は勝手にこう命名した)の内、自分なりに気になったものを紹介していこうという話である。

Uさんの読書ノートは、筆者の紹介、本の内容のエッセンス、そしてコメントと感想の3部構成。それぞれがWordのかなり長文なので、片手間では読めない。じっくりと時間の取れる方はぜひ御一読を・・・

今日は「「植物はすごい」田中修著 中央公論新社」を紹介しよう。Uさんのメールにはこうある。
「今回の紹介は「植物は、すごい」です。各位の中で、花や植物の写真を送ってくれる人々が居ます。そしてその花に鳥や虫が止まっている写真も有ります。また、猫の額のような狭い庭にも植物が芽を出します。成長し、葉を茂らせ、花を咲かせ、実がなります。
そして、幹を守る為、葉を枯らせ紅葉し落葉になります。若い時は、そんなことは当然のことで何ら興味を覚えませんでした。この年になると、それが愛おしく思えるようになります。そして、身を削って子孫を残すために、鳥や虫にその実を食べさせます。我々人間に、食物を供給し、酸素を作りだし、癒しを与えてくれます。そんな植物をもっと知ろうと言う事から本書を手に取りました。」

「「植物はすごい」田中修著 中央公論新社」のUさんの“読書ノート”のPDFはここ

自分はこの本をまだ読んでいないが、実は前にNHK「ラジオ深夜便」で氏の放送を聞き、当サイトに取り上げたことがある(ここ)。その記事の中に、氏の放送のmp3をアップしているので、もし興味を持たれた方は、その放送もお聞き下さい。

ともあれ、「植物はすごい」のである。

(関連記事)
NHKラジオ「植物って、すごい!」が面白かった 

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コメント

こんばんは。

「おじいちゃん、戦争のことを教えて」もそうですが、二冊とも良い読書案内をありがたく拝読しました。羨ましいご先輩をお持ちですね。二冊とも地元の図書館に蔵書がありましたので、早速、借出申し込みをしました。

このような中身の濃いブログを続けられることに改めて敬意を表します。

今後も是非、続々ご紹介の労をとって頂きたく、よろしくお願いします。

お返しと言っては何ですが、ちくま新書に 養老孟司著「無思想の発見」という小本があります。中條高徳著の「おじいちゃん、戦争のことを教えて」の『読書ノート』を拝読しながら、いつの間にか等閑にされている、本来、我々日本人がしかと胸の内に抱えておくべきことが、それぞれの著者の思考底流で共通していると感じました。

【エムズの片割れより】
ありがとうございます。Uさんの本も、だいぶんストックがありますので、出来れば順に・・・
今まで、本を人に勧めるのは、思想の押し付けでは?と躊躇していましたが、考えてみると、新聞の書評も同じですよね。
このコーナーは、別に自分が書評をしているわけでは無いのですが、そのうち自分も読みたいな・・・という不思議なコンセプトの記事・・・。まあ何分「他人の褌・・・」ですので。
ご紹介頂いた本も、“そのうち”チャレンジしてみま~す。

投稿: はうろ | 2013年10月29日 (火) 23:38

こんばんは。

「植物はすごい」は今日、図書館から借出して読了しましたが、ご先輩の「読書ノート」を殆ど追随するような読み方になってしまいました。それがよいのかどうかは、分かりませんが、少なくともガイダンスに沿って二度読みしたような感じでした。これにより、読書記憶が短時間のうちに補強され、短期記憶から長期記憶に送り込まれるかな?と思われました。特にジベレリン発見にかかわる日本人の二博士の話は強い印象を持ちました。

その意味で、「読書ノート」は、秀逸だと思います。何かの機会があれば、ご先輩に私からのお礼をお伝え頂けたらと思います。そのついでに昨日の養老さんの本のことにも触れて頂ければと厚かましく思っております(ただ、相当の読書量でしょうから、ご先輩の既読書に入っているのかもしれません)。

今後ともよろしくお願いします。

【エムズの片割れより】
はうろさんのせっかくの推薦なので、養老さんの「無思想の発見」をAmazonに注文しました。もっともいつ読み終わるか・・・
先輩にはお伝えしました。

投稿: はうろ | 2013年10月30日 (水) 23:23

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