千円でパソコンをTV電話化した話(Skype)
スカイプという名を“正式に”聞いたのはほんの10日ほど前(ウワサには知っていたが)。カミさんが“ウチでもスカイプを・・・”と言い出した。スカイプはNetのテレビ電話である。目的はこれから生まれる孫の顔見たい?? 「スカイプなんでたいしたことないよ・・・」と言ってはみたものの、研究・・・。
そもそもウチのPCにはカメラが無い。カメラ付きのPCを買う? 飛んでもない・・・!
ちょうど、先日手に入れたSONYのタブレット(SGPT111JP/S)があるので(当時買おうと思っていたSONYのハイレゾプレヤーHAP-Z1ESのリモコン用に先行して中古で買ったもの)、それを使おうかとまず考えた。それにはマイクもカメラも付いているので・・・
それでSONYのサイトの説明に従い、Skypeをインストール。もちろん対向試験は出来ない。
話はそれるが、タブレットには取説がない。自分は持っていないが、スマホも取説が無いという。自分で色々試しながら使い方を覚えろ、と言う。しかし自分は困った・・・。最初、そもそも電源スイッチが見つからない・・・。まあNet情報をもとに、何とか一通りは動かしたものの、あまり自分にはフィットしない事が分かった。
そんなワケで、1台では対向試験が出来ない。居間にあるDELLのデスクトップに付けるカメラを価格コムで探すと、何と千円強で売っている(ここ)。売れ筋1位の「ロジクール HD Webcam C270」というのが、千円チョット。千円なら、まあ試して使わなくなってもあきらめがつくか・・・と一番安かったAmazonに注文。それが昨夜届いた。それで昨日の夕食後に取り付けてみたワケ・・・。
まずAmazonから届いたいつもの立派な箱。開けると大きな化粧箱にWEBカメラが鎮座。たったこれだけの小さな製品に、化粧箱があまりに立派。でも取説や箱の“対応OS”を見てビックリ。自分のWin XPが対応するとは書いていない。ナヌ?間違えたか?? でもまさか・・・と思ってロジクールのサイトを見たら、対応OSにXPもあったので一安心。もうXPは相手にされていないのか??
PCのUSBにカメラをつなぐと直ぐに認識。ロジクールのサイトからドライバーをインストール。
続いて、Skypeをインストール。推奨を「次に」を押していった。最後にアカウント名とパスワードを登録して完了。
すると、あまりに素直にインストールしたせいか、PCの環境が大きく変わってしまっていた。まずIEを立ち上げると、いつものgoogleでなく、変なサイトが出てくる。慌てて元のgoogleに戻した。そして画面の右下に、何やら変な横文字の窓が開く。その名前で検索すると、これは迷惑サイトだそうで、コントロールパネルでこのプログラムを削除。そしてもう一つ、日本語変換がヘンなのに変わっている。これもNetで検索すると、中国の変換ソフトで、何かのプログラムを入れると勝手に入ってくるものらしく、同じくコントロールパネルから削除した。webカメラのコントロールパネル画面も目障りなので消した。
まあバタバタしたが、何とか環境を元に戻して、PCとタブレットのスカイプを立ち上げる。タブレットでPCのアカウントを入れると、直ぐにPCで登録した名前が表示された。そこを叩くと、直ぐにPCに呼び出しがかかり「ビデオ通話」を叩くと、通話が開通した。でもタブレット側に相手の画面が出るが、PC側にタブレットの画面が出ない。これはタブレットの初期が、映像を送らない設定になっており、カメラの×マークを叩いいて映像を送るモードに変えるとPC側にも絵が出た。
何だ、こんなものか・・・と意外と簡単。しかし問題は、表示される画面。はっきり言って、タブレットのカメラはあまりく暗く、相当の照明が必要。それに比べて、千円強で買ったロジクールのカメラは、さすがに売れているだけあって、鮮明。夜の部屋の明かりでも充分なカラー映像が出る。その感度にビックリ。送料込み、たった千円でこれだけの絵が出るとは・・・
デスクトップパソコンの場合、ウチと同じように、部屋の壁側に据え付ける例が多い。すると夜の光(照明)は、パソコンに向かっている体の後側から照らされることになる。つまりカメ ラ側から見ると、背景が部屋の照明で明るく、壁に向かっている自分の顔は、影になって暗い。するとカメラからの出力は、背景が明るいので映るが、顔は照明不足で真っ暗、の可能性が高い。タブレットの絵は、まさにこれ。つまり普通のカメラの映像。
それに比べて、ロジクールのWEBカメラは、絶対感度が高い上に、逆光補正機能やγ(ガンマ)補正などの補正で、明るい所も暗い所も鮮明。これはSONYのタブレットが悪いと言うより、ロジクールが優秀過ぎるのだろう。
結論として、夜の部屋の照明では、先のタブレットのカメラは感度不足で良い絵が出ない。それと、たまにタブレット側からの映像の送りが出来ないことがあり、またプログラムがたまに“反応無し”になる。我が家のタブレットのSkypeはどうも調子が悪い。
結局自分とタブレットは、あまり相性が良くないようだ。これはもちろん、自分がタブレットを使いこなせていないだけなのだが・・・
かくして、意外と簡単に無料のTV電話が開通した。これはもちろん通常の電話連絡にも使える。しかし問題は、どれだけTV電話を使うか・・・だ。
自分が入社した頃(1970年)、ちょうど大阪万博が開かれており、会社では当時最先端だった試作のTV電話を出品していた。まあ自分にとって、TV電話はその時から縁があるワケだが、残念ながら欲しいと思ったことは一度もない。相手の顔を見ながら話をしたいか?いや顔は見たくないし、自分の顔も見せたくない・・・。今使っているコードレス電話機であれば、トイレの中でも話が出来る。それをわざわざ自分のひどい顔を相手に見せる必要はない。
Netでみると、これを使っている人は、海外に赴任した孫の顔を見たり話をするのに使っているようだ。たぶんSkypeを使っている人の目的は、ほとんどこれではないか? 日々成長する孫の姿は、祖父母からは、見るに値する。しかしそれ以外の用途では、あまり使われていないのでは・・・??? そんな感想をもった今回のTV電話“スカイプ”ではあった。
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コメント
スカイプは遠距離にいる孫の顔を見るときのTV電話としてしか使わないのではないか、とのご指摘はほぼ正解です。我が家も孫ができたときに使い始めました。この使い方で満足しています。 他の使い方としては、高齢者と別居している子どもたちの、安否確認用、介護用に使っている人の話を聞きます。電話とは違って、顔などを見た方が安心するのではないでしょうか。 私も、ウインドウズ・ビスタ+ロジクールで始めましたが、8(エイト)になったら、カメラ・マイク・ソフトが内蔵されていました。安価な投資での、便利な道具だと思います。
【エムズの片割れより】
さっき息子宅と通じましたが、いやはや鮮明でビックリ。電話代もかからないのでこれは便利ですね。でもPCの電源を入れておかないと呼び出せないので、時間を決めておくか、メールで「おーい。始めるぞ!」と打ってから始めるしかないか・・・
投稿: カウカウ | 2013年10月19日 (土) 22:46