SONYネットジュークの時刻が狂う~NTPサーバの再設定
SONYのHDDコンポ・ネットジューク(NETJUKE)の時刻設定は、ネットを介して行っている。(もっとも自分が使っているのは、ネットジュークといってもHDDオーディオレコーダのNAC-HD1だが・・・)
自分のようにFM放送をエアチェックしている者は、その時刻の正確さは重要。それが狂い出したのに気付いたのが、自分のメモでは2012/11/4。そして2012/11/9には、1台が5秒遅れ、1台が5秒進みだった。それでSONYに電話で確認した。すると「インターネットで合わせても、精度は秒単位では合わないので、5秒位の誤差は仕方がない」との返事。おかしいな・・・。今までは時報にほぼピッタリ合っていたのに・・・。
仕方がないので、それからは、たまに手動で手持ちの電波時計に合わせていた。それが先日、Nさんから頂いたコメントで、SONYのネットジュークが標準設定している「NtpServer」のサービスが中止になっており、SONYから別のサーバに設定し直すように言われた、との情報を頂いた。(この不具合は、「エミーミュージック」のサービスが終わったとき(2013年1月17日正午)に始まった、との情報もあるが、不明・・・)
それで、Nさんから教えて頂いた“SONYから紹介されたというサーバ名”がこれ・・・
1.ntp.nict.jp
2.ntp.ring.gr.jp
3.ntp.jst.mfeed.ad.jp
つまりSONYのネットジューク各機は、NTPサーバを上記のサーバに再設定しなければ、時計が合わない。
設定は、機種で違うかも知れないが、取扱説明書を参考に、「時計合わせ」の画面で、「NTPサーバ名」を、デフォルトの「NtpServer」から上記のどれかに書き換え、「設定反映」を押す。
なお注意点としては、「.」(ドット)は、リモコンで「1(あ.@/:)」ボタンを押すと出てくる。「7」ボタンの下の「記号ボタン」の「.」ではないので注意が必要。
自分もこれに変更したら、まさにジャストの時刻に甦った。
それにしても、SONYの「精度は秒単位では合わない」という説明はウソ??
「ntp.nict.jp」のサイトを見るとこんな説明がある。
「日本標準時 に直結した時刻サーバ
[Q.2-2] 精度はどのくらいですか?
[A.2-2] サーバのタイムスタンプ精度は日本標準時に対して 10ナノ秒以内ですが、 ユーザ側で得られる精度は、途中のネットワークの混雑状況やクライアントに依存しますので、 一 概には保証できません。下のグラフは、広域イーサネットサービスを介して60kmほど離れた場所での同期精度の実測例です。家庭用のADSL などではこれより一桁程度劣化すると思われます。また、グラフの縦軸 “offset”は日本標準時との時刻差で、『100u』などは『100マイクロ秒』を意味します。なお、測定条件は、ネットワークに広域イーサネット:往復遅延(平均3.2ミリ秒, 標準偏差0.23ミリ秒)、NTPクライアント: ntpd 4.2.0/Linux (ポーリング間隔256秒) を使った例です。 」(ここより)
つまり、このグラフでは最悪800μ秒。もしネットワークの状態から1桁悪いとしても、10m秒、つまり0.01秒の精度だ。「5秒狂った」という申告に対して「その位は普通だ」と回答するSONYは困ったもの・・・
それにしても、Nさんから頂いたこの情報は有り難かった。自分のHDDオーディオレコーダ(NAC-HD1)の時刻が正確さを取り戻したのだから・・・
でもメーカーの責任はどうなんだろう? SONYのサイトに、この件の「お知らせ」が載っても良いと思ったが、見付からない。まあエアチェックしていない限り、不都合はあまり無いのかも知れないが・・・
| 0
コメント
「自社(派遣社員なら自社じゃないか?!)製品への知識が不足していて、顧客に対して適切な対応が取れない」ということですね。こまったものだ。sonyの名が泣く。
【エムズの片割れより】
先日もウォークマンからネットジュークへのデータバックアップについて問い合わせたら、「出来ません。出来ちゃうかも知れないが、出来ることにしていないので、“出来ません”としか回答出来ない」の一点張りでした。
建前のSONY??
投稿: Tamakist | 2013年7月24日 (水) 14:07
こんにちは
エムズさんもお困りだったようですね。
私はソニーに不信感があるのです。
先日MDデッキのMDS-JA333ESというソニーの
高級MDの最終形を愛用していたのですが
トレーの開閉ができなくなり購入店に相談した
ところソニーは2000年以前の製品のメンテは行わない。と断られました。
なんでも技術者が退職でいなくなったとのことです。
でもおかしいでしょう!MDはソニーが広めた規格です。
部品保有期限云々以前の問題と思います
ソニーの悪いところは自分で作った規格を
粗末に扱うところです
SACDは他のメーカーが懸命にソフト・ハードともに開発しているのにソニーはほとんどご無沙汰しています。
ILINK端子も自社では搭載していません
パナソニックはDVHSとのやり取りを確保するのでまだ搭載しています
MDS-JA333ESも販売中止から10年程度で
受け付けないのですよ
ケンウッドはL-02T パイオニアはADプレーヤーのP-3
ともなんとかユーザの修理に応じようとしています。
正直 両社ともこの不景気で大変でしょう。
ソニーよりはるかに大変だと思います
でもマインドがあります。
ソニーのように昔のオーディオは無かったことにすることはしません。
将来 VAIOや液晶TVのメンテも受け付けなくなるでしょう。
そんな会社の製品を誰が買いますか!!!
エムズさんのミュージックサーバーも後継機種
も出さずやめてしまいました。
愛用されるユーザーの気持ちを解ってほしいですね。
追伸 修理業者もMD修理できないと言ってきました。
録音済み200枚くらいあるのにどうしようかと
途方に暮れています
FMの青春アドベンチャー、FMシアターを車で
聴くのを楽しみにしていたのに
ソニーのために台無しです
他メーカーのMDデッキ中古購入を考えようかと
思っています
つい憤慨しました。
すみませんこの次は冷静にメールお送りします
【エムズの片割れより】
良~く分かります。前にSONYに電話で確認した所、サービスは「製造中止後8年間」だが、備蓄部材が無くなった時点で終了、とのことです。それに、一度でもカバーを開けたことがバレると、「改造品」扱いで、一切のサービスは門前払いとのこと。この型通りのSONYに比べ、KENWOODは、前にL-02Tで修理をお願いした際、「前に所有者が調整したらしい」というと、「弱ったな。バランスが崩れた可能性がある」と言いながら、再調整をしてくれました。SONYは、ユーザーの視点でなく、あくまで“自社のルールで動くことが善”であるようです。
MDデッキはヤフオクに幾らでも出ていますよ。自分のMDデッキも、MDの認識が出来なくなって、SONYも修理終了でしたので、ジャンク品でヤフオクに出品した所、ある人が落札して、それを修理後、高値で出品していました。技術があれば・・・ですね。
投稿: 風鈴崋山 | 2013年7月28日 (日) 10:01
ヤフオクでMD買いましょうか
またオーディオ購入の悪い癖が出てきました
【エムズの片割れより】
ご存じと思いますが、ヤフオクで買うときは、悪い評価が「0」の方を選んだ方が無難ですね・・・。
投稿: 風鈴崋山 | 2013年7月30日 (火) 20:54