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2013年7月20日 (土)

リスト編曲・ピアノ版の「ウィリアム・テル序曲」

先日、NHK FMの「広瀬悦子 ピアノ・リサイタル」という番組で、ロッシーニ作曲、リスト編曲「歌劇“ウィリアム・テル”序曲」を聞いた。これがなかなか面白い。

<広瀬悦子のリスト編曲「ウィリアム・テル序曲」>
2012/3/22~東京・上野学園 石橋メモリアルホールで収録~

これは珍しい。初めて聞いた・・・と、さっそうと録音したら、初回放送(2012/6/29放送)のときの録音がウォークマンに入っているではないか・・・。つまり、今回は再放送だったのだ。つまり、ちょうど1年前に放送されたとき、同じ番組を録音していたのだ・・・。

その時は、なぜ反応しなかった?? なぜ今ごろ、感激した??

音楽というものは面白いもので、おなじ音楽も、聞く時々で、聞き方がまるで違う。聞くときの心の状態で、受ける感動がまるで違う。よって前から持っている音源でも、改めて「これは素晴らしい」と思ったりする。
自分の場合、PCM録音機(SONY NAC-HD1)でランダム再生を良く聞くので、ときおり昔録った音楽を、「これは!」と、改めて見直したりする。まあそれはそれで楽しいのだが・・・

この音楽に話を戻すと、リストはベートーヴェンの交響曲をはじめ(ここ)、数多くの管弦楽曲をピアノに編曲している。リスト自身が、ピアニストとしてコンサートで弾く目的もあったのだろう。
ピアノの達人の編曲だけあって、それはもの凄い。
この「ウィリアム・テル序曲」を聞いても、数十人のオーケストラの音楽をたった一人のピアノが再現している。
しかし名曲と言われている曲ほど、編曲者にとっても演奏者にとってもツラいもの。つまりあまりに聞き慣れた曲なので、少しの間違いでも聞く方にバレてしまう。少しのミスタッチでも、聞き手は違和感を覚えてしまう・・・
まあ、そんな意地悪な聴き方をしなくても、この演奏はすごい・・・。
なお、この曲のピアノ版のCDは一つしか出ていないようである。珍しい演奏をじっくりと聞いてみよう・・・。

付録の話だが、今日、年末恒例の「ベートーヴェンは凄い!全交響曲連続演奏会2013」(ここ)のチケットが発売された。昨年は、5000円の席をヤフオクで手に入れて“様子を見130720beethoven に”行ったが(ここ)、今年は、試しに特等席で聞いてみようと思った。よって発売開始の今日(2013/07/20)午前10時に、近くのセブンイレブンのチケット売り機の前に陣取った。そして午前10時に受け付け開始。何度か「回線が混んでいます・・・」という表示が出たが、何度か試しているとつながった。
2万円のS席を1枚。席が表示されるので、持って行った場内の座席表で確認。1階の通路側だった。どうも、「チケットぴあ」の発券システムは、早い順に、ある定義による「良い席」から売るようになっているらしい。今回のベートーヴェン全交響曲連続演奏会は、11時間という長丁場のため、出入りが自由な通路側の席が人気があるので、それを最初に発券したようだ。
かくして今年のチケットは手に入った。あとは年末を待つだけ・・・。やれやれ・・・

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コメント

こんばんは

年末のお楽しみゲットおめでとうございます。
しかしです、11時間なんて信じられません、演奏者は交代しながらですか、食事はどうするのですか、分からないことだらけです???
私は七番が一番好きです。

東京文化会館は最後に行ったのは・・・思い出せません。
フィッシャーディスカウやエリーアメリング、アイザックスターン、アンドレス・セゴビアなどなど若かりし頃に行きました。
遠いので大変でした、今はもう出かける元気がありません。トホホ

【エムズの片割れより】
文化会館は、自分も昨年末、数十年ぶりに行きました。
コンサートは、指揮者は同じですが、オケのメンバーは、都度交代します。
もちろん間に食事休憩などがあり、出入りは自由になっています。それでも長丁場で、途中で帰る人や、途中から来る人もいます。

投稿: 空 | 2013年7月21日 (日) 21:55

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