このところの「不眠」・・・
ここ1年ほど、不眠に囚われている。まあ寝付きは良いのだが、ほんの1時間半も経つと目が覚めてしまう。まあ対策は色々やっているが・・・。
それが、“1年前から始まった”とばかり思っていたら、blogとは何とも便利な日記帳なので、「夜中」で検索してみると、2010年7月 8日に「「睡眠」~このやっかいなもの・・・」(ここ)という記事を書いていた。
それ以降、何度か同じ話を書いている。
つまり、自分の不眠症は、何と3年も前から始まっていたのだ・・・!(この思い込みは既に“ビョーキ”だな・・・)
先日、新聞の広告で、厚労省の「e-ヘルスネット」というサイトに不眠症の事が載っている事を知り、覗いてみた。
「不眠症は国民病
日本人を対象にした調査によれば、5人に一人が「睡眠で休養が取れていない」、「何らかの不眠がある」と回答しています。加齢とともに不眠は増加します。60歳以上の方では約3人に一人が睡眠問題で悩んでいます。そのため、通院している方の20人に1人が不眠のため睡眠薬を服用しています。不眠症は特殊な病気ではありません。よくある普通の病気なのです。」(ここより)
「年齢とともに睡眠が変化する
年齢とともに体力が落ち、老眼になり、白髪が増えます。それと同じように睡眠にも変化が生じます。
第一の変化は、高齢者では若い頃にくらべて早寝早起きになることです。これは体内時計の加齢変化によるもので、睡眠だけではなく、血圧、体温、ホルモン分泌など睡眠を支える多くの生体機能リズムが前倒しになります。したがって、高齢者の方の早朝覚醒それ自体は病気ではありません。眠気が出たら床につき、朝方に目が覚めて二度寝ができないようであれば床から出て朝の時間を有意義に使いましょう。
第二の変化は、睡眠が浅くなることです。睡眠脳波を調べてみると、深いノンレム睡眠が減って浅いノンレム睡眠が増えるようになります。そのため尿意やちょっとした物音などでも何度も目が覚めてしまうようになります。」(ここより)
この「e-ヘルスネット」というサイトは、なかなか参考になる。何せ国がやっているサイトなので、たぶん信頼が置けるだろう。
それにしても、上の図1、高齢者の睡眠のパターンは面白い。まさに自分はこれだな・・・。若者は朝まで一度も起きないが、高齢者は夜中に何度も目が覚める。そして深い睡眠が少ない。(だからNHKラジオ深夜便が流行る??)
図2を見ると、自分のように60代の睡眠時間は6時間程度らしい。そして夜10時には寝て、朝は5時半には起きているのが平均らしい。自分とは大分違う・・・
睡眠は毎日のことだけに、いったん囚われると脱出が難しい。でもこれは、ほとんどが体質によるものではないか?
ウチのカミさんは若い頃からずっと不眠症だが、我が家系では不眠はあまり聞いたことが無い。特にお袋はうたた寝の名人で、昔家庭マージャンをしながらすぐにウトウト・・・。「お袋の番だよ」と言われると、すぐに正気に戻り、「ポン!」・・・。どこでもすぐに眠れるので、海外に行っても、時差ぼけの経験なし。そんなお袋が、「夜中に起きてしまう」と言い出して久しい。結局、これは歳と共に避けられないものらしい。
詰まるところ、不眠は「避けられないものにどう対処するか?」という哲学的な課題なのかも・・・。
夜中に目が覚めても、“哲学的課題なのでしょうがない”と思えば、また眠くなるね。何せ哲学は眠いものなので・・・!?
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コメント
エムズ様
質の良い眠りと云うのは高齢者にとって難しいものですね。私はほぼ毎日1時間泳ぎますので草臥れます。それでも泳いだ日そうでない日関係なく2時間位で目が覚めてしまいなかなか眠りに戻れず、結局軽い睡眠薬をお医者様より頂くようになりましたらぐっすり6時間途中目が覚めることなく朝を迎えるようになりました。
眠れるというこの幸せ、目が、耳が、歩行が、それぞれ歳をとると衰えます。睡眠もメガネ、補聴器、歩行器同様に頼って良いのではないかと思っています。
【エムズの片割れより】
そうですよね。
結局、眠るのにも体力が要るということです・・・。
自分も最近は諦めて、夜中に起きると薬を1/4錠飲んでいます。薬で良い状態が保てるのであれば、年齢的に薬害などは二の次で良い気がしています。
投稿: 名前?忘れた | 2013年7月25日 (木) 10:54