「常用しているサプリ・健康食品ベスト20」
先日の朝日新聞にこんな記事があった。
「(beランキング)常用しているサプリ・健康食品
「食事でとる」が基本だけど…
近所のドラッグストアが「お好きな1点20%オフ!」のクーポンを配ると、レジにはサプリメントや健康食品(以下「サプリ」)を買い求める人の行列ができます。比較的高価な商品が多い上、絶対必要ではないが興味がなくもない心理がくすぐられるのでしょうか。みなさんはサプリとどう付き合っていますか。
アンケート回答者のうちサプリを常用している、または過去に常用したことがあると答えたのは58%。残りの42%は使っていない。「普通の食事をしていれば要らない」(埼玉、70歳男性)、「使わなくてすむ生活習慣を心がけるべきだ」(千葉、37歳女性)……。
確かにその通り。なんだか肩身が狭くなってくる。記者は1年ほど前、手の爪が欠けやすいのが気になった。亜鉛、ビタミンB群のサプリを飲み始め、1袋60日分がなくなるころには爪のトラブルが減っている気がした。パッケージの文句「プリプリを目指す」にひかれて一緒に買ったコラーゲンともども、やめられないでいる。
使用者の中にも「あくまで補助で、食品から摂取するよう心がけている」(島根、46歳女性)という人は多いが、使い始めるとハマる人もいるようだ。「依存症じゃないかと思うほど服用。美容やアンチエイジングによいものには片っ端から手を出し、海外からも取り寄せます」(兵庫、49歳女性)、「十数個食べる。これが医薬品なら、薬漬け」(富山、53歳男性)。1カ月の購入費用が5千円以上という人が15%もいた。
同じ飲むなら効くと思って
ランキングの1位はビタミン類。「野菜が苦手なのでビタミン不足にならないように」(京都、46歳男性)。「口内炎がよくできるので。症状が出る回数が前より減っている」(東京、56歳女性)。
2位のブルーベリーは、デジタル機器に囲まれた現代ゆえか。「パソコン作業が多いので飲み始めた。ドライアイなどが軽減されたように思う」(福岡、62歳男性)、「視界がクリアになる」(東京、52歳女性)。
5位のグルコサミン愛好者には、活動的な中高年の姿が重なる。「おかげで登山やスキーを続けられる」(宮崎、61歳女性)、「足腰が衰えず、ハイキングも楽しんでいる」(千葉、71歳男性)。
もちろんどれも「効いた」と感じる人がいれば「効果なし」も同じぐらいいる。効果を感じずやめる人、「妻に勧められ、イワシの頭も信心のつもり」(埼玉、65歳男性)、「健康や美容への意識が高まるのが効用」(東京、46歳女性)と割り切る人、それぞれだ。
売り場で広告で、実に様々なサプリを目にするこのごろ、「種類が多すぎて、選ぶのに困惑」(千葉、63歳男性)には同感。「効能を見るとあれもこれも、とエスカレートしてくる」(東京、59歳女性)だけに「やめたほうがいい飲み合わせや、どの程度の利用がいいのか知りたい」(千葉、50歳女性)という声もある。
サプリメントアドバイザー認定制度を実施する日本臨床栄養協会理事の堀美智子さんに、サプリとのつきあい方を聞いてみた。「忘れてはいけないのは、サプリメントは基本的に食生活のバランスを補うものだということです」。薬のように即効性を求めるのはお門違いだし、病気や老化の予防が目的の場合、「効果」を感じにくくても当然だ。
サプリ同士だけでなく、医師の処方薬との飲み合わせにも要注意。「薬局にはサプリメントアドバイザーの資格を持つ人も増えていますから、ぜひ相談してください」。商品の安全性は、メーカー名や相談窓口の記載の有無などを目安に判断を。「値段が高い」という不満が多いが、原材料費を考えると安すぎる商品も薦められない。
最後に、「どうせ飲むなら体にいいと思いながら飲むほうがいいですよ」と堀さん。「プラセボ(偽薬)」効果もばかにならないからだ。アンケートでも「86歳の義母は健康食品の店に通うのが趣味。確かに元気はつらつだが、精神的効果が大きいように思う」(鳥取、54歳女性)というコメントがあった。【大庭牧子】」(2013/07/13付「朝日新聞」b2より)
<常用しているサプリ・健康食品ベスト20>
①ビタミン類 314票
体内ではほとんど作れない栄養素で13種ある。不足すると脚気など欠乏症になるが、最近は過剰摂取も問題になっている
②ブルーベリー 192
青紫の色素成分アントシアニンが目の疲労向復、網膜保護、加齢性白内障予防に効果があるとされる。
③黒酢 170
米、米こうじから作る醸造酢で必須アミノ酸が豊富。薩摩焼のつぼで発酵、醸造させる鹿児島県霧島市などが著名な産地。
④カルシウム 169
99%が骨や歯に存在し、骨の健康に重要なほか、神経の働きにも欠かせない。吸収には紫外線や運動なども関係している。
⑤グルコサミン 154
軟骨の成分で,関節の痛みなどを軽くする。エビ・カニの甲殻、貝殻に多く含まれる。コンドロイチンと併用されることも多い。
⑥鉄 139
貧血の予防や改善のため利用される。過剰にとると胃腸障害、皮膚の色素沈着を起こすことも。
⑦コエンザイムQ10 130
全身の細胞に存在し、エネルギーを作り出す際に必要な物質。抗酸化力も強い。加齢により減少する。
⑧青汁 129
葉野菜の搾り汁が主成分。βカロテン、クロロフィル、ビタミンC、食物繊維などが含まれる。
⑨EPA・DHA 124
魚油に多い不飽和脂肪酸。コレステロールや中性脂肪の減少、血栓症予防作用が期待される。
⑩コラーゲン 121
皮膚や骨などに含まれるたんぱく質の一種。美肌、骨の健康維持などを目的に利用される。
⑪乳酸菌 118
⑫コンドロイチン 106
⑬ビフィズス菌 98
⑭亜鉛 96
⑮ニンニク 94
⑯ゴマ(セサミン) 83
⑰ウコン 79
⑰ローヤルゼリ一 79
⑲アミノ酸類 70
⑳プロポリス 57
21) 食物繊維、22)ヒアルロン酸、23)葉酸、24)クロレラ、25)ビール酵母、26)ポリフェノール・・・
サプリメントという言葉。実は、自分がこの言葉を知ったのは、ほんの10年ほど前。つまり、それまではおよそサプリに縁が無かったと言うこと。
前にも書いたが、近頃目の老化が激しい。目にはブルーベリーヨーグルトやニンジンが良いと、元医師の友人から聞いたことがあるので、手っ取り早くブルーベリーのサプリを飲んでいるのだが(ここ)、その効果の程は分からない。
健康志向の食べ物、というと、亡くなった親父を思い出す。若い頃に体が弱かったという親父は、自分の体には人一倍注意を払っていた。週刊誌好きだったので、健康によい話を週刊誌で見付けると、当時デパートに行っていた弟にそれの入手を頼んでいた。日常では、雪印のチーズを、毎日一切れずつ食べたり、ビタミン剤を飲んだり、はてまたニンニクを焼いて食べてみたり・・・。
結局、自分が良いと思うことを実施することが、自身の健康にプラシーボ効果を生んでいるのだろう。
「死んでも健康になりたい」とまでは思わないが、でも病気を抱えて生きるよりは、大病知らずの方が良いに決まっている。
そろそろオマケの人生。能天気の生活態度に、なぜか憧れを持ちだした最近ではある。
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コメント
目の疲れには、やっぱり目医者の出してくれる目薬が一番、という気がします。最近行って、白内障予防とドライアイ用の2種を1日4回さしながらの、感想です。
【エムズの片割れより】
そうですか。やはり目医者に行かないとダメかな・・・
投稿: Tamakist | 2013年7月26日 (金) 02:57
生物はその時の必要な成分を必要な量だけ吸収するので、過剰摂取は無意味です。
過ぎたるは及ばざる如し。
厚労省の健康食品情報です、ご参考までに。
https://hfnet.nih.go.jp/
【エムズの片割れより】
確かに・・・・。要は、日常の食生活ですね。
投稿: メメント・モリ | 2013年7月27日 (土) 21:05