「免疫力って何?」
先日の日経新聞に、免疫についての話が載っていた。曰く・・・
「免疫力って何? ~ストレスで低下、腸内環境も影響
免疫力が高いと病気にかかりにくくなるといわれる。ひと口に免疫といっても、関わる細胞やその働きはさまざまだ。そもそも、免疫力とは何なのか。測る手法を開発した研究者がいると聞き、実際に受けてみた。専門家に免疫力を高めるために気をつけたいことなどをアドバイスしてもらった。
あなたの免疫力を測定――。東京医科歯科大学の廣川勝昱・名誉教授が開発した判定法を、30代前半、女性の記者も受けてみた。
「免疫力年齢は33~36歳。年齢相応で、ひとまずは安心できる」。廣川名誉教授は記者の検査結果を見てこう語った。普段は健康にあまり気を使っていないため、「おおむね問題なし」の結果に少しホッとした。ただ、こう付け加えた。「安全圏だけど、余力を付けられるようにもう少し高めておこう」
病原体の動き監視
免疫とは、体内に侵入した細菌やウイルスを撃退したり、がん細胞が増殖したりしないよう守る仕組みだ。この仕組みに関係する免疫細胞には、ウイルスに感染した細胞を殺すT細胞やがん細胞を退治するナチュラルキラー(NK)細胞など様々な種類がある。これらが血液に乗って体中を巡りながら病原体の動きをパトロールする。最近は動脈硬化の発生にも関わることがわかってきた。
免疫力は血液中の様々な免疫細胞の数や比率、増殖能力などからわかるという。これらの能力が衰えると、様々な病気にかかりやすくなる。健康な人から高齢者まで幅広く調べ、これらの指標から免疫力を数値化した。採った血液を調べて比べると、およその「免疫年齢」がわかる仕組みだ。 免疫細胞の働きは年を取るにつれて衰える。だが、廣川名誉教授のこれまでの研究で、80歳以上まで長生きした人は中年並みの免疫力を保っていることがわかってきた。
では、免疫力の維持には何が効くのだろうか。バランスのよい食事や適度な運動、規則正しい生活習慣などは当たり前だ。このほか最近の研究で、腸内環境も関係することがわかってきた。東京大学の一戸猛志准教授らは、マウスを使った実験で、腸内細菌が大幅に減るとインフルエンザウイルスに感染しやすくなることを突き止めた。人間でもヨーグルトを食べ続けると、インフルに感染しにくくなるという研究結果がある。
「最も影響が大きいのはストレス」(廣川名誉教授)だ。人間の体はストレスを受けると、ある種のホルモンを出して耐えようとする。ところが、このホルモンは免疫の働きを低下させる。健康によいことでも、ストレスをためると逆効果になる。
それを端的に示すフィンランドの調査がある。血圧やコレステロール値が高かった40代の男性約1200人を半分に分け、1974年から15年間追跡した。片方は最初の5年間はまじめに健康管理し、喫煙や飲酒、塩分、糖分の摂取を控え、定期的に健康診断を受けた。もう一方は何もしないまま過ごした。
まじめに健康管理したグループの方が血圧などは改善したものの、なぜか15年間の死亡者総数では多かった。「健康的とはいえ、窮屈な生活がストレスになり、免疫力を下げた可能性がある」と順天堂大学の奥村康・名誉教授はみる。最初の5年間とはいえ、ストレスによるダメージは大きいようだ。
笑ってうまく発散
「体を少し動かす程度でも、免疫は活性化される。ちんたらと感じるくらいのお手軽な運動がおすすめ」と奥村名誉教授はいう。実は、過酷なトレーニングをこなすアスリートたちは風邪をひきやすいという。激しい運動は体にとってストレスになるからだと考えられている。
ストレスを解消するには、趣味を楽しむなど人それぞれに方法があるだろう。てっとり早いのが笑うこと。米国の研究によると、喜劇を見て声を出して笑うと免疫力が高まったという。日本でもよく笑う人は免疫細胞の働きが高いという報告がある。詳しい仕組みなどは不明だが、日々笑っても損はなさそうだ。
日々のストレスを避けられたらよいが、そんな生活を送るのは難しい。責任感が強く自分自身を追い込むまじめなよい人は長生きできない傾向にあるという。免疫力を保つには、能天気で少しずぶといくらいがよさそうだ。(鴻知佳子)」(2013/02/17付「日経新聞」p15より)
話が最初から“ぶっ飛んで”恐縮だが、「能天気」という言葉が“正式に”あることを知った。
広辞苑にはこうある。「のう‐てんき【能天気・能転気】(「脳天気」とも書く)軽薄で向うみずなさま。なまいきなさま。また、物事を深く考えないさま。」
今まで自分は、隠語だろうから・・・と、「ノー天気」と書いてきたのに・・・
そう、人生は能天気が良い。サラリーマンの現役生は、能天気では色々と物議を醸すことがあるが、リタイア後は、能天気が良い。
よく、“自分は楽天家だ”などと言う人がいる。そんな人を見ると、実に羨ましい。自分はそうでないので・・・!? これも辞書を引くと、「楽天家」の反対語(対義語)は「厭世家」と言うらしい。
よって、自分は厭世家か?と思うと、どうもピンと来ない。
つまりは自分も能天気族の端くれかも??
先日、ホームに入っている83歳の叔父に電話をしたら、持病で手足の節々が痛み、それを押さえるためにステロイドをするが、免疫が落ちるので大変だ。と言っていた。
免疫=病気への攻撃力。「笑い」→「免疫力強化」→「元気で長生き」・・・??
先日発表になった2010年の都道府県別の平均寿命では、男女とも長野県がトップとか・・・。
最近、カミさんと毎朝、NHKの朝ドラ「おひさま」を見ているが、安曇野の良い風景・・・。こんなところに住むと、長生きが出来るのかも・・・
まあ単なる長生きが必ずしも良いこととは思えないが、最近少しだけ目標が出来たので、ちょっと長生きしたいな・・・と思うこの頃である。
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コメント
「ヨーグルト」には意外な薬効、利用法があります。外陰部膣炎の治療については別頁で述べましたので別な利用法を打記致しておきます。御参考になさって下さい。
高齢女性や子宮ガンなどで放射線治療を受けますと膣粘液の分泌が減少し性交痛を訴えられることがあります。専用ゼリーもありますが高価です。ヨーグルトを食べましたら、容器に付着しているヨーグルトを指で集め男性器に塗りつけますと疼痛は無くなります。安価優先駄目で元々でお試し下さい。
追伸 必ず食べた後の廃物利用をして下さい。新しいヨーグルトを使いますの残りを食べる気が無くなることがあります。
【エムズの片割れより】
アドバイス!!ありがとうございます。
投稿: 今井 龍弥 イマイ タツヤ | 2017年8月25日 (金) 04:15
エムズの片割れ様のブログは私の学校です。
今日は医学の講義?
私には無縁の内容ながら必要な方には朗報ですね。ユニークなイマイタツヤ先生のご高説の数々を 我が娘達 知人友人に紹介しまくりました。
エムズの片割れ様とイマイ先生に感謝申し上げます。
追記
特に美肌水は アトピーの酷い子を持つ次女には福音です。
エムズの片割れ様 イマイ先生 ともに
今後ともよろしくお願い致します。
投稿: りんご | 2017年8月28日 (月) 19:12
追記
私に無縁とは
言わずもがなですが イマイ先生のコメントです。
多くの方にとっては朗報と忖度致します?
投稿: りんご | 2017年8月28日 (月) 19:16