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2013年3月11日 (月)

東京フィルの「オリンピックマーチ」と五輪招致支持率

今日は東日本大震災からちょうど2年。会社では、14時46分前に「皆さん、黙祷を」というアナウンスが流れた。
ま、元気を出してマーチでも・・・

先日のNHK FMで、古関裕而作曲のオーケストラ版の「オリンピックマーチ」を聞いた。これは、東京オリンピックの1964年元日に、NHKラジオで放送された立体放送番組「オリンピックの年あけわたる」で演奏されたオーケストラ版のアーカイブ音源だそうで、森正指揮/東京フィルによる、極めて珍しいもの・・・。東京フィルの2年前の東日本大震災復興支援のチャリティーコンサートでは演奏されたらしいが、レコード化はされていない。

<森正/東京フィルの「オリンピックマーチ」>

ところで、2020年の東京五輪招致に関する“国内支持率”が何とも面白い。

先日の朝日新聞にこんな記事が・・・。
「東京五輪」に期待していますか?
 2020年夏季五輪招致をめざす東京都の招致委員会は1月、開催計画をまとめた立候補ファイルを公表しました。9月の開催都市の決定に向けて、招致活動が本格化しています。beモニターのみなさんの期待はいかに?
 20年夏季五輪の開催地は、今年9月にブエノスアイレス(アルゼンチン)で開かれる国際オリンピック委員会(IOC)の総会で決まる。16年大会に続いて立候補した東京は、昨年5月に開かれたIOCの理事会で一次選考を突破。しかし最終選考に残るマドリード(スペイン)とイスタンブール(トルコ)に、「国内支持率」で水を空けられているとされる。16年大会の落選も、国内支持率の低さが減点材料となった。
 本欄では11年8月、今回と同じテーマをbeモニターのみなさんに尋ねた。折しも、当時の石原慎太郎知事が20年大会招致への立候補を表明した翌月だ。結果は「期待する」が21%、「期待しない」が79%だった。だが、招致委員会が今年1月に発表した数字は、招致に「賛成」73%、「反対」12%だった。
130311gorin  昨夏のロンドン五輪の余韻もあるだろうが、筆者は支持率の高さに驚いた。そこでもう一度、本欄で問いかけてみたところ――。
 結果は「期待する」が37%、「期待しない」が63%。前回と比べると、確かに「期待する」が16ポイント上昇した。質問の仕方や調査方法に違いがあるにしても、招致委の「賛成73%」とはほど遠い。
・・・・・
 16年大会の招致活動のさなかに招致委員会が発表した国内支持率は70%だったが、IOCの調査結果は56%と、かけ離れていた。5日、IOCの発表した支持率は都内、全国とも約7割。前回の二の舞いとはならなかったようだ。(山田優)」(2013/03/09付「朝日新聞」b10より

一都民として、都知事が我々の納めた税金の使い道について、あんなにも権限があるのかと、今更ながら驚く。
沖縄や福島の知事のように、都民の代表=都民の総意として動くのが知事、と思っていたが、飛んでもない誤解。都民が利用しようがない南海の孤島を都税で購入して、中国との緊張状態をつくることを都民は望んでいたか?? 少なくても、都民の過半数はオリンピック招致に賛成しているか? 
お手盛りの統計で、勝手に動く都の政治。何とも分からない・・・。ま、都民が選んだ知事なので、仕方がないのかも知れないが・・・

それにしても、都の発表「賛成」73%に対して、朝日新聞のbeモニター3070人の結果は、「期待する」が37%とは・・・。
世論調査が好きなマスコミ各社。都民の公正な五輪招致賛成/反対の世論調査をしてくれないかな・・・
賛成、反対両方の立場のマスコミによる調査で、それぞれがせめて過半数を超えていれば、自分も黙っているけど・・・。おっと、招致反対のマスコミはあるのかな? マスコミ各社が賛成の立場であれば、当然世論調査も賛成が5割を越える結果になるだろうな・・・。空しい話だ・・・。
とにかく今日は、大震災で犠牲になった人たちの冥福を祈ろう。

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