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2013年1月25日 (金)

組合健保から国保に変える決断をした話

先日、今まで入っていた会社の健保を脱退し、国民健康保険に入ることを“決断”した。まあこれは保険料の節約の話で、それほど大げさなことでは無いのだが・・・

自分は今まで、ずっと会社の健保組合に入っていた。何の疑問もなく。それが昨年、今の会社での勤務時間短縮に伴い(ここ)、会社の健保をクビになったため、国保か昔の会社の健保かの二者択一で、昔の会社の健保にOBとして入り直した。

これは、昔の同期の仲間に取材したら、皆元の会社の健保に入っており、ルールでは一旦入ったら75歳まで脱退できないが、もしやめたいときには、引き落としの銀行口座を不足状態にしておけば、即刻健保から脱退させられる、という知恵を聞いたためでもあった。
当時試算したら、市の国保の保険料とほとんど同じだったこともあり、前の会社の健保に戻った。
そうしたら先日、“財政悪化のため、来年度から保険料率を上げる”との通知が来た。しかも、健康保険料は7.70%から9.00%に、介護保険料は1.00%から1.40%への大幅アップだという。つまり対前年比で19.5%アップ。
そして、同封されていた通知書に、何と“脱退希望者は申し込め”との脱退届まで付いている。脱退は許さないはずだったのに・・・。まあ、保険料2割アップでは国保との乖離が大きくなり、脱退希望者が多いだろう・・・という配慮なのか、それとも財政逼迫の主原因が、我々OBが多く金を遣っているため、その人員削減策なのか・・・

改めて市役所に、保険料について電話で問い合わせてみた。すると所得と夫婦の年齢を言っただけで、直ぐに保険料を教えてくれた。結果、自分の試算の一部が間違っており、元の会社の健保保険料は、国保よりも22%高かったことが分かった。そして、来年度の試算では、36%の違いとなる。
保険料だけを考えれば、なかなか厳しい話。それで、今回脱退届を出して、4月に国保に移ることにした。

なお、自分で国保の保険料を試算するときに必要な「所得」は、確定申告のときに計算される「所得」の数字。所得税で使われる社会保険料や医療費を控除する“前の数字”だ。これは確定申告作成のページで収入だけ記入すれば、直ぐに試算してくれる(ここ)。

会社の健保のメリットを考えてみると、①高額療養費の付加金 ②人間ドックなどの利用 ③保養所の利用 位か・・・。①の高額医療については、組合健保は自己負担額25,000円以上に還付金が出るが、国保の場合はそれが80,100円以上になるという。他にも色々と条件があるらしいが・・・。②の人間ドックは、どうせ行かない・・・。③の保養所は、懐かしいので、昔よく行った箱根の保養所に3月末に一度だけ行ってみることにした。

ついでに、今の日本の健保の仕組みがどうなっているのか、少し勉強してみた。Netで見付130125kenpo1 かったこの表が分かり易い。日本の健保の種類が良く分かる。中小企業で、健保組合が無いときに入る「協会けんぽ」の人が28%と結構多い・・・。国保は31%。(写真はクリックで拡大)

まあ単純に保険料だけで判断するのもどうかと思うが(人間ドックの費用を考えると差は縮まる?)、段々と昔の会社との縁が薄くなっていく・・・。健保の縁が切れると、あとは企業年金だけ。まあこれは一生続くが、何となく寂しいようでもあり、そろそろ縁が切れる時期かな、とも思う。
段々と自分から、昔の会社のマークが消えていくことを実感するこの頃である。これも執着・・・!?

130125panchi <付録>「ボケて(bokete)」より

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