日経の「総合企業ランキング2012」ベスト300社
今年もまた日経が上場企業の総合ランキング(NICES)を発表した。
NICESとは“企業のステークホルダー(利害関係者)に着目し、「投資家」「消費者・取引先」「従業員」「社会」の基本的な指標と企業の革新性や将来性をみる「潜在力」を組み合わせた5つの指標から企業を総合評価する。”ものだという。
それによると・・・
<総合企業ランキング2012 ベスト20社>(全300社はここ)
①(1)NITドコモ 883
②(6)セブン&アイHD 877
③(7)コマツ 868
④(2)武田薬品工業 859
④(3)キヤノン 859
⑥(35)東レ 855
⑦(4)花王 843
⑧ユニ・チャ-厶 833
⑧(35)NTT 833
⑩(11)ダイキン工業 830
⑪(33)日産自動車 826
⑫(5)資生堂 824
⑬(28)トヨタ自動車 823
⑭(8)ホンダ 816
⑮(12)KDDI 804
⑯(13)日立製作所 800
⑰(22)ベネッセHD 797
⑱(27)アステラス製薬 794
⑲(17)三菱商事 785
⑳(14)キリンHD 782
そして、我々に最も重要な「従業員(有給休暇、育児・介護休業、女性活用、定着率、多様な人材の活用の5指標)」の指標では、・・・
<従業員>
①(2)資生堂 200
②(17) 東レ 181
③(17) J・フロントリテイリング 175
④(5) NTTドコモ 174
⑤(29) マツダ 170
⑥(3) 高島屋 168
⑦(33) 曙ブレ-キ工業 167
⑦(-) 東京急行電鉄 167
⑨(29) パソナグル-プ 165
⑨(72) コマツ 165
⑪(1) ダイキン工業 164
⑪(-) 東芝 164
⑬(4) 三越伊勢丹ホ-ルディングス 162
⑬(23) 日産自動車 162
⑬(-) NTT 162
⑯(-) リケン 161
⑯(-) イオン 161
⑯(23) ベネッセホ-ルディングス 161
⑲(8) 旭硝子 160
⑳(98) NTN 158
⑳(17) 丸井グル-プ 158
⑳(37) NTTデ-タ 158
まあこれらのデ-タをどう読むかは、読み手の問題になるが、日経ではこう分析している。
「ドコモは2年連続の1位となった。米アップルのスマ-トフォン(高機能携帯電話)iPhone(アイフォ-ン)の人気に押されているが、それでも国内の携帯電話市場で5割近いシェアを持つ。認知度が高く「消費者・取引先」で高得点となったほか、外国人の採用や定年退職 者の継続雇用にも積極的で「従業員」でも上位だった。
2位のセブン&アイと3位のコマツは「潜在力」で高評価となった。セブン&アイはプライベ-トブランド(PB=自主企画)の食品や日用品を拡充して客層を広げ、コンビニの成長モデルを新たな段階に引き上げた。
コマツは中国需要の急減が逆風だが、鉱山機械が好調な中南米や豪州で補い、13年3月期も営業増益を維持する見通しだ。製品の競争力も評価されている。4位のキヤノンも製品競争力が高い。世界的なブランド力も評価されている。
上位で前回より順位を大きく上げたのが6位の東レだ。機能性を高めた繊維がカジュアル衣料向けに伸び、世界シェア首位の炭素繊維も航空機向けの需要を開拓した。
尖閣諸島を巡る日中対立の深刻化後も中国で哺乳瓶の販売が好調なピジョンは「投資家」で1位となった。ユニ・チャ-ムが総合8位となるなど内需の事業基盤を生かしながら海外で成長する企業は総じて評価が高い。
自動車大手では日産自動車が11位、トヨタ自動車が13位に順位を上げた。東日本大震災やタイの洪水に伴う一時的な減産の影響が解消した。トヨタは好調な北米販売を支えに、今期の純利益が前期比2.8倍に回復する見通しだ。」(2012/11/30付「日経新聞」より)
こんなランキングを見ると、つい現役時代の業界の会社名に目が行く。そして色々と報道されている各社の状況を踏まえ・・・、納得。
でもまあこんなランキングはホンの参考。取り上げる項目、切り口で、幾らでも変わってしまう。まあ日経というブランドを信じて、眺めているわけ・・・・
既に卒業した自分としては、あまりコメントしても仕方が無いが、若い人は何を指標に会社を選ぶのだろう・・・と、いつになっても気になる会社名ではある。(本文全部のPDFはここ)
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