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2012年10月 3日 (水)

久保木幸子・伴久美子・安田章子の「花かげ」

自分はどうも童謡「花かげ」に囚われてしまっているようである。よって、誰かが「花かげ」を歌っていると、必ず録っておく・・・。よって「花かげ」の音源も19曲になった。
自分の場合、一番好きなのは塩野雅子の歌(ここ)であることに変わりはないが、先日、NHKラジオ深夜便で、久保木幸子の「花かげ」を初めて聞いた。
録音は古いが、その清々しい歌唱に魅了された。本当に少女の歌・・・。

<久保木幸子の「花かげ」>


「花かげ」
     作詞:大村主計
     作曲:豊田義一

十五夜お月さま ひとりぼち
桜吹雪の 花かげに
花嫁すがたの おねえさま
くるまにゆられて ゆきました

十五夜お月さま 見てたでしょう
桜吹雪の 花かげに
花嫁すがたの ねえさまと
お別れおしんで 泣きました

十五夜お月さま ひとりぼち
桜吹雪の 花かげに
遠いお里の おねえさま
わたしはひとりに なりました

ふと、歌詞で、“桜”で“十五夜”・・・??と気付いた。今年の十五夜は先日の9月30日だったがのに・・・と。そうしたら広辞苑にはこうあった。
「じゅうご‐や【十五夜】
  旧暦の毎月15日の夜。三五さんごの夕。「―の月」
  旧暦8月15日の夜。秋(旧暦7・8・9月)の最中もなかに当るから仲秋といい、また、月に芋を供えるので芋名月という。古来、観月の好時節とされ、月下に宴を張り、詩歌を詠じ、民間では月見団子・芋・枝豆・栗などを盛り、神酒を供え、芒すすき・秋草の花を盛って月を祭った。」

つまり、十五夜は毎月あり、先月は中秋の名月だった・・・。大いなる勘違い・・・(=無知・・ホホホ)

121003kubokisachiko さて、久保木幸子は、昭和20年代のいわゆる童謡歌手。前にも書いたが、子どもの頃自分の家にも彼女らの童謡のSPレコードがあった。「自宅でレコードコンサートをやる」と言って親父が買ってきたもの。(結局、自分の音楽人生は、どうもそれがスタートらしいことは前に書いた(ここ))。

ついでに(失礼!)、自分が好きな他の童謡歌手でも聞いてみよう。
まずば、大御所の伴久美子・・・

<伴久美子の「花かげ」>

伴久美子の歌は、何歳の時の録音かは知らないが、何か大人びて聞こえる。お姉さんの歌・・・。

121003yasudaakiko 次に彼の安田章子。

<安田章子の「花かげ」>

この歌も、なかなかのもの。実に声がキレイ・・・。何かセーラー服を着て歌っている感じ・・・。

その安田章子も、大人になるとこうなる・・・・。まさに世界の大姉御の貫禄である(失礼!)。

<由紀さおりの「花かげ」>

シルバー族にとっては、良く分からない若い歌い手さんよりも、よっぽど昔の童謡の方がフィットするのであ~る。

121003yukiyasuda(2012/10/04追)
いやはやビックリ!? 由紀さおりの本名が安田章子だっていうことを、ウチのカミさんが知らなかった・・・・。ちなみに、由紀さおりのお姉さんが安田祥子だってことも!??

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コメント

塩野雅子の歌から5曲聴かせて頂きました。小学校時代はずっと童謡を聴いておりましたので、本当に懐かしいです。私は久保木幸子の声がこの歌に一番ぴったりしているように思われました。お嫁に行かれるお姉さまは当時としたら18歳ぐらいでしょうか。とすると妹は10歳位になりますね。まだ声変わりしていない少女の声が一番、合っているのではないかと思われました。それにしても綺麗な声で何を歌っているのか歌詞がはっきりわかります。今の少女の歌は歌詞がさっぱりわかりません。日本は一億総お子様に向かって居る様に思われます。総白痴も困りますが、総お子様も困ります。エムズ様何とかなりませんか。

【エムズの片割れより】
改めて聴いてみると、安田章子も結構良い・・・。
昨夜(10/4)、テレビ東京で、「名曲ベストヒット歌謡 」という昭和30年代~40年代のベスト歌謡を放送していましたが、ほとんど知っている歌ばかりでした。それに比べて、最近は、自分が聞ける新らしい歌がありません。もちろん最近の少女の歌にも付いて行けませんが・・・

投稿: 白萩 | 2012年10月 3日 (水) 22:49

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