「免許返す高齢者 急増」
先日、免許更新のハガキが来た。5年に一度の更新だ。
しかし、その免許を返す日がそのうちに来る・・・??
まあこんな事を話題にするとは、何とも情けないのだが、何れは来る事態。それがいつかは別にして、その辺りの情報もいちおう頭に入れておこうか・・・。
先日の新聞に、免許証を返上する高齢者が多くなっている、という記事があった。曰く・・・
「免許返す高齢者 急増~代わりの「身分証」、永久化で
運転免許証を自主的に返納する高齢者が急増している。6月までの半年間で前年の返納数の8割を超えた。返納者への支援策の広がりに加え、身分証明書となる「運転経歴証明書」が生涯有効になったためとみられる。
警察庁によると、今年1~6月の自主的な免許の返納は約5万9700件(暫定値)。2011年は約7万2700件で、上半期だけで11年の約82%に達している。過去10年では返納者の9割前後を65歳以上が占めており、今年も大半が高齢者とみられる。 背景にあるとみられるのが、免許を返納した際に受け取れる経歴証明書が、今年(2012年)4月から生涯使えるようになった点だ。新しい経歴証明書の発行数は4~6月の3ヵ月間で約3万1千件(暫定値)と、過去最多だった11年の約2万9200件をすでに上回った。
経歴証明書は、金融機関での口座開設や携帯電話を買う時に公的な身分証明書として使えるが、これまでは有効期間が発行後6ヵ月だった。再発行できず、「身分証明書がなくなる」という声も多かった。
免許の返納制度は1998年、高齢者の交通事故を減らす目的で始まったが、当初は返納数が1万~2万件台と伸び悩んだ。経歴証明書の発行や、交通事業者や自治体によるバスやタクシーの割引サービスといった支援策が始まり、09年に初めて5万件を超えた。
警察庁によると、65歳以上の免許保有者は01年に約765万人だったが、11年には約1319万人と増加。 65歳以上の高齢ドライバーによる事故も、01年の約7万7500件から11年は約10万3400件と増加傾向にある。
高齢者が運転免許証を返納する際に、身分証とともに課題となるのが、マイカーに代わる「足」の確保だ。公共交通機関が少ない地方では「生活のために免許は手放せない」という声もある。
65歳以上の高齢者が人口の3割を超す岩手県遠野市の佐々木静男さん(80)は、食材の買い出しや通院のため、隣接する花巻市内まで45分ほどの道のりを運転する。
最寄り駅は5キロほど離れている。地元交通会社のバスが自宅近くを通るが、予約しないと乗れず、年金暮らしではタクシーも使えない。「地方では免許がないと、出かけたい時に出かけられない」
佐々木さんは「次も免許を更新しようと思う」と話す。
こうした事情から、警察は高齢者の運転支援にも力を入れている。2001年に免許更新時の高齢者講習の対象を70歳以上に引き下げた。 09年からは記憶力や判断力の低下をチェックする認知機能検査を75歳以上に義務づけた。
警察庁幹部は「高齢者から一律に免許を返してもらうのではなく、問題ない人には安全運転をサポートしていく」と話す。(樫本淳、柄谷雅紀)」(2012/08/26付「朝日新聞」p38より)
先日、NHKラジオ深夜便で「祖父から学んだドイツ流生活の極意~料理研究家 門倉多仁亜」(2012/08/09放送)を聞いた。門倉さんは母親がドイツ人であり、幼少の頃ドイツの祖父母と一緒に暮らしたこともあって、ドイツ人の暮らし方について、なかなか面白い話をされていた。
その中で、まだ健在な90歳になるドイツの祖父の話をしていた。祖母が亡くなってひとり暮らしの祖父は、車の運転だけは現役。その技量を維持するために、毎朝コーヒーショップに車で行っては、コーヒーを飲んで新聞を買って帰ってくるという。
そして、“元気の源”の“彼女”の所にも車で・・・。だから車の運転は90歳になっても生き甲斐につながっているのだそうだ。
ひるがえって、我々はどうか?運転の意味は??
休日のカミさんの買い物に、“喜んで”運転手として励んでいるのが実態だろう・・。
まだ運転に関しては現役のつもりなので、今は良いが、この運転の引き際が難しい。何を持って引退を決意するか・・・
カミさんは、老人は必ず衰えるので、免許証は返上すべき、と言う。確かに他のものと違って、車は他人に危害を与える可能性があるので、キケン。いつかは返上するしかない。
カミさんに「オレはいつまで運転できそう?」と聞いてみたら、「いつまでも・・」だって。気をよくして“続き”を聞いてみたら、「ダメと言ったら、それを理由に運転を止めて、自分が運転させられそうだから・・」。・・・なるほど。実に論理的だ。
ま、そのうち、自分の衰えを自覚したときは、返上するつもり。あと20年はムリかな……??
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コメント
エムズの片割れさん、お早うございます。ラジオ深夜便を聞きながらのコメントです。先日免許証の更新に近くの小田原警察署へ行って来ました。近くにも警察署が有るのですが、即日発行なので小田原まで出かけました。ゴールド免許なので県への証紙代、写真も含め3100円でした。15分間のビデオを見て、15分間の簡単な講義でチョン。5年後の更新時は74歳、今度が最後の更新かな?何て思いながら新しい免許証をしみじみと見たのでした。何歳で返納か、悩みますね。今月は任意自動車保険も更新月、全労災、チューリッヒ、今、ソニー損保、今度はアクサか? 何十年も保険会社に奉仕したなあ! でも無事故が最高の幸せだから.....
【エムズの片割れより】
優秀ドライバーですね。当方、今回の更新は免許場に・・・!? 保険も若い頃は完璧に奉仕していましたが、ここ10年ほどは、家族ともども“活用”しています。(トホホ・・・)
投稿: アルプス | 2012年9月10日 (月) 03:10