サラ・ブライトマンの「フィリオ・ペルドゥート」と映画「英国王のスピーチ」
繰り返し書くが、NHK FMは自分の知らない色々な音楽を教えてくれるのでありがたい。世の中の常識(超有名)な音楽も、その存在に気付くのは、どこかで聞く事が必要。もちろん誰かに教わる事もあるが、自分の場合はもっぱらFM放送から・・・・
先日、クラシカル・クロスオーバー集という番組があり、サラ・ブライトマンの「フィリオ・ペルドゥート」という曲を聞いた。
これはベートーベンの交響曲第7番 第2楽章の旋律を元にしているので、馴染みの曲。しかし、その交響曲が見事に化けて(?)いる。
<サラ・ブライトマンの「フィリオ・ペルドゥート」>
サラ・ブライトマンはイギリスのソプラノ歌手、女優であり、最も有名な「タイム・トゥ・セイ・グッバイ(Time To Say Goodbye)」は1996年の発売だという。つまり自分は15年も遅れている・・・・!?
そこで、この曲が入っている「アヴェ・マリア~サラ・ブライトマン・クラシックス~」というアルバムと、一番売れているような「輝けるディーヴァ~ベスト・オブ・サラ・ブライトマン~」というアルバムをレンタルで聴いてみた。なるほど……
ところで「クロスオーバー」というのは、WIKIによると、“ジャンルの垣根を乗り越えて音楽性を融合させるスタイルを指す音楽用語”だそうで、クラシック音楽とポピュラー音楽がクロスオーバーした“クラシカル・クロスオーバー”は、このサラ・ブライトマンが老舗らしい・・・
自分は歌謡曲を他の歌手がカバーした歌も良く聞くが、クラシックをカバーした曲を聞くのもまた面白いもの。
ともあれ、今まで門外漢だったこんな新しい音楽をきくのも楽しい・・・。ぞっこん惚れ込む音楽に出会う事はもうほとんど無いが、1曲ずつでも自分のライブラリーが増えていくのは、自分の財産が増えていくのと同じ。まあ色々と聞きかじってみよう・・。
付録だが、ベートーベンの7番の2楽章と言えば、映画「英国王のスピーチ」(ここ)を思い出す。ラストシーン。ドイツへの宣戦布告を国民に伝えるスピーチで、バックに流れていたこの旋律は、身震いするほどの感動を覚えたもの。自信のない弱々しい音楽から、自信に満ちた音楽へ・・・・。まさに国王による宣戦布告を告げる音楽だった。
YouTubeにその場面があったので、聞いてみよう。日本語訳のスーパーがないけど、分かる??
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コメント
You Tubeで「The kinges speech」の映像があるのを知りませんでした。教えていただきありがとうございます。
以前にもコメントさせて頂ましたが、当方、吃音者です。還暦をすぎましたが、いまだに吃音の恐怖が残っています。
毎日のように「どもり吃音ドットCOM」の掲示板を見ていますが、今日もれんさんという高校生の方のバイトでの辛い吃音の苦しみが出ていて、どう言ってあげようかと思案していた所でした。
さっそくこれを紹介させてあげられます。
音楽は、辛い感情を癒したり消したりするのに最善です。
私自身は難聴になってしまったので、その恩恵にあずかれなくなってしまい何とも残念ですが・・。
(以前の名前はみ~こになってますが、同じ人物です。すみません)
【エムズの片割れより】
この画像に訳が付いていると、良く分かるのですが・・・。残念!
投稿: み~子 | 2012年9月 4日 (火) 03:53
映画「英国王のスピーチ」、DVDをレンタルして見てみました。いい映画でした。シンプソン夫人と結婚するため王位を捨てたエドワード8世のことは知っていましたが、エドワード8世の弟で、現在のエリザベス女王の父親にあたるジョージ6世のことはこの映画を見るまではほとんど知りませんでした。この映画のバックグランドにはベートーベンのこの曲のほか、モーツアルトの曲も、フィガロの結婚序曲をはじめいくつか流れていましたね。
なお、DVDを借りてから気がついたのですが、今週の土曜日(11/9/2013)には、BS-TBSで映画「英国王のスピーチ」が放映されるようです。私のように映画を見逃された方はこの機会にぜひご覧ください。
【エムズの片割れより】
2013/11/09(土)18:30~「BS-TBS」で放映されますね。自分も早速予約しました。もう一度、じっくりと見てみます。情報、ありがとうございました。
投稿: KeiichiKoda | 2013年11月 6日 (水) 10:38