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2012年9月26日 (水)

免許の更新に行った~高齢者講習会とは?

今日は天気も良かったので、運転免許の更新に、府中の試験場まで行ってきた。平日とあって、予想通り試験場はガラガラ。ほとんど人が居ないルートを、走るように回る・・。でも多分日曜日は、人でごった返すのだろう。

ちょうど昼食時に行ったためか、講習は少し待たされた。そこで少しショッキングなことを聞いた。
ここの試験場は69歳までで、更新時に70歳に到達する人はこの試験場ではなく、自動車学校に行って、高齢者講習を受けるのだという。
ちなみに、65歳以上の免許保持者は1300万人で、そのうち70歳以上は100万人。そしてこの高齢者講習で不適正になった人は、41人だという。講師も、適性検査を100万人もやって、不適正者がたった41人では、検査をする価値があるのかどうか・・・と、ふと漏らしていた。

HPで警視庁の高齢者講習のページを見た(ここ)。すると、講習会の内容は、座学(30分)、運転適性検査等(60分)、実車(60分)、討議(実車の反省検討)(30分)の計3時間だという。そして、その講習終了証明書を持って、免許の更新手続きをするのだそうだ。講師の話では、“70歳以上は、もうこの試験場には来ない”と言っていたが、これは自分の聞き間違いで(?)、単に事前に自動車教習所で講習を受けてから、従来通り試験場等で更新手続きをするのだそうだ。
なお、75歳以上の人は、講習予備検査と高齢者講習の両方が必要らしい。

それでは「高齢者講習」の目的は何か?・・・と検索してみると「国政モニター お答えします・高齢者の運転免許更新時の講習についてここ)」というページが見付かった。警察庁が公式に回答している。
それによると、「今回の改正は高齢者に自信を失わせ免許更新を断念させようとの意図が隠されているように思うのは老人の僻みか。」という質問に対し、警察庁は「高齢者講習の目的は、自動車等の運転や器材による検査を通じて、加齢に伴う身体機能の低下とその運転への影響を受講者一人ひとりに自覚していただき、個々の特性に応じた安全運転の方法を個別・具体的に指導することにより、高齢者による交通事故の防止を図ることにあります。」と回答している。

詳細はそのページを読んで頂くとして、やはりこの講習は“老化の現実”を自覚させることにあるらしい。まあ老化を感じていない元気な老人には、有用かも知れない。・・・が、自分のように、まだ65歳の高齢者になっていないにもかかわらず、最近身体の老化を強く感じている者には、免許返上のキッカケを与えることになるかも??まあそれが真の目的かもね!??

先日、朝日新聞の記事「免許返す高齢者 急増」について書いた(ここ)。言われるまでもなく、場合によって車は凶器と化す。自分の能力を自覚して、車を手放す時期は自分で決めなければいけない。幸い、都会では交通は何とかなる。いつかは分からないが、自分もその時は・・・・・・

それにしても、“高齢者”にカウントされる65歳という節目は大きい。自分も最近、“高齢者”という言葉が身に沁みる。
もうすぐ自分も高齢者!! ああ~~~~、とため息をついた一日であった。

(関連記事)
「免許返す高齢者 急増」

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