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2012年7月16日 (月)

ピアノの超絶技巧録音~シフラとホロヴィッツ

今日は、ピアノの超絶技巧録音の紹介である。先日、NHK FMでこんな曲を放送していた。シフラとホロヴィッツの録音。
まずジョルジュ・シフラの1954年録音による「熊蜂の飛行」から・・・。

<リムスキー・コルサコフ作曲、シフラ編曲「熊蜂の飛行」:ジョルジュ・シフラ(pf)>

この録音は、決して早送り再生をしているわけではない。この曲は、ものすごく速い指使いで有名な曲だが、それにしてもシフラが自分の編曲で演奏しているこの録音のスピードは凄まじい。

自分なりにテンポを取っていると、少しヘンな場所もあるが、よくまあこれだけ手が動くもの。それにピアノという楽器も良く追従している。

次に彼のウラディーミル・ホロヴィッツの演奏。

<スーザ作曲、ホロヴィッツ編曲「星条旗よ永遠なれ」:ホロヴィッツ(pf)>

この録音は1950年というから、ホロヴィッツ43歳の時の演奏。自身の編曲によるせいか、のびのびとした演奏。ちょっとテンポが崩れる所もあるが、それにしてもなかなかの演奏。

ホロヴィッツはイメージとして、枯れた晩年の姿が目に焼き付いているが、こんな若い演奏もあるのだ・・・。

先日、NHKスペシャルで「ミラクルボディー 内村航平」という番組があった。鉄棒の一瞬の着地の姿をハイスピードカメラで撮って分析していた。
もちろんシフラの時代では無理だが、リストの再来と呼ばれているシフラのこの指使いを、ハイスピードカメラで捉えたら、どんな指の動きになっているのか、興味津々である。

もちろん楽器は早く弾ければ良いというものではないが、技巧のひとつの指標としてよく「熊蜂の飛行」は利用される。
そういえば、映画「シャイン」でも、精神的におかしくなった主人公が、ある酒場でピアノに向かってこの曲を演奏して、周囲がビックリする場面があったっけ。

シフラの歴史的な(?)この演奏。古い録音で映像が無いのが残念だが、こんな曲を楽しむのもまた楽しいのでは・・・・

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