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2012年7月22日 (日)

デジタルラジオ~民放とNHK、協議本格化

先日の新聞に、デジタルラジオについての記事があった。(今日の記事は、自分用の備忘録・・・)

デジタルラジオ ~民放とNHK、協議本格化~設備投資の負担配分で溝
 民放ラジオ各局とNHKは、音声に加えて文字や画像を送信できるデジタルラジオ放送の開始を目指して協議を本格化させる。テレビ放送のデジタル化で空いた周波数帯を利用するもので、高音質な音楽も楽しめる。最大1000億円とされる設備投資を民放各局とNHKでどう負担するかが今後の課題になる。
 民放ラジオ局が加盟する日本民間放送連盟の井上弘会長は19日の定例記者会見で「デジタルラジオを実施すればどのようなモデルになるのか考えていく」と表明した。実現に向け「NHKとも定期的に意見交換したい」と述べ、関係者の合意形成が不可欠との考え方を強調した。
 17日に開かれた民放ラジオ主要局とNHK幹部による協議では、NHK側もデジタルラジオに前向きな姿勢を示した。ただ、設備投資についてNHKは「実際に使用する部分しか負担しない」と主張。民放各局も380億円の投資負担が上限としており隔たりがある。
 2000年度に2505億円だったラジオ局の広告収入は11年度は5割減の1247億円。高音質の音声に加え、文字データや画像を対応端末に送信できるデジタルラジオは広告価値を高める効果が期待できる。」(2012/07/20付「日経新聞」p11より)

Netでラジオを配信する時も、自分は非常に興味を持ったが、結果的には失望。つまり、自分の興味は、いかに高音質で放送されるか・・・。しかしネットラジオは、音質的には全くの期待外れだった。まあ伝送スピードもあるので、仕方がない。
それに引き替え、今回のデジタルラジオは、どのような位置付けとなるのだろう。

ふと、そう言えば前にも書いたことがあるな・・と思って、当サイトで「デジタルラジオ」で検索してみると、2011年2月7日付で「デジタルラジオ、130社が名乗り 13年実用化へ」(ここ)という記事があった。
1年半前の記事で、“13年実用化へ・・”だ。それが来年の13年を前に、未だにこんな議論。つまり、何も進んでいないという話。
これはラジオをデジタル化しても、ビジネス的にそうメリットがない、という事なのだろう。数字的にメリットがあれば、否が応でも進む。しかし放送側として、費用対効果としてメリットが見込めなければ、当然進まない。

各個人は、スマホであらゆる情報が手に入るようになった。それなのに、新たにデジタルラジオを買うだろうか?それともスマホに受信機能も入る??

自分は、当然高音質の放送を期待する。それだけがデジタルラジオへの期待値。でもたぶんそうはならない気がする。今のテレビもそうだが、デジタルになると昔のアナログ衛星放送のリニアPCMと違って、必ず圧縮が伴う。それは音質の低下につながる。でもそれを気にするのは、あまりに少数派。
よって、純粋に経済効果を考えると、“まあいつになってもスタートしないな・・・”と思ってしまう。
自分は、当面は今まで通りアナログFM放送を聞いていく。変に信号を圧縮するなら、この方が素直に聞ける。まあデジタルラジオがどんな信号で送られるのか、スタートの時期と共に圧縮形式も一応気にしておくこととしよう。

(関連記事)
デジタルラジオ、130社が名乗り 13年実用化へ

<付録>
これは本家・エムズさん(ここ)が、最近凝っている“アロマパウダーのケースの飾り”の写P10001501 真である。缶の上の絵柄を本家・エムズさん(←カミさん)が切り抜き・デザインし、自分がラミネートして、缶に貼り付ける・・・・。
これ以上、熱中しないことを祈る・・・。毎度付き合わされるので・・・・・。(写真はクリックで拡大)

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