藤沢周平の肉声
先日のNHK第2で、「カルチャーラジオ NHKラジオアーカイブス『藤沢周平』」という番組を聞いた(2012年5月8・15日AM10~)。昔のインタビュー番組を振り返っているが、藤沢周平の肉声は非常に珍しい、と言っていた。放送されていた番組は、1986年と1990年の二つの番組。
今、自分が一番読みたくて読んでいない作家が藤沢周平。老後は、悠々と藤沢周平の全作品を読みたいと思っているが、どうだろう・・・
でもそれにしては、作品数が多い。WIKIには77作品が載っている。よって全部読む、というわけには行かないな・・・。
自分が藤沢周平を“意識”し出したのは、NHKでドラマ「蝉しぐれ」を見てから。そもそも時代小説というのはあまり読んでいなかった。まあ、昭和の時代に、山岡荘八の「徳川家康」を夢中になって読んだことはあったが・・・・
でも藤沢作品は、何か郷愁があって、シルバー族には合っている。だから色々と読みたいのだが、「忙しい」という言い訳で、読めないでいる。何とも情けない・・・
昔、子どもの頃、“積ん読”が趣味だった親父の本箱に、たくさんの時代小説が並んでいた。それを横目に、チャンバラ小説のどこが面白いのか・・と思っていたものだ。しかし年をとって同じような年代に差し掛かり、にぎやかな現代小説よりも時代小説の方が好ましいと思うようになるとは、やはり自分もトシ?・・・と感じる。
言い訳の「時間が無い」の思考をストップさせるには、どのような手があるか・・・・。家での生活、自分の時間の遣い方について、ふと疑問が起きるこの頃なのである。
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コメント
実は、当方、NHKラジオアーカイブスの
ファンで、録音でないのを歩きながら
聴きました。(今週は円地文子でした)
藤沢作品はおもに短編だけ読んでいます。
民藝の芝居もみました。海鳴り に
出演するという俳優さんが、
深川江戸資料館に 役作りのため
いらっしゃいました。
実に根強い人気ですね。
【エムズの片割れより】
NHKラジオ第2を歩きながら聞いている人も居られるのですね。自分も結構聞いています。そのために、通勤途中で、音楽を聴く時間が無くなってしまいました。
藤沢周平はじっくりと読みたく、ヤフオクで中古の文庫本を買ってしまいました。当分は積ん読ですが・・・・
投稿: kmetko | 2012年6月 1日 (金) 08:47