円 広志と森昌子の「越冬つばめ」
何度も書いているが、当blogのコンセプトは、“ヘエー”。自分がFM放送を良く聞くのは、「ヘエー、そうなんだ~・・・」と、色々と教えてくれるから・・。
先日、いつものNHKラジオ深夜便の録音を聞いていたら、森昌子の「越冬つばめ」の作曲者は、何と「夢想花」で知られる歌手・円広志(まどかひろし)だと言っていた。あの「とんでとんでとんでとんで・・・・」という歌である。作曲家・篠原義彦は本名。作曲者本人の歌を聞いてみよう。
<円 広志の「越冬つばめ」>
「越冬つばめ」
作詞:石原信一
作曲:篠原義彦娘盛りを 無駄にするなと
時雨の宿で 背を向ける人
報われないと 知りつつ抱かれ
飛び立つ鳥を 見送る私
季節そむいた 冬のつばめよ
吹雪に打たれりゃ 寒かろに
ヒュルリ ヒュルリララ
ついておいでと 啼いてます
ヒュルリ ヒュルリララ
ききわけのない 女です絵に描いたような 幸せなんて
爪の先ほども 望んでません
からめた小指 互いに噛めば
あなたと痛み 分けあえますか
燃えて燃え尽き 冬のつばめよ
なきがらになるなら それもいい
ヒュルリ ヒュルリララ
忘れてしまえと 啼いてます
ヒュルリ ヒュルリララ
古い恋ですか 女ですヒュルリ ヒュルリララ
ついておいでと 啼いてます
ヒュルリ ヒュルリララ
ききわけのない 女です
オリジナルの森昌子の歌も聞いてみよう。
<森昌子の「越冬つばめ」>
自分は円広志の歌はほとんど知らない。「とんでとんで・・」という歌を少し知っているくらい。オドロキなのは、別に演歌歌手でもない円広志が、ド演歌の名曲「越冬つばめ」を作曲したということ・・・。
「越冬つばめ」は1983年8月リリースであり、円広志もその直ぐ後に自分の歌を録音したという。このような定番の名曲について、“ヘエー”と思うのは実に楽しい。
森昌子は昔からずっと自分が好きだった歌手。それだけに1986年(昭和61年)に森進一との結婚で引退した時は、山口百恵の時と同じくらい残念だった。
それだけに、引退して16年後、2001年の紅白歌合戦での復活は嬉しかった。そして期待通り、2006年に歌手としての復活宣言。しかしその後の歌手としての活動は、なかなか思うように行かなかったようだ。
自分が期待していた、昔のオリジナル曲の最録音CDも発表されていない。テレビで見ると、随分元の声が復活はしているのだが、昔の大歌手の声が頭に残っているだけに、100%満足、というまでには至っていない。
今の歌手では、自分がここまでじっくりと聞く歌手はいない。皆、還暦の歌手ばかり。それでも良いではないか・・・・。何度聞いても、昔の名曲は不滅なのである。
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コメント
円広志さんは「越冬つばめ」を始め、
沢山の歌手の方に提供されている歌を何曲もカバーされています。
森昌子さんに提供されている円広志さんの作曲では、
「雛ものがたり」が好きです。ネットで聴けますよ。
【エムズの片割れより】
円広志さんは大作曲家なのですね。
投稿: なち | 2012年5月15日 (火) 09:13
円 広志さんの
「越冬つばめ」のことを
初めて知りました。
円 広志さんの「越冬つばめ」歌、
どこか土の香りの哀愁を感じる私です、
とても素敵だなと
聴き入ってしまいました。
【エムズの片割れより】
こんな定番の名曲も、作曲者が歌うと、また別の趣がありますよね。
投稿: どんぐり | 2012年5月15日 (火) 23:35
円広志は、紳助によく「飛んで飛んで」だけで一生食ってく男といびられていたが、とんでもない。大した作曲家ではないか。驚きです。歌もなかなか聴かせる。
これからは作曲家名を以前のものも含めてすべて円広志に改めたらどうだろう。評価が一変するのではないだろうか。うつ病も「飛んで」行ってしまうぐらい人気が出そう。
【エムズの片割れより】
確かに同じ名前にしておけば良いのに・・
歌手は歌手、というプライドでしょうか??
投稿: 山下仁平 | 2012年5月19日 (土) 21:46