OECDの幸福度の指標~日本21位に低下
そろそろ幸福度のランキングは卒業しようと思うのだが・・・・。
先日のニュースで、OECDが幸福度のランキングを発表し、日本は36カ国中21位だという・・・。あまりに低いので、他の国はどうなっているのか、調べてみた。
「幸福度の指標 日本は21位に~36カ国中「生活の満足度」など評価低く
経済協力開発機構(OECD)は22日、国民生活の幸福度を評価した「より良い暮らし指標(ベター・ライフ・インデックス=BLI)」の最新版を発表した。日本は36カ国中21位(2011年は19位)。「安全」や「教育」で最高水準だったが、「仕事と生活の調和」や「生活の満足度」などの評価が低かった。 BLIは国内総生産(GDP)に代わる国民の豊かさを測る指標として、昨年から発表。今年は加盟34カ国に非加盟のロシアとブラジルも加えて指標を算出した。トップは昨年に続きオーストラリアで、ノルウェー、米国が続いた。
日本は11の評価分野のうち「安全」が調査対象国でトップ。犯罪に巻き込まれる人の少なさなどが評価された。2位の「教育」は学歴や読解力の評価が最高水準だった。
評価が34位に沈んだ「仕事と生活の調和」は、週に50時間以上働く人が29.5%に上ったことや、1日のうち余暇や睡眠、食事に充てる時間の割合が60%とOECD各国平均(64%)を下回ったことが響いた。「生活の満足度」は、国民が10段階で採点した平均値が6.1点と各国平均(6.7点)より低かった。」(2012/05/23付「日経新聞」p5より)
<OECDの「幸福度指標」ランキング~2012年>
①オーストラリア
②ノルウェー
③米国
④スウェーデン
⑤デンマーク
⑥カナダ
⑦スイス
⑧オランダ
⑨ニュージーランド
⑩ルクセンブルグ
⑪フィンランド
⑫英国
⑬アイスランド
⑭ベルギー
⑮アイルランド
⑯オーストリア
⑰ドイツ
⑱フランス
⑲スペイン
⑳スロベニア
21)日本
22)イタリア
23)チェコ
24)韓国
25)イスラエル
26)スロバキア
27)ポーランド
28)ギリシャ
29)ポルトガル
30)ハンガリー
31)エストニア
32)ロシア
33)ブラジル
34)チリ
35)メキシコ
36)トルコ
何度も書いているように、幸福度なんて人それぞれの心の問題なので、他人にどうのこうのと評価されるものではない。しかし最近、色々な指標で勝手に「幸福なはず・・」と押し付けてくる。これも同じ。(まあこれも、当サイトのように反応する方が悪いのだが・・・)
でも日本の21位はガッカリ。でも日本人は、そんなに不幸だと思っていない(よね)。
まあ韓国よりも上なのでホッとする(?)のと、ドイツ、フランスが日本よりチョットしか上でないので、許す気(?)にもなる。
でも業の深い人間は、「**が実現すればもう言うことはない」ナンテ思っていても、ついそれが実現してしまうと、直ぐに「○○が実現すればもう言うことはない」と次の目標を作ってしまい、止まるところを知らぬ。よっていつまで経っても“足ること”を知らないで、もがく・・・。それが不幸を呼ぶ。
先日、上高地を散策しながらカミさんと話した。「こんな所を二本の足で歩いていること自体が、幸せなこと・・・」
幸せとは、周囲から評価されることではなく、自分の心の内にある。よって、前にも書いた通り、加山雄三もどきに「幸せだな~」とつぶやくに限る、と思うのである。
つまり、こんな数字のデータから人の幸せを“評論”されたくない。よって、当サイトの“反応”もこれまで。(・・・と思うのだけど、自信は無い・・・)
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